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ヤンスでヤンス

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 ベッドの中でヒジリは自分が何者かであるかを丁寧に説いているが、ウメボシは全く信じようとはしなかった。

「未来から来た?ヤイバ様の真似をしているのでしょうか?マスターは遮蔽装置を解除した後、地球への帰還が容易になった事でBPを貯めに地球へ戻ったはずですが・・・。ウメボシをヒジランド王代理にしましたよね?」

「いいや。そもそも遮蔽装置は私が神・・・というか精神生命体になった時に強引に解除したのだ。父さんや母さんが来てこの星の為に何かをしてくれるかもしれないという期待もあったのでね」

「精神生命体・・・。ウメボシがこの星の常識で認識する限りではそれは上位のゴーストの類ですが。マスターがそれに?」

「ああ、君もそれと同じ存在だったのだよ。星を取り囲むように意識の膜が張り巡らされて、人々の祈りや願いを聞いたり見たりしていた。それらの想いの強さが一定以上になれば私はその場所に具現化する事が出来た。そしてマナが為す奇跡以上の奇跡を発現できたのだ」

「ではウメボシはマスターとずっと一緒にいたのですか?」

「ああ、時折寂しくなるとウメボシと精神を融合させて・・・」

「精神の融合・・・。キャッ!マスター、それって・・・」

 ヒジリはこの場にイグナ達が一緒に寝ている事を思い出し咳ばらいをする。

「ゴホン。で、ある日ヤイバが不法入星をしてきた地球人相手にピンチになってな。まぁ彼の力ならその地球人を倒す事が出来たのだがとある理由で倒せなかった・・・。ヤイバは時々、心が折れてしまう事があるのだ。その時も鋼が折れるように心が折れ、私に泣いて助けを求めた。だから私は君に神の代理を頼んで神の身を捨てて人間へと戻ったのだよ」

「はぁ・・・」

「で、地球人を倒して日常生活に戻ったわけだ。私は神になる前はツィガル帝国皇帝だった。邪神の自爆で共倒れする前にナンベルを次期皇帝に任命していたのだが、人間に戻ってからは全ての肩書を捨てて生活する事に決めた。つまり無職で過ごしていたわけだ。時折冒険者として出かけ大金を手に入れて戻って来るという生活をしていたが、リツからは定職に就けと何度も言われたものだよ。ハハハ!」

