249 / 279
横柄な収税吏の罠
しおりを挟む
領境いに並ぶ数多の神殿騎士を詰所の中から見て、ウィングは収税吏に皮肉を言う。
「実に物々しいですね。いっそこのまま行進して、村を焼き払ったらどうです?」
「これはこれは。神のしもべたる司祭様が、そんな物騒な事を言うものじゃありませんよ。それに遠慮せず言わせてもらいますが、病気が蔓延している村に、誰が行きたがるのです?」
フードを目深に被った収税吏は、表情一つ見えない。が、不快感は伝わってくる。恐らくはこちらの健康状態を気にしているのだろう。自分が感染するのを恐れているのだ。
「支援を送ってくれなければ、税もこれだけしか払えませんよ」
ウィングは金貨一枚を机の上に置いて、収税吏に差し出す。
「ええ! これぽっちですか? 司祭様は村人を癒しているのですよね? 住民には格安の治療費を約束しているとはいえ、流石に少なすぎますよ」
「知っているのでしょう? 村に流行る病に、祈りが効かない事を」
収税吏の肩が微妙に揺れている。笑っているのだ。
「それは、司祭様の信心が足りないから、祈りが届かないのでは? そもそも星のオーガを信仰している時点で・・・。おっと、失礼!」
神に差はない。悪神だろうが善神だろうが、他人が信仰する神を馬鹿にするのはご法度である。それをこの男は平気で破ったが、それで怒るほど狭量ではない。
「今のは聞かなかった事にしておきますよ。そんな事より、教皇様が我が領地を見放した件について何か知りませんか? 収税吏殿。どうも教皇様の与り知らぬところで、話が進んでいるように思えるのですが」
「さぁ。私はただの役人ですので」
「とはいえ、貴方は僧侶でもある。教皇庁内の話を聞いているでしょう?」
「その辺の事には疎い、という事にしておいてください。知りすぎると・・・、ねぇ? わかりますよね?」
暖簾に腕押し。まぁ分かっていた事だが、いかなる可能性も捨てない星のオーガの信徒にとって、なんにでもトライするのは当然の行為である。
これ以上ここにいるのは無意味。領境いの情報収集を兼ねて、税を払いに来たが収穫は少ない。
「こんなに神殿騎士を派遣して、野営も大変でしょうね。こんな辺鄙な村の為に莫大な税金を使って頂き、ありがとうございます。そのお金を村人の治療に使っていただければ、どんなに助かった事やら」
そう皮肉を言って立ち去ろうとしたウィングの背後で、収税吏が急に悲鳴を上げた。
「うわぁぁ! 司祭様がご乱心なされた! 神殿騎士! 今すぐ、ここに!」
驚いて振り返ってみると、収税吏が自身に【切り裂きの風】を唱えていた。切れたフードの隙間から、樹族にしては珍しく醜い男の顔が見える。男の口角は不穏な上がり方をしていた。
「なにを・・・」
そう言いかけて、現状を理解したウィングはワンドではなく、腰のエペを抜いた。
詰所に突入してきた神殿騎士の鎧の隙間をエペで突き、他の神殿騎士が躊躇している間に、突進して外に出る。
「僕に罪を被せるとは、いよいよ体裁を繕わなくなってきましたねぇ。そして自分の読みの甘さに辟易します。こうなる可能性も予測できたはずなのに」
左手を天に向け、右手一本でエペを構える司祭の先に立つのを敵は避ける。ウィングは【竜巻】という珍しい魔法の使い手だからだ。
神殿騎士が付きだしたハルバードを、背を反らして避け、間合いを詰めるとフルフェイスの隙間から目を突いた。
「イギャアアア!!」
悲鳴は他の神殿騎士を怯えさせる効果があったようだ。誰もが警戒して、ウィングに攻撃を仕掛けようとしなくなった。が、それでも包囲されている事には変わりない。
「フフッ! 三文芝居、面白かったですよ。それにしても汚い手を使いますねぇ、収税吏殿? 誰の入れ知恵ですか?」
「月並みなセリフで申し訳ないのですが、これから死にゆく貴方に教えても意味はありません。ゼッドを前に!」
どこにいたのか、大柄過ぎる戦士が足音で地響きを立てながら、神殿騎士を押しのけて前にやってきた。
「やっと俺の出番か」
オーガの騎士か? 樹族国と違って、モティは有能であれば闇側種族も騎士として採用する。あくまで道具として合理的に利用するという意味でだ。
(オーガなら魔法に弱いはず。となると僕の方が有利だ。とはいえ、そう簡単に倒せる相手をモティが用意するわけもないな)
ウィングはじっくりと大きな騎士を観察する。
フルフェイスにプレートアーマーを着込んでいる。うっすらと赤い光を帯びているところを見ると、魔法の鎧で間違いない。魔法が通りにくい可能性は大きいだろう。
そして、この手のタイプが好んで持つのが、こん棒かバトルハンマーだ。
が、彼が二刀流で段平を持っているところを見ると、純粋なパワーファイターではないという事だ。
「東の大陸の侍でもあるまいに」
「ほぉ、よくわかったな。俺は東の大陸出身だ」
「東の大陸のオーガは、小賢しい輩が多いと聞きますからね。そういった小手先の技が好きなのも頷けますよ」
「なに、サブが侍なだけだ。二刀流獲得の為にな」
「単純な攻撃力の底上げですか、浅はかですね」
「なぁ、いつまでもくっちゃべってないで、死合おうぜ」
ブロードソードの攻撃が時間差で二段、ウィングのいる場所を狙う。しかし、その攻撃は当たらない。
「残念ですね、ゼッド殿。僕は風属性なんです。回避率は高いですよ?」
「ハ! 何が残念なものか」
ゼッドは剣で砂を巻き上げて、ウィングの顔にぶつける。
「うっ!」
一瞬視界を遮られたが、オーガの剛腕から振り下ろされる剣圧を察知して、後ろに飛び退いた。地面を叩く音が二回、辺りに響き渡る。
「惜しい!」
舌打ちをするゼッドの横薙ぎ二回を、これまた躱してウィングはエペに魔力を込める。魔力はエペに沿って螺旋を描いて、剣先で突然巨大化した。
「切り裂き、巻き上げろ! 【竜巻】!」
パワーレベルを最大に上げた魔法は、砂埃で視界を遮断しつつも、周囲の神殿騎士を巻き込んでいく。
小さな災害と言ってもいい程の竜巻の中で、ぐるぐる巻き上げられる神殿騎士の悲鳴がパンニングして、どことなく奇妙な状況だ。
砂塵の中、ガシャンガシャンと鎧の音を立てて落下していく神殿騎士ではなく、ウィングは大きな影を探した。
「どこだ・・・」
晴れていく砂煙の中に、大きな影を見つける。
「いた!」
心の中で、ゼッドのズタボロになった姿を想像し、彼は予想通りそのようになっていた。下手に魔法に抵抗しようとした為に、竜巻は魔法のフルプレートを大破させ、むき出しになった彼の浅黒い肌は血に染まっていた。
全身の切り傷から出血をしているのだ。失血死してもおかしくない。それでもしっかりと地面に踏ん張って立っている姿に、ウィングは警戒する。
(動いた!)
ゼッドはまだ戦意を失っていないどころか、体力も残っていた。地面に突き刺していた剣の柄を素早く握ろうとしている。
「そうはさせない! 絡みつけ! 【蔓草】!」
阻害系土魔法の蔓が、地面からあっという間に伸びて、ゼッドの剣を取り込み、固定してしまった。
得物を持たない戦士に勝機はない、と油断したその時、ミノタウロスのような太い腕がウィングの鳩尾にめり込んだ。
「一流の戦士ってのは、格闘術にも優れているもんだ。モンクほどではないがな」
一足で詰めれる距離ではなかったのに、とウィングは胃液を吐きながら、視界が揺らぐ中思う。無駄に太いオーガの脚はそれなりの働きをするという事か。
「残念だったな、司祭様。ところで収税吏殿。この男を好きなように、なぶり殺しにしてもいいんだよな?」
鼻の低いオーガは、ウィングの両手を片手で掴んで持ち上げると、下品な笑みを浮かべて収税吏に視線を送る。
「オーガの好色にも困ったものですね。ちゃんと止めを刺すのですよ。念のため司祭の武器とワンドは没収しておきますが、油断しないでください。あと見苦しいので我らの見えないところでどうぞ」
「そんなヘマするかよ。はぁ、それにしても、綺麗な顔してんな、兄ちゃん。知ってるぜ? あんた、女になれるんだろ?」
ゼッドは無造作にウィングの白いローブをたくし上げた。白い肌が露わになる。
「まぁ、今でも女みたいに細いけどな」
そう言ってゼッドはウィングの薄桜色の乳首を軽く噛んだ。
できるならば、こういう事はオビオとしたかったと悔やみ、不快感に鳥肌が立て、ウィングは喚く。
「クッ! 気持ちの悪い。殺すなら早くしろ!」
しかし、ゼッドはそんな気は更々ないといった顔で、自分の低い鼻先を長い舌で舐めた。
「なぁ、司祭様。けつ穴掘られて痛みの中で死ぬか、女の快楽の中で死ぬか、選べよ」
「実に物々しいですね。いっそこのまま行進して、村を焼き払ったらどうです?」
「これはこれは。神のしもべたる司祭様が、そんな物騒な事を言うものじゃありませんよ。それに遠慮せず言わせてもらいますが、病気が蔓延している村に、誰が行きたがるのです?」
フードを目深に被った収税吏は、表情一つ見えない。が、不快感は伝わってくる。恐らくはこちらの健康状態を気にしているのだろう。自分が感染するのを恐れているのだ。
「支援を送ってくれなければ、税もこれだけしか払えませんよ」
ウィングは金貨一枚を机の上に置いて、収税吏に差し出す。
「ええ! これぽっちですか? 司祭様は村人を癒しているのですよね? 住民には格安の治療費を約束しているとはいえ、流石に少なすぎますよ」
「知っているのでしょう? 村に流行る病に、祈りが効かない事を」
収税吏の肩が微妙に揺れている。笑っているのだ。
「それは、司祭様の信心が足りないから、祈りが届かないのでは? そもそも星のオーガを信仰している時点で・・・。おっと、失礼!」
神に差はない。悪神だろうが善神だろうが、他人が信仰する神を馬鹿にするのはご法度である。それをこの男は平気で破ったが、それで怒るほど狭量ではない。
「今のは聞かなかった事にしておきますよ。そんな事より、教皇様が我が領地を見放した件について何か知りませんか? 収税吏殿。どうも教皇様の与り知らぬところで、話が進んでいるように思えるのですが」
「さぁ。私はただの役人ですので」
「とはいえ、貴方は僧侶でもある。教皇庁内の話を聞いているでしょう?」
「その辺の事には疎い、という事にしておいてください。知りすぎると・・・、ねぇ? わかりますよね?」
暖簾に腕押し。まぁ分かっていた事だが、いかなる可能性も捨てない星のオーガの信徒にとって、なんにでもトライするのは当然の行為である。
これ以上ここにいるのは無意味。領境いの情報収集を兼ねて、税を払いに来たが収穫は少ない。
「こんなに神殿騎士を派遣して、野営も大変でしょうね。こんな辺鄙な村の為に莫大な税金を使って頂き、ありがとうございます。そのお金を村人の治療に使っていただければ、どんなに助かった事やら」
そう皮肉を言って立ち去ろうとしたウィングの背後で、収税吏が急に悲鳴を上げた。
「うわぁぁ! 司祭様がご乱心なされた! 神殿騎士! 今すぐ、ここに!」
驚いて振り返ってみると、収税吏が自身に【切り裂きの風】を唱えていた。切れたフードの隙間から、樹族にしては珍しく醜い男の顔が見える。男の口角は不穏な上がり方をしていた。
「なにを・・・」
そう言いかけて、現状を理解したウィングはワンドではなく、腰のエペを抜いた。
詰所に突入してきた神殿騎士の鎧の隙間をエペで突き、他の神殿騎士が躊躇している間に、突進して外に出る。
「僕に罪を被せるとは、いよいよ体裁を繕わなくなってきましたねぇ。そして自分の読みの甘さに辟易します。こうなる可能性も予測できたはずなのに」
左手を天に向け、右手一本でエペを構える司祭の先に立つのを敵は避ける。ウィングは【竜巻】という珍しい魔法の使い手だからだ。
神殿騎士が付きだしたハルバードを、背を反らして避け、間合いを詰めるとフルフェイスの隙間から目を突いた。
「イギャアアア!!」
悲鳴は他の神殿騎士を怯えさせる効果があったようだ。誰もが警戒して、ウィングに攻撃を仕掛けようとしなくなった。が、それでも包囲されている事には変わりない。
「フフッ! 三文芝居、面白かったですよ。それにしても汚い手を使いますねぇ、収税吏殿? 誰の入れ知恵ですか?」
「月並みなセリフで申し訳ないのですが、これから死にゆく貴方に教えても意味はありません。ゼッドを前に!」
どこにいたのか、大柄過ぎる戦士が足音で地響きを立てながら、神殿騎士を押しのけて前にやってきた。
「やっと俺の出番か」
オーガの騎士か? 樹族国と違って、モティは有能であれば闇側種族も騎士として採用する。あくまで道具として合理的に利用するという意味でだ。
(オーガなら魔法に弱いはず。となると僕の方が有利だ。とはいえ、そう簡単に倒せる相手をモティが用意するわけもないな)
ウィングはじっくりと大きな騎士を観察する。
フルフェイスにプレートアーマーを着込んでいる。うっすらと赤い光を帯びているところを見ると、魔法の鎧で間違いない。魔法が通りにくい可能性は大きいだろう。
そして、この手のタイプが好んで持つのが、こん棒かバトルハンマーだ。
が、彼が二刀流で段平を持っているところを見ると、純粋なパワーファイターではないという事だ。
「東の大陸の侍でもあるまいに」
「ほぉ、よくわかったな。俺は東の大陸出身だ」
「東の大陸のオーガは、小賢しい輩が多いと聞きますからね。そういった小手先の技が好きなのも頷けますよ」
「なに、サブが侍なだけだ。二刀流獲得の為にな」
「単純な攻撃力の底上げですか、浅はかですね」
「なぁ、いつまでもくっちゃべってないで、死合おうぜ」
ブロードソードの攻撃が時間差で二段、ウィングのいる場所を狙う。しかし、その攻撃は当たらない。
「残念ですね、ゼッド殿。僕は風属性なんです。回避率は高いですよ?」
「ハ! 何が残念なものか」
ゼッドは剣で砂を巻き上げて、ウィングの顔にぶつける。
「うっ!」
一瞬視界を遮られたが、オーガの剛腕から振り下ろされる剣圧を察知して、後ろに飛び退いた。地面を叩く音が二回、辺りに響き渡る。
「惜しい!」
舌打ちをするゼッドの横薙ぎ二回を、これまた躱してウィングはエペに魔力を込める。魔力はエペに沿って螺旋を描いて、剣先で突然巨大化した。
「切り裂き、巻き上げろ! 【竜巻】!」
パワーレベルを最大に上げた魔法は、砂埃で視界を遮断しつつも、周囲の神殿騎士を巻き込んでいく。
小さな災害と言ってもいい程の竜巻の中で、ぐるぐる巻き上げられる神殿騎士の悲鳴がパンニングして、どことなく奇妙な状況だ。
砂塵の中、ガシャンガシャンと鎧の音を立てて落下していく神殿騎士ではなく、ウィングは大きな影を探した。
「どこだ・・・」
晴れていく砂煙の中に、大きな影を見つける。
「いた!」
心の中で、ゼッドのズタボロになった姿を想像し、彼は予想通りそのようになっていた。下手に魔法に抵抗しようとした為に、竜巻は魔法のフルプレートを大破させ、むき出しになった彼の浅黒い肌は血に染まっていた。
全身の切り傷から出血をしているのだ。失血死してもおかしくない。それでもしっかりと地面に踏ん張って立っている姿に、ウィングは警戒する。
(動いた!)
ゼッドはまだ戦意を失っていないどころか、体力も残っていた。地面に突き刺していた剣の柄を素早く握ろうとしている。
「そうはさせない! 絡みつけ! 【蔓草】!」
阻害系土魔法の蔓が、地面からあっという間に伸びて、ゼッドの剣を取り込み、固定してしまった。
得物を持たない戦士に勝機はない、と油断したその時、ミノタウロスのような太い腕がウィングの鳩尾にめり込んだ。
「一流の戦士ってのは、格闘術にも優れているもんだ。モンクほどではないがな」
一足で詰めれる距離ではなかったのに、とウィングは胃液を吐きながら、視界が揺らぐ中思う。無駄に太いオーガの脚はそれなりの働きをするという事か。
「残念だったな、司祭様。ところで収税吏殿。この男を好きなように、なぶり殺しにしてもいいんだよな?」
鼻の低いオーガは、ウィングの両手を片手で掴んで持ち上げると、下品な笑みを浮かべて収税吏に視線を送る。
「オーガの好色にも困ったものですね。ちゃんと止めを刺すのですよ。念のため司祭の武器とワンドは没収しておきますが、油断しないでください。あと見苦しいので我らの見えないところでどうぞ」
「そんなヘマするかよ。はぁ、それにしても、綺麗な顔してんな、兄ちゃん。知ってるぜ? あんた、女になれるんだろ?」
ゼッドは無造作にウィングの白いローブをたくし上げた。白い肌が露わになる。
「まぁ、今でも女みたいに細いけどな」
そう言ってゼッドはウィングの薄桜色の乳首を軽く噛んだ。
できるならば、こういう事はオビオとしたかったと悔やみ、不快感に鳥肌が立て、ウィングは喚く。
「クッ! 気持ちの悪い。殺すなら早くしろ!」
しかし、ゼッドはそんな気は更々ないといった顔で、自分の低い鼻先を長い舌で舐めた。
「なぁ、司祭様。けつ穴掘られて痛みの中で死ぬか、女の快楽の中で死ぬか、選べよ」
0
お気に入りに追加
74
あなたにおすすめの小説
平凡冒険者のスローライフ
上田なごむ
ファンタジー
26歳独身動物好きの主人公大和希は、神様によって魔物・魔法・獣人等ファンタジーな世界観の異世界に転移させられる。
平凡な能力値、野望など抱いていない彼は、冒険者としてスローライフを目標に日々を過ごしていく。
果たして、彼を待ち受ける出会いや試練は如何なるものか……
ファンタジー世界に向き合う、平凡な冒険者の物語。
悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~
こばやん2号
ファンタジー
とある大学に通う22歳の大学生である日比野秋雨は、通学途中にある工事現場の事故に巻き込まれてあっけなく死んでしまう。
それを不憫に思った女神が、異世界で生き返る権利と異世界転生定番のチート能力を与えてくれた。
かつて生きていた世界で趣味で読んでいた小説の知識から、自分の実力がバレてしまうと面倒事に巻き込まれると思った彼は、自身の実力を隠したまま自由気ままな冒険者をすることにした。
果たして彼の二度目の人生はうまくいくのか? そして彼は自分の実力を隠したまま平和な異世界生活をおくれるのか!?
※この作品はアルファポリス、小説家になろうの両サイトで同時配信しております。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
またね。次ね。今度ね。聞き飽きました。お断りです。
朝山みどり
ファンタジー
ミシガン伯爵家のリリーは、いつも後回しにされていた。転んで怪我をしても、熱を出しても誰もなにもしてくれない。わたしは家族じゃないんだとリリーは思っていた。
婚約者こそいるけど、相手も自分と同じ境遇の侯爵家の二男。だから、リリーは彼と家族を作りたいと願っていた。
だけど、彼は妹のアナベルとの結婚を望み、婚約は解消された。
リリーは失望に負けずに自身の才能を武器に道を切り開いて行った。
「なろう」「カクヨム」に投稿しています。
異世界楽々通販サバイバル
shinko
ファンタジー
最近ハマりだしたソロキャンプ。
近くの山にあるキャンプ場で泊っていたはずの伊田和司 51歳はテントから出た瞬間にとてつもない違和感を感じた。
そう、見上げた空には大きく輝く2つの月。
そして山に居たはずの自分の前に広がっているのはなぜか海。
しばらくボーゼンとしていた和司だったが、軽くストレッチした後にこうつぶやいた。
「ついに俺の番が来たか、ステータスオープン!」
今日も誰かが飯を食いに来る。異世界スローライフ希望者の憂鬱。
KBT
ファンタジー
神の気まぐれで異世界転移した荻野遼ことリョウ。
神がお詫びにどんな能力もくれると言う中で、リョウが選んだのは戦闘能力皆無の探索能力と生活魔法だった。
現代日本の荒んだ社会に疲れたリョウは、この地で素材採取の仕事をしながら第二の人生をのんびりと歩もうと決めた。
スローライフ、1人の自由な暮らしに憧れていたリョウは目立たないように、優れた能力をひた隠しにしつつ、街から少し離れた森の中でひっそりと暮らしていた。
しかし、何故か飯時になるとやって来る者達がリョウにのんびりとした生活を許してくれないのだ。
これは地味に生きたいリョウと派手に生きている者達の異世界物語です。
もふもふ大好き家族が聖女召喚に巻き込まれる~時空神様からの気まぐれギフト・スキル『ルーム』で家族と愛犬守ります~
鐘ケ江 しのぶ
ファンタジー
第15回ファンタジー大賞、奨励賞頂きました。
投票していただいた皆さん、ありがとうございます。
励みになりましたので、感想欄は受け付けのままにします。基本的には返信しませんので、ご了承ください。
「あんたいいかげんにせんねっ」
異世界にある大国ディレナスの王子が聖女召喚を行った。呼ばれたのは聖女の称号をもつ華憐と、派手な母親と、華憐の弟と妹。テンプレートのように巻き込まれたのは、聖女華憐に散々迷惑をかけられてきた、水澤一家。
ディレナスの大臣の1人が申し訳ないからと、世話をしてくれるが、絶対にあの華憐が何かやらかすに決まっている。一番の被害者である水澤家長女優衣には、新種のスキルが異世界転移特典のようにあった。『ルーム』だ。
一緒に巻き込まれた両親と弟にもそれぞれスキルがあるが、優衣のスキルだけ異質に思えた。だが、当人はこれでどうにかして、家族と溺愛している愛犬花を守れないかと思う。
まずは、聖女となった華憐から逃げることだ。
聖女召喚に巻き込まれた4人家族+愛犬の、のんびりで、もふもふな生活のつもりが……………
ゆるっと設定、方言がちらほら出ますので、読みにくい解釈しにくい箇所があるかと思いますが、ご了承頂けたら幸いです。
拾ったものは大切にしましょう~子狼に気に入られた男の転移物語~
ぽん
ファンタジー
⭐︎コミカライズ化決定⭐︎
2024年8月6日より配信開始
コミカライズならではを是非お楽しみ下さい。
⭐︎書籍化決定⭐︎
第1巻:2023年12月〜
第2巻:2024年5月〜
番外編を新たに投稿しております。
そちらの方でも書籍化の情報をお伝えしています。
書籍化に伴い[106話]まで引き下げ、レンタル版と差し替えさせて頂きます。ご了承下さい。
改稿を入れて読みやすくなっております。
可愛い表紙と挿絵はTAPI岡先生が担当して下さいました。
書籍版『拾ったものは大切にしましょう〜子狼に気に入られた男の転移物語〜』を是非ご覧下さい♪
==================
1人ぼっちだった相沢庵は住んでいた村の為に猟師として生きていた。
いつもと同じ山、いつもと同じ仕事。それなのにこの日は違った。
山で出会った真っ白な狼を助けて命を落とした男が、神に愛され転移先の世界で狼と自由に生きるお話。
初めての投稿です。書きたい事がまとまりません。よく見る異世界ものを書きたいと始めました。異世界に行くまでが長いです。
気長なお付き合いを願います。
よろしくお願いします。
※念の為R15をつけました
※本作品は2020年12月3日に完結しておりますが、2021年4月14日より誤字脱字の直し作業をしております。
作品としての変更はございませんが、修正がございます。
ご了承ください。
※修正作業をしておりましたが2021年5月13日に終了致しました。
依然として誤字脱字が存在する場合がございますが、ご愛嬌とお許しいただければ幸いです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる