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出会い編

だから、ニンジャですってば

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 天井裏の3人は意外や意外、ゼンの威圧に屈したのか大人しく姿を現した。天井から軽い身のこなしで着地した彼女らを見て、ゼンは眉を顰めた。

 「……お前達は、何者だ?」

眉をしかめるのも無理もない。
その3人の格好にはあまりにも違和感があったのだ。
彼女らは、真っ黒な衣装を見に纏っていた。その出で立ちはどこか、例の事件で出会ったジョソーだかジェソーだかに似ている。
が、問題はそこじゃない。 
真の問題は、彼女らの容姿である。
毛先のみウェーブがかった煌めく金の髪、澄んだ淡い桃色の瞳、桜色の唇に頰……そして、黒装束。
服装を除くと、その姿はゼンの良く知る人にそっくりなのだ。ゼンの護衛対象、アルカティーナに。
ゼンは、警戒心を最大限に引き上げた。
あまりにも本人に似ていて、逆に気持ち悪い。
と言うか、容姿はそっくりなのに黒装束を着ているあたりとか、図体が本人よりも遥かにでかいあたりとか……すごく違和感がある。
 眉を顰めたままのゼンの威圧を和らげるように、アルカティーナの穏やかな声が奏でられた。
 
 「わー!相変わらずクオリティーの高い変装ですねぇ」

 凄いです!と言いつつ3人によって行き、その姿を間近でマジマジと見つめ始めるアルカティーナ。
と言うか『相変わらず』って…それってつまり!?
ゼンは目を剥いた。

 「お嬢!?知り合いなのか!?」

 「はい!知り合いも何も、お友達ですよ~」

 「は!?」

 さも当然のようにお友達宣言をしたアルカティーナに、ゼンは首を傾げた。
3人が本当にアルカティーナの友達なのであれば、自分が何故彼女らに攻撃されたのかが分からなかったのだ。

 「いや…それよりも今は俺の質問に答えてくれ。お前達は一体何者なんだ?」

 頭をよぎった疑問を跳ね除けるように再び同じ質問をすると、3人のそっくりさん達は一斉にゼンを見つめ始めた。

 「「「………」」」

 「あ、悪い。質問が聞こえなかったか?お前達は何者だ?って聞いたんだが…」

 無言の圧力でゼンを威圧する3人に臆することなくそう告げたゼンを、3人は暫く見つめた後…

 「お嬢様とお友達!?やだ、嬉しいわ!」

 「本当に嬉しいわ~!でも恐れ多いというか…」

 「そうね、でも嬉しいわ!」

 「ふぇ?あ、そう言ってもらえると私も嬉しいです!」

 「「「きゃ~~!か~わ~い~い~~!!」」」

 3人は寄ってたかってアルカティーナを囲い込み、終いには撫でたり抱きついたりと、猫可愛がりをし始めた。
 
……ゼンを無視して。

 それにしても、この場面はかなりシュールである。
アルカティーナ(仮)×3がアルカティーナ(本家)を撫で回している。いわば、同じ顔が四つ。
国一番の美しさを誇る少女の顔が四つも集まれば、目に眩しい。流石はアルカティーナ。

 とは言え、このシュールな展開は更にシュールなものへと変わりつつあった。3人が一斉に、アルカティーナの頰を人差し指でツンツンし始めたのだ。

 「やだっ!この子お肌プニプニよ!」

 「何言ってるの!それを言うならスベスベよ!」

 「違う!ポメポメよ!!」

 ポメポメとは、何なのか。
詳しく聞きたいところである。
だが、このままでは拉致があかない。
そう判断したゼンは、中央であわあわしているアルカティーナを救出しに飛び込んだ。