「面白い話ですけど、私はそんなガミガミと言いませんわ」

 リツがヒジリの腕枕の中でそう言った。

「なんだ、起きていたのかね」

「リツならガミガミ言うど。昨日、おでがお前の焼き芋を食った時は凄く煩かった」

「勝手に自分の焼き芋を食べられたら誰だって怒ります!」

 ヒジリの股間を枕にして寝転ぶヘカティニスの頬をリツが足の指で挟んで抓ろうとすると、ヘカティニスは叩いてそれを防いだ。

 その攻防を見てヒジリは笑う。

「ハハハ!そう言えばヘカは私に甘かったな。自分の稼ぎがあるから私には何もするな、のんびりしていろと言ってくれた」

「そうだどう。そうだどう」

 そう言ってヘカはヒジリの股の間で内腿に頬ずりをした。ヒジリはくすぐったかったが我慢をする。

「男をダメにする女の典型ですわね」

 リツがフンとヒジリに背を向けて拗ねた。

「うるせぇど!お前みたいにガミガミ言ってたら誰もが・・・い、い、い、いしゅ・・・萎縮するど!」

「あら、よくそんな難しい言葉知ってましたわね」

「本を時々読むようになったかだな。ふふん」

「リツは確かに厳しかったな。君はヤイバに随分と期待し過ぎて彼を伸び伸びと育てようとはしなかった。彼が潔癖症気味になったのもそれが関係しているのかもしれん」

「酷い~!ヒジリのお話の中では私はろくでもない女じゃないですか!」

「今もろくでもない女だど、ガハハ」

「言いましたわね!」

 今にも喧嘩が起きそうなのでヒジリはふわああと白々しく欠伸をした。

「さぁて、もう寝ようじゃないか。余り煩くするとイグナが起きる」

「ヴぁ~い」

「んもう!」

 リツはヒジリにしがみ付いて鋼のような胸筋を甘噛みしてから目を閉じた。

 ヒジリは結局自分の話を誰も信じてくれなかった事を残念に思ったが、それよりも新しい未来を築けそうなこの世界への期待がそれを上回った。




 ビヨンドの闇と太陽の間でヤンスはヒジリに小さく手を振り、申し訳なさそうな顔して立っている。

「久ぶりでヤンス、ヒジリ・・・」

「ん・・・、ああここか。思い出した!遮蔽装置のスイッチを押した後、世界はどうなったね?」

「無事、一つになったでヤンスよ。ただ・・・」

「ただ?」

「世界は禁断の箱庭の作り出した歴史に引っ張られたでヤンス・・・。そして箱庭の中のヒジリの魂の片割れは、箱庭に書き換えられる前の現実世界のヒジリに引っ張られたでヤンスよ・・・」

「つまり世界は箱庭をベースにし、私の魂は箱庭の外で本来の歴史を歩んでいた私をベースにしたという事かね?」

「そうでヤンス・・・。だからヒジリが今いる世界に違和感を覚えるのは仕方がない事でヤンス。ヤンスは神と呼ばれているのに世界を正常に戻す事が出来なくて、とても恥じているでヤンス」

「気にしなくてもいい。私も神だった事があるのだ。その気持ちは解る。神は意外と何も出来ない。私に助けてと祈りながら力尽きていく子供を見て何もしてやれなかった事にどれだけ悔やんだか」

「なんなのでヤンスかね、神ってのは。神というシステムの存在がヤンスにもよくわからないでヤンスよ・・・。それからもう一つ残念なお知らせがあるでヤンス。箱庭のヒジリは虚無の力に目覚めていたでヤンスが、今のヒジリにはその力は使えないでヤンス。地球人としてのマナを拒絶する力と神としてのマナの願いを増幅させる力を現実のヒジリは持っていたでヤンスが、箱庭のヒジリが全てを飲み込む虚無の力に目覚めたせいで神の力と相殺されてしまったでヤンス」

「なんだ、そんな事かね。ヤイバと同じような虚無の力には興味あったが・・・。つまるところ私は普通の自分に戻ったという事だな」

「そうでヤンスね」

「これから私はどうなる?」

「前の記憶は徐々に薄れていき、新しい歴史を歩む事になるでヤンス」

「では私の可愛い子供たちは生まれない可能性があるのかね?」

「あるでヤンスが、その可能性は限りなく低いでヤンスな。ウフフ」

「神の力で未来を見ているのかね?」

「さぁ、それは言えないでヤンスよ。フフフ」

 ヤンスはほんの僅かな時間だけ笑顔を浮かべるとまた真顔に戻った。

「特異点である君を中心にして築かれた世界が消えてしまった事をヤンスは本当に申し訳ないと思っているでヤンス。いや、消えたというのは語弊があるでヤンスね。書き換えられたというべきでヤンスか・・・」

「気にしなくていい。私が歩んできたこれまでの世界は後悔に次ぐ後悔ばかりだった。思い出深い樹族国と戦争をし、助けるべき大事な人を助けられず、感情に任せて人を殺しもした。それに我が子を十数年放置して、父親らしい事も何一つ出来なかった。それに比べたら箱庭の中の私は如何に優秀だったか。今も彼が常に思っていた言葉が私の心にずっと響いているのだ。”皆幸せになればいい“という素朴な言葉が。彼は人との絆を大事にして、その中で自身を成長させていった。私にはそれが出来なかったのだ。上辺ではそのようにしていたが、根っこの部分では自己の利益を優先するヴィラン達となんら変わらなかったように思う。しかし、私は変われるのだ。私の中には箱庭のヒジリもいる。もう失敗は繰り返さない。寧ろ言わせてくれたまえ、運命の神よ。チャンスを与えてくれてありがとう」

 ヒジリはヤンスに敬意をこめて頭を下げる。

「そう言ってくれるとヤンスも気が楽になるでヤンス」

 頭を下げるヒジリにヤンスは嬉しくもあり、失敗したのに感謝された事に恥ずかしくなって、手をモジモジさせた。

「君は今後どうするのかね?」

 頭を上げたヒジリはヤンスの事を心配して聞く。

「ヤンスはまだこのビヨンドにいるでヤンスよ。あと千年はビヨンドに囚われるでヤンス」

「ナンセンスだ。誰がそんなバカげたルールを決めた!さぁ行くぞ、ヤンス。君の愛したあの星へ戻ろう」

 ヒジリはヤンスに手を差し出した。

「ハハッ!でもそう決まっているから無理でヤンス。それから前にも言ったでヤンスが、ここのでの記憶は残らないでヤンスよ。だからヒジリが今、そうしたいというならヤンスはその手を握ってついて行くフリをするでヤンス。今というこの一瞬をヤンスは思い出にしたいから、ヒジリの手を取るでヤンスよ・・・」

 ヤンスは寂しさから零れ落ちる涙を拭いた手でヒジリの手を握った。

「ありがとう、ヒジリ。君がいてくれたお蔭でヤンスの星は破滅から逃れる事が出来たでヤンス。知的生命体が生まれ、人々が神を欲した時から存在するヤンスは、救いを求める多くの人々に何も出来ない自分の無力さを呪い、長い間君のような存在の出現を無意識に願っていたのかもしれない。そしてその願いをマナが聞き入れてくれたんでヤンスよ。でも皮肉な事に、来てくれたヒジリはマナとは相反する存在だったでヤンスけど。ウフフフ。おっと、そろそろ君が夢から目覚める時間でヤンスよ。さようならヒジリ・・・そしてありがとう、神の願いを叶えし者・・・」




 ドォスンが綺麗だったからと言って山から強引に引っこ抜いて持って来てくれた山桜は、今は庭の片隅で葉桜となって窓の向こう側に見える。

 朝の光で鮮やかな緑が映える若葉は、内容を覚えてもいない寂しい夢の後味を和らげてくれる気がした。

「さて、起きるか。今日は樹族国で首脳会議があるな。モティはどう言い訳をしてくる事やら・・・」

 うーんと伸びをしてまだ寝ているイグナ達を見る。

「うむ、皆の寝顔はいつ見ても可愛い。皆の為に今日も一日・・・」

「ガンバルゾイ!」

 ウメボシがロボッ子ビートンのガキおやじの声真似で台詞を取ってしまったの、でヒジリはウメボシをベッドの中でヘッドロックした。

「こらー!ウメボシぃ!」

 ウメボシはヘッドロックからスルリと抜けてベッドから出る。

「うふふ、ではウメボシは朝食の準備をしてきます!」

 今日もいつもと変わらない惑星ヒジリの日常が始まった。起き上ってパワードスーツを着るとヒジリは朝の空気を吸いに庭に出る。

 東屋でぼんやりしていると城の外で喧嘩が始まったのか、囃し立てる声とどったんばったんと音がする。

「何だ?こんな朝早くから」

 ヒジリはヘルメスブーツで浮くと塀の外の乱闘騒ぎを見た。

 殴り合いはオーク同士のものだった。朝まで飲んだくれて、そのまま喧嘩になったのだろう。

「全く・・・」

 ヒジリが呆れて見つめる野次馬の中にはスカーやザックやギャラモン等の砦の戦士の姿も見える。賭けをしているのか興奮した顔で拳を握りしめていた。

「警察権を持つ者がこれでは困るな・・・」

 その乱闘に向かって小さな影が突っ込んでくる。

「あぁーっと!隻眼のオーク、眼帯を吹き飛ばされたぁーー!」

 トレードマークのビン底眼鏡。遺跡かどこかで見つけたであろう、拡声機能付きマイクを持つゴブリンはスカーによじ登った。

 スカー達は待ってました!とそのゴブリンの登場に喜ぶ。

「やっぱお前がいねぇと決闘は盛り上がらねぇぜ!ヤンス!最近ずっと見なかったから心配してたんだぞ!」

「ありがとうございます、ありがとうございます!不肖ながらこのヤンス、ゴデの街に帰って来る事ができました!おおーっと!モヒカンオークのアッパーカットが空振りーーっ!」

 ヤンスは塀の向こうに浮くヒジリを見つけると何故かサムアップをしてから眼鏡をおでこに掛けるとウィンクした。

 ヒジリはわけがわからないという顔をして肩を竦め、庭に降りる。

「ヤンスも不思議なゴブリンだな。気が付くとどこにでもいる」

「マスター、朝ごはんできましたよー!」

「うむ!直ぐに行く」

 ヒジリは顎を摩りながら歩き、ヤンスは一体何者なのかと考えながら桃色城へと入っていった。

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