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手にいらないなら壊れてしまえ!
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東の大陸は、西の大陸から爪弾きにされた者が多く集う。
強力な海の魔物をやり過ごすなり、倒すなりして船でやって来た猛者たち。
命を賭けて未知なる土地への転移を試み、石の中や大海の上に転移しなかった運と才能のあるメイジの集団。
樹族に奴隷として連れて来られたが、世代交代のうちにエリート種の血が覚醒し、仲間として認められた獣人たち。
その中において、全く役に立たないのが人間だった。どこからやって来たのかもわからず、魔法も覚えていなければ戦士でもない。
言葉も通じず、能力も凡庸で、人数も少ない。
特徴といえば時々、魔法を無効化する者がいるぐらいだ。が、その程度の能力では剣で刺されてお終いである。
当然、人間族は格下に見られる。本来獣人がやっていた仕事を人間がするようになった。
開拓者が集う砦の中でどやされながら仕事をする人間を見て、オーガは黄色い髪を後ろに撫で付けると机に足を置く。
「ドリャップ隊長、西の海岸沿いに大量のニンゲンが霧の中から出てきたそうですぜ」
揉み手をするゴブリンが言いたいことは、ドリャップにもわかっていた。
「ありがたいな。丁度、砦を拡張しようと思っていたところだ。さっさと捕まえに行くか」
「へい!」
ドリャップたち一行が浜辺に到着すると、砂浜から離れた藪の中で怯える人間たちがいる。
「なんだぁ?」
砂浜に大きな魔法陣が浮かんでいる事に、人間たちは怯えているのだ。
魔法陣が光って消えた後、鐘の音が鳴り響いて砂浜に大きな懐中時計の幻が現れた。
音もなく現れたのは大きな悪魔と魔人族、それと樹族の女と体高が五メートルはある古竜だった。
――――カッ!
木にまさかりを振るったような音がしたと思うと、悪魔の残像があった空間が削られて砂と波が消えた。
そして、そこを埋めるようにして海水が流れ込んでくる。
「頼む! オビオを殺さないでくれ!」
悪魔が左脇に抱える樹族の女が泣き叫んだ。
「吾輩からも頼みマンモスッ! キリマルッ!」
右脇の魔人族も女に同意する。
「そんな余裕のある相手じゃねぇんだよ、古竜ってのは。若い個体なら、なんとかなった可能性もあるが、こいつは成熟した大人の竜をナノマシンで模している」
アマリから伝わってきた知識を吸収しながらそう返事する。
「お? あの悪魔、人を助けてやがる!」
ドリャップは驚いて口笛を鳴らした。余裕ぶった態度だが、内心ではここに来た事を激しく後悔していた。
(悪魔と古竜・・・。奴隷狩りなんかしている場合じゃねぇぞ。逃げるか?)
しかし黄色い髪のオーガは腰のポーチから、絹のハンカチに包んだコインを取り出して、親指で弾いて空中で掴んだ。
「表! よし、あの悪魔は勝つ!」
必ず勝負事の結果が分かると言われている魔法のコインが導き出した答えは。
――――悪魔の勝利。
「いつものように人間どもを騙して集めろ」
砦のボスであるドリャップに命令されたゴブリンやオーガたちの顔が急に胡散臭くはあるが、清々しくなる。
大丈夫だよ、と言わんばかりの態度で人間に近づき、なるべく竜と悪魔の争いから離れた空き地に集めて待機させた。
その間に水やパン、干し肉などを配っている。こうすることで人間族は簡単に騙されると知っているのだ。