 「お嬢、大丈夫か?おーい戻ってこーい」

 3人から解放されても暫く放心状態だったアルカティーナの前で手を振ると、彼女はハッと目を見開いた。

 「!すみません…ちょっと晩御飯のメニューを想像してました」

 「あの状況でよくそんな事考えられたな」

 「えへへ…」

 「うん。褒めてないからなー」

 ーーお嬢は将来、大物になるだろうな。

ゼンはそんな事を密かに確信していた。

 「で?あの3人は一体何なんだ?」

 3人に聞いても答えてくれる気がしないので、諦めてアルカティーナに同じ質問をしてみる。
するとアルカティーナは眩しい笑顔で。

「ジャパニーズ・ニンジャです!!」

高らかにそう告げた。

 「…悪い。質問を変える。あの3人の職業は?」

 じゃぱにーず・にんじゃ、とか何とか異国の言葉のような単語が聞こえたが、気のせいだろう。
ゼンは気を取り直してもう一度問うた。
するとアルカティーナは今度は落ち着いた様子でこう告げた。

 「だから、ニンジャですってば」

 よし、わかった。落ち着け俺。
ポカンと放心しかけたゼンだったが、何とか気を取り直してもう一度状況を把握しようとする。
が、そんな間にアルカティーナは3人をゼンの目の前まで呼び寄せていた。もう一度アルカティーナに3人について聞く間も無く、アルカティーナは3人に呼びかけた。

 「皆さーん!ゼンが皆さんのこと知りたいみたいなので、自己紹介してあげてください」

 「はい!喜んで!」

 「お嬢様のためなら喜んでさせていただきます!」

 「ちょっと君、感謝しなよ?お嬢様に言われなかったら私達、君と一切言葉を交わしてなかったと思うし」

 成る程、何となく嫌な予感はしていたが…やっぱりこいつらはお嬢の事が大好きなようだ。
そのお嬢以外とは会話はしないし、するつもりもなかった、と言うことだろうか。
と言うか、何だってお嬢のファン(?)はこんなに変なのばっかなんだ。しかも全員過激派って…どうなってんだよ。

 ゼンは内心うんざりしながらも、大人しく3人の自己紹介を聞くことにした。
すると3人はご苦労な事に、謎の大仰なポーズ(ダサい)を全身でとりながら自己紹介を始めた。

 「私達は、数年前からお嬢様の影武者としてクレディリア公爵様ご主人様に雇っていただいている正義の3人組っ…!!」

 「いざという時はお嬢様の身代わりになる覚悟の勇敢な3人組っ…!!」

 「3人合わせて~~~~」

 「「「バーサーカー!!!」」」

 どうしよう、この状況。
ただでさえ意味がわからなかったのに更に意味がわからなくなったぞ。

 最後にビシッと3人そろってポーズ(ダサい)をとったところで、自己紹介は終わったらしい。3人は満足したようにポーズをやめて元の体制へと戻った。
「わー、かっこいいですねぇ」とちょっと意味のわからない喜び方をしているお嬢は取り敢えず放っておこう。

 「…えっと、出来ればグループ名じゃなくて個人個人の名前とかを教えて欲しいんだが」

 控えめにそういってみると…

 「は?何言ってるの?お嬢様の頭に気安く触れた下衆男の分際で!」

 「そうよ!私だって触りた…コホン、私達に話しかけないで!」

 「何言ってるの!私だって触りたかっ…ウオッホン!えーー……私達はお嬢様以外とは会話もしたくないの!お嬢様以外の命令なんて聞かないし!本当はご主人様とも話したくないの!だから君とも話したくないの!わかった!?」


 「この社会不適合者共がっ!!」


 思わず叫んだら、『ああん?』と物凄いメンチを切られてしまった。そもそもお嬢以外と話したくないって…予想が当たってしまった。出来れば外れていて欲しかった。

 「と言うか、お嬢と出会う前の生活に戻ればいいじゃないか!その頃はちゃんとお嬢以外の人とも会話してたんだろ?」

 そう正論を告げると、あろうことか3人は鼻で笑い飛ばした。

 「はっ!何を言ってるの?」

 「本当に、頭がおかしいんじゃないの?そんなの…」

 「そんなの………ーー」 



 「「「忘れたに決まってるじゃない」」」


 揃って真顔でそう言ってきた彼女たちが怖い。
彼女たちは何かの病気に違いない。俺はおかしくない。正常なのは俺で、この3人がおかしいだけだ!

 ガッツを入れてゼンは言い返す。

 「お前達こそ何言ってんだ!頭がおかしいのはそっちの方だかんな!」


 「なっ…ーー」

 3人組の一人が何かを言い返そうとしたところで、アルカティーナが割って入った。

 「まぁまぁ、細かい事はいいじゃないですか」

 「「「「細かくない!!」」」」

 こんな時だけ息があった4人に苦笑しながらも、アルカティーナは彼らを諭す。

 「兎に角、みんな落ち着いて?取り敢えずゼン、さっきの話ですけどね。『バーサーカー』って言うのはグループ名じゃないですよ?」

 「は?でも『3人合わせて~~~~』とか言ってたじゃないか」

 訝しげなゼンに、アルカティーナは頷く。

 「はい。だから、3人の名前を合わせてバーサーカーなんですよ」

 「はい!?」

 「いや、ですから…このお三方は左から順番に『バー』さん、『サー』さん、『カー』さん、なんですよ。あ、勿論本名ですよ?」

 「はいぃぃ!?!?」

 どんな名前だよ!親どんな気持ちで付けたんだよ!

 内心でつっこむだけつっこんだゼンは、事実確認のために3人に聞こうとするが…。

 「えーー…じゃあ左端の貴方がバーさっ…!痛!」

 「テメェ次言ったらぶっ飛ばすぞ!」

 「じゃあ右端の貴方がカーさっ…!痛い!」

 「テメェ次言ったらぶっ殺すぞ!」

 「なら真ん中の貴方がサーさっ…!いっった!!」

 「テメェ次言ったらぶっ殺すぞゴラァ!!」

 極め付けに、3人は息をピッタリ合わせてゼンに向かって怒鳴りつけた。

 「「「その忌々しい名前で呼んでも許されるのはお嬢様だけなんだよ!消えな小僧!!」」」

 そんなこんなで、全く会話にならなかった。
ゼンは、3人に一本ずつ針で刺された肩をさすりながら首をかしげる。


 ーー『バー』さんと『カー』さんは兎も角…『サー』さんに怒られた意味がわからない!


 そんな時、理不尽とも言える怒りの矛先となったゼンを庇うように、アルカティーナが3人の前へと躍り出た。

 「もう!バーさん、サーさん、カーさん!彼は私の大切なお友達で、護衛役なのですよ!?さっきから、ゼンを針で攻撃するのはやめてくださいっ!そもそも、どうして攻撃するのです?」

 珍しく厳しいアルカティーナの口調に、バーサーカーはショックを受けたのか肩を落とした。そして重い口を開く。

 「…雇われてから数年間、毎日退屈なのよ影武者として働きたいのに、そんな機会一切ないしね」

 「でも、お嬢様ももうすぐ学園入学でしょ?そうなると自然と身の回りのトラブルが増えると思うのよ」

 「だから、お嬢様をきちんとお守りするためにご主人様に許可を貰ったの。…………お嬢様に気安く近付いたり、触れたりする男どもを半殺しまでにならして良いっていう許可を…」

  そこまで聞いて、アルカティーナとゼンは真っ青になった。そんな許可を出すなんて、何を考えているのだろうか。…まあ言うまでもなく、愛娘の平穏だけしか考えていないのだろうが。

 「もう、お父様ったら一体何を考えているのでしょうか!」

 「ああ、全くだな」

 「そこは普通、半殺しじゃなくて血祭りでしょう!?」

 「お前こそ何を考えている!!正気に戻れ!」

 もう嫌だ。帰りたい。
いや、帰るとは言っても俺はここに住んでいるんだが。取り敢えず帰りたい。
もうこの人達の相手しんどい。

 ゼンはやつれた表情でアルカティーナに耳打ちをする。耳打ちの最中、バックでバーサーカーとかいう3人組がお嬢様から離れろだのケダモノだの煩かったが、極力気にしないようにした。 

 「あの…お嬢?やっぱり半殺しはダメだろ。公爵に許可を取り消すようお願いしよう。あ、勿論血祭りも無しだからな?」

 アルカティーナもゼンの言葉に深妙な面持ちで頷く。

 「そうですね。このままだとゼンの命が危ない気がしますし」

 2人で頷きあっていると、またもやバックが騒ぎ立てた。

 「あーー!何相槌打ったんだ小僧!」

 「仲良しアピールか、小僧!」

 「許さないわよ小僧!」

 物凄い剣幕でまくし立てられたゼンは、嘆息する。
正直この3人とはあまり関わりたくないが、これから先無関係というわけにもいかないだろう。なら、せめて『小僧』呼ばわりはやめて貰いたいものだ。

 「そう言えば自己紹介がまだたったか。俺の名前は……」

 思い立って自己紹介をしようとしたゼンの言葉を、3人のうちの1人が遮った。

 「ああ。あんたの事なら知ってるよ。あんたの名前はリー……」

 「よし黙れ、今すぐ黙れ。お前達がのことを知ってるのはよーく分かったから、取り敢えず黙ってくれ!」

 ゼンが慌てて発言者の口を塞ぐが、残りの2人が空きありとばかりに続けざまに声を上げ始めた。
 
 「異常なまでに猫が好きで、いつも懐には高級煮干しを所持」

 「べつにいいだろ!放っとけ!」

 「そしてなんと!お気に入りのパジャマはネコ柄!」

 「何故お前がそれを知っている!」

 ゼンはもう口を塞ごうとするのは諦めてしまった。
何をしても無駄だろうと思ったが故だった。

 ーーしかし、どうしたものか。

 ゼンは冷や汗をかいていた。
どうやら3人組はゼンの出生を知っているらしいが、それをアルカティーナにバラされたりなどすれば、たまったものではない。それに、今の会話でアルカティーナに怪しまれてしまったかもしれない。名前を呼ばれるのを拒むなんて、よほどの事情がなければそうある話ではないだろう。
案の定、何か思うところがあったのか、アルカティーナは恐る恐ると言った様子でゼンに問いかけた。
 
 「ねぇ、ゼン…?」

 さて、どう誤魔化そうか。
ゼンはゴクリと喉を鳴らす。
そして何とか笑顔を作って、告げた。

 「どうした、お嬢」

 「わたくしも、ネコ柄パジャマが欲しいのですけど」

 ゼンは、安堵した。
そして、アルカティーナに感謝した。

 ーーどうしてお嬢はこんなに天然バカなのかと思ってたが、今回ばかりは助かった!ありがとう!

 かなり失礼なことを考えてはいるが、気にしない。
バレなければいいのだ、バレなければ。

 「ネコ柄パジャマか?だったら今度それを売ってる店に案内するか?」

 「良いんですか?是非お願いしますっ」

 目を輝かせながら感謝の言葉を告げるアルカティーナに、ゼンは自然と笑顔を浮かべていた。
なんだかんだ言って、ゼンは彼女の側にいるのに慣れていた。側にいたいとまで、思うようになっていた。
彼女の側にいると、何故かトラブルが付き物だ。
だが、それも悪くないとまで思うようになった。
ゼンは、思うのだ。
アルカティーナの笑顔が見られるならそれで良いと。

  「ちょっとまって!」

 「私達も欲しい!」

 「お嬢様とペアルッ……ネコ柄パジャマ欲しい」


 ーーまあ、トラブルが漏れなく付いてくるけどな。


 ゼンは心の中で苦笑しつつ、バーサーカーにある提案をした。

 「ならお嬢と一緒にお前達も付いてくるか?」

 「「「付いてく!!」」」

 元気よく、そして息ぴったりに頷いた3人を見ながらゼンは嬉しさを覚えた。
 お嬢以外とは会話したくないとか言いながら、俺とは会話出来てるじゃないか。

 「それにしても3人は息ぴったりだな」

 「あったぼうよ!」

 「だって私達、」

 「三つ子だしね」

 成る程、言われてみれば確かに容貌や体格がそっくりだ。双子とか三つ子は息ぴったりでそっくりだとは聞いたことがあったが、それはどうやら事実だったらしい。まあ三つ子でも無い限り、3人揃ってアルカティーナの影武者なんて出来ないだろう。
聞けば、彼女達は元々金髪と桃色の目をしていたために採用されたらしかった。なかなかこの組み合わせの持ち主がいなくて、公爵は困っていたそうだ。
因みに、金髪とは言え3人ともストレートヘアなので、毎日プロに髪を巻いてもらっている。そして更に、3人ともスッピン顔はかなり平凡な容姿なのでプロに毎日メイクをしてもらっているそうな。何しろアルカティーナが平凡な容姿では無いから致し方無いのだ。そして3人とも高身長なのだが、身長はさすがに細工できないとのことで放置されている。
本家がハイスペックだと、影武者も毎日大変だ。

 「何はともあれ、これから宜しくな」

 ゼンの快い言葉に、3人は頷いた。
どうやらゼンと敵対するのはやめにしたらしい。

 「「「うん、宜しくゼン様」」」

 それに気分を良くしたゼンは頷きかけて、あれ?と顔を顰めた。バーサーカー3人組も宜しくするのは良いのだが、結局彼女らのことは何と呼べば良いのだろうか。名前で呼ばずとも会話は成立するだろうが………ゼンとしては、『おい』や『お前』などという老夫婦の様なやり取りは避けたかった。
すると3人はゼンの表情から何かを察したのか、タイミングよくこう言った。

 「改めまして私の名前はバー。だけど、正直この名前では呼んで欲しく無いから略してバースデーケーキって呼んで」

 「略して無いよなそれ」

 バースデーケーキって何だそれ。
というゼンの呟き声はすぐにかき消された。サーが続いて発言したからである。

 「私の名前はサー。何となくこの名前嫌いだから、略してサーカスって呼んで」

 「だから略して無いよなそれ」

 サーカスって何だそれ。
というゼンの呟き声もまた、カーによってかき消される。

 「私の名前はカー。だけど、正直この名前では呼んで欲しく無いから略してカーニバルとでも呼んで」

 「俺はもう突っ込まないぞ。何故なら疲れたからだ」

 結局、彼女達のことは呼び捨てで呼ぶというラインで互いに妥協することとなった。
そしてまた、公爵が出した半殺しの許可も無事取り下げられ、日々に平穏が戻った。

 「…ってあれ?結局ニンジャって何だったんだ?」

 後日。
ニンジャについてアルカティーナから説明を受けていないことに気がついたゼンだったが、そんな些細なことはまあ良いのだ。

 ゼンにとっては、この生活がとても心地よかった。
以前の肩身の狭い、自分で自分を締め上げているかの様な堅苦しい生活からは想像も出来なかったほど。

 だから、考えもしない。

 自分の支えとなりつつある少女が、学園でどんな目に合うかなんて。

 彼女が一体どんな運命を背負っているかなんて。

 ゼンだけでは無い。
誰もがそれを考えもしないほどに。
それは、とてもとても平和な日常だったのだ。


 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 余談ですが、バーサーカーは日本で言う『忍者』のコスプレをしています。
アルカティーナはブレません。
元々忍者に憧れの念を抱いていた彼女は、バーサーカーに合うなり忍者のコスプレをさせたのです。
そして、両手を組んで『にんにん』という謎の忍者ごっこもさせました。
これは裏ストーリーなので書きませんでしたが、密かに考えていた設定なので載せてみました。
 
  ああ、もうすぐ終わりますよ、出会い編。
どうしましょう。ちょっと寂しいです。
本当なら10数話で終わる予定の章だったのに。
ここまでくると変な愛着が…笑笑
さて。
今現在、水瀬はある作業をしています。
それは、学園編に入り次第アップする予定の『登場人物設定まとめ』の作成です。
絵は描き上がったんですけどね。(ディール殿下の絵が色ぬりうまくいかなかったからアップしないでおこうとか、おっ、思ってないんだからね!)
文がもう書くこと多すぎて困ってます。
何で君たちそんなに設定濃い…っていうか何でそんなにキャラ濃いんだ!?私のせいだ、ごめんよ!

 何はともあれ、新たなメンバー「バーサーカー」をよろしくお願いします。

 因みに出して欲しいキャラ(登場回数増やして欲しいキャラ)など御座いましたら遠慮なく言って下さいませ。出しますから!

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