実際、薄汚れたチュニックを着た男や、粗末なシュールコーを着た女たちは、食料を配られると跪いてオーガたちに感謝していた。
人間が誰もゴブリンに感謝していないのは、彼らにとってお伽噺の存在だからだ。気味悪がっているのだ。
オーガはただ大きいだけの人間のようにも見えるので、人間たちは外国人に感謝しているような認識なのだろう。
闘技場で項垂れて四つん這いになるクロノの肩を、ピーターが叩く。
「俺の影ぬいの短剣が見当たらないんだけど?」
「うるさいね! 地走り族! 闘技場の真ん中辺りの土の中に埋もれているよ! 自分で探してきな! さもないとクロノの魔法で消し炭だよ!」
「チェッ! なんだよ、あんたの急な提案に協力して短剣を貸してやったのにさ。壊れていたら弁償だからな! あと報酬金も払えよ」
拗ねた子供のようにそう言って、ピーターは闘技場の真ん中まで走っていった。
「嫌疑ありし者、クロノ」
ダークが後ろから大鎌の刃をクロノの喉に当てた。
「殺るならやりな。クロノが死ぬだけさ。どうせ私の可愛いビャクヤも手に入らない。だったらいっそ無に・・・」
「何を知っているのか? 洗いざらい答えてもらおうか」
「ああ、どうせ世界は終わる。その前に教えておくのも悪くないね、ビャクヤの子孫ダーク・マター」
「ぬ?」
「あの似非神マサヨシが来る前から、この道筋はコズミックペンが決めていたのだろうね。似非神はトリガーに過ぎなかったんだよ。教えてやるよ。あんたは元々この世界に存在していなかった、凡人顔のダーク」
ダークはちらりと豚人のような男を見る。彼はアクビをして転移石を掲げて消えてしまった。
「わけの分からぬ事を。我の幼き日の! セピア色の思い出も! 幻夢の類だというのか?」
「そうだね。誰だって昨日の自分が、今日の自分だなんて証明はできないよ」
「益々わけの分からぬ事を。まぁよい。戯言は聞かなかった事にしよう。我が下僕たちを取り戻す手段はあるのか?」
「ないね。いや、あるとも言えるけどさ、それは空中で長時間、羽ばたかずに停止する鳥を発見するくらいの確率さね」
「我が生きている間には無理だ、ということか?」
「そういうことだね」
「どうしてこのようになったのか」
「キリマルが悪いんだよ! あの悪魔は決して死なない! 彼は帰還の祈りや魔法を怖がっているが、あれですら死なないんだよ! ビャクヤに召喚されればまた元通り! だから!私の作った禁断の箱庭に侵食されつつあるこの世界から弾き出して、あの悪魔を融合前の世界に飛ばし、ビャクヤを絶望させようと思ったのさ!」
「ぐむぅ?」
ダークには何の話かさっぱりわからなかったが、とにかく女口調のクロノが全ての言葉を吐き出すのを待った。
「なぜビャクヤを絶望させる必要がある?」
「魔物の霧の発生条件の一つでもあるからね。他にも要因はあるけどね。強い絶望は異世界への扉を開く。その時に彼を自分の箱庭に引きずりこもうと思ったのさ。あぁ! 可愛い可愛い! 私のビャクヤ! 酷いよぉ! コズミックペンは! 私のビャクヤまで連れて行った!」
クロノは我が身を抱いて悔し涙を零す。
「箱庭に引きずり込んでなんとする?」
鎌の腹を掴んで押しのけて蹲ったクロノを、ダークは見下ろす。
「なんともしないさ。あんたは自分の気に入った物を手元に置きたいと思わないかい? それと一緒さ。レアな物であればあるほど欲しいもんさ!」
地面に額をつけたままのクロノは、ビャクヤをまるでコレクションの一つのように言う。
「ビャクヤは部屋に飾るような人形ではないのだぞ。血潮の流れるれっきとした生身!」
「うるさいね! もう話は十分! あたしは行くよ! それから、無慈悲なるコズミックペン! あんたはこれでおしまいさ! この世界が隅々まで消えれば、あんたの書いた事象を具現化するコズミックノートも消える! そうしたら書き手であるあんたも消えるんだよ! 私は世界を愛しているとずっと言い続けてきた! なのにあんたは鼻で笑った! この世界が弾けて消える世界でもないと教えてやった! その時も鼻で笑った。そして最後に意地悪をしてビャクヤを手の届かない棚の上に置いた! もう許せないよ! 異世界のことわざで仏の顔も三度までというからね! さようなら、マナの根源たるこの世界! もうどの世界の魔法もおしまいさ! 過去からゆっくりとじわじわと消してやる! ノートの端を火で炙るようにしてね!」
Qはゆっくりと立ち上がると、笑いながら天に向けて両手を広げた。
「アハハ! 全てが消えて! 虚無の中に残るのは私の箱庭と、その箱庭に侵食されたこの世界の一部のみ! なに? 過去に飛ばされたビャクヤも消えてしまうだって? ああ! いいさ! 手に入らない玩具なら壊れてしまえばいい!」
強力な海の魔物をやり過ごすなり、倒すなりして船でやって来た猛者たち。
命を賭けて未知なる土地への転移を試み、石の中や大海の上に転移しなかった運と才能のあるメイジの集団。
樹族に奴隷として連れて来られたが、世代交代のうちにエリート種の血が覚醒し、仲間として認められた獣人たち。
その中において、全く役に立たないのが人間だった。どこからやって来たのかもわからず、魔法も覚えていなければ戦士でもない。
言葉も通じず、能力も凡庸で、人数も少ない。
特徴といえば時々、魔法を無効化する者がいるぐらいだ。が、その程度の能力では剣で刺されてお終いである。
当然、人間族は格下に見られる。本来獣人がやっていた仕事を人間がするようになった。
開拓者が集う砦の中でどやされながら仕事をする人間を見て、オーガは黄色い髪を後ろに撫で付けると机に足を置く。
「ドリャップ隊長、西の海岸沿いに大量のニンゲンが霧の中から出てきたそうですぜ」
揉み手をするゴブリンが言いたいことは、ドリャップにもわかっていた。
「ありがたいな。丁度、砦を拡張しようと思っていたところだ。さっさと捕まえに行くか」
「へい!」
ドリャップたち一行が浜辺に到着すると、砂浜から離れた藪の中で怯える人間たちがいる。
「なんだぁ?」
砂浜に大きな魔法陣が浮かんでいる事に、人間たちは怯えているのだ。
魔法陣が光って消えた後、鐘の音が鳴り響いて砂浜に大きな懐中時計の幻が現れた。
音もなく現れたのは大きな悪魔と魔人族、それと樹族の女と体高が五メートルはある古竜だった。
――――カッ!
木にまさかりを振るったような音がしたと思うと、悪魔の残像があった空間が削られて砂と波が消えた。
そして、そこを埋めるようにして海水が流れ込んでくる。
「頼む! オビオを殺さないでくれ!」
悪魔が左脇に抱える樹族の女が泣き叫んだ。
「吾輩からも頼みマンモスッ! キリマルッ!」
右脇の魔人族も女に同意する。
「そんな余裕のある相手じゃねぇんだよ、古竜ってのは。若い個体なら、なんとかなった可能性もあるが、こいつは成熟した大人の竜をナノマシンで模している」
アマリから伝わってきた知識を吸収しながらそう返事する。
「お? あの悪魔、人を助けてやがる!」
ドリャップは驚いて口笛を鳴らした。余裕ぶった態度だが、内心ではここに来た事を激しく後悔していた。
(悪魔と古竜・・・。奴隷狩りなんかしている場合じゃねぇぞ。逃げるか?)
しかし黄色い髪のオーガは腰のポーチから、絹のハンカチに包んだコインを取り出して、親指で弾いて空中で掴んだ。
「表! よし、あの悪魔は勝つ!」
必ず勝負事の結果が分かると言われている魔法のコインが導き出した答えは。
――――悪魔の勝利。
「いつものように人間どもを騙して集めろ」
砦のボスであるドリャップに命令されたゴブリンやオーガたちの顔が急に胡散臭くはあるが、清々しくなる。
大丈夫だよ、と言わんばかりの態度で人間に近づき、なるべく竜と悪魔の争いから離れた空き地に集めて待機させた。
その間に水やパン、干し肉などを配っている。こうすることで人間族は簡単に騙されると知っているのだ。
実際、薄汚れたチュニックを着た男や、粗末なシュールコーを着た女たちは、食料を配られると跪いてオーガたちに感謝していた。
人間が誰もゴブリンに感謝していないのは、彼らにとってお伽噺の存在だからだ。気味悪がっているのだ。
オーガはただ大きいだけの人間のようにも見えるので、人間たちは外国人に感謝しているような認識なのだろう。
闘技場で項垂れて四つん這いになるクロノの肩を、ピーターが叩く。
「俺の影ぬいの短剣が見当たらないんだけど?」
「うるさいね! 地走り族! 闘技場の真ん中辺りの土の中に埋もれているよ! 自分で探してきな! さもないとクロノの魔法で消し炭だよ!」
「チェッ! なんだよ、あんたの急な提案に協力して短剣を貸してやったのにさ。壊れていたら弁償だからな! あと報酬金も払えよ」
拗ねた子供のようにそう言って、ピーターは闘技場の真ん中まで走っていった。
「嫌疑ありし者、クロノ」
ダークが後ろから大鎌の刃をクロノの喉に当てた。
「殺るならやりな。クロノが死ぬだけさ。どうせ私の可愛いビャクヤも手に入らない。だったらいっそ無に・・・」
「何を知っているのか? 洗いざらい答えてもらおうか」
「ああ、どうせ世界は終わる。その前に教えておくのも悪くないね、ビャクヤの子孫ダーク・マター」
「ぬ?」
「あの似非神マサヨシが来る前から、この道筋はコズミックペンが決めていたのだろうね。似非神はトリガーに過ぎなかったんだよ。教えてやるよ。あんたは元々この世界に存在していなかった、凡人顔のダーク」
ダークはちらりと豚人のような男を見る。彼はアクビをして転移石を掲げて消えてしまった。
「わけの分からぬ事を。我の幼き日の! セピア色の思い出も! 幻夢の類だというのか?」
「そうだね。誰だって昨日の自分が、今日の自分だなんて証明はできないよ」
「益々わけの分からぬ事を。まぁよい。戯言は聞かなかった事にしよう。我が下僕たちを取り戻す手段はあるのか?」
「ないね。いや、あるとも言えるけどさ、それは空中で長時間、羽ばたかずに停止する鳥を発見するくらいの確率さね」
「我が生きている間には無理だ、ということか?」
「そういうことだね」
「どうしてこのようになったのか」
「キリマルが悪いんだよ! あの悪魔は決して死なない! 彼は帰還の祈りや魔法を怖がっているが、あれですら死なないんだよ! ビャクヤに召喚されればまた元通り! だから!私の作った禁断の箱庭に侵食されつつあるこの世界から弾き出して、あの悪魔を融合前の世界に飛ばし、ビャクヤを絶望させようと思ったのさ!」
「ぐむぅ?」
ダークには何の話かさっぱりわからなかったが、とにかく女口調のクロノが全ての言葉を吐き出すのを待った。
「なぜビャクヤを絶望させる必要がある?」
「魔物の霧の発生条件の一つでもあるからね。他にも要因はあるけどね。強い絶望は異世界への扉を開く。その時に彼を自分の箱庭に引きずりこもうと思ったのさ。あぁ! 可愛い可愛い! 私のビャクヤ! 酷いよぉ! コズミックペンは! 私のビャクヤまで連れて行った!」
クロノは我が身を抱いて悔し涙を零す。
「箱庭に引きずり込んでなんとする?」
鎌の腹を掴んで押しのけて蹲ったクロノを、ダークは見下ろす。
「なんともしないさ。あんたは自分の気に入った物を手元に置きたいと思わないかい? それと一緒さ。レアな物であればあるほど欲しいもんさ!」
地面に額をつけたままのクロノは、ビャクヤをまるでコレクションの一つのように言う。
「ビャクヤは部屋に飾るような人形ではないのだぞ。血潮の流れるれっきとした生身!」
「うるさいね! もう話は十分! あたしは行くよ! それから、無慈悲なるコズミックペン! あんたはこれでおしまいさ! この世界が隅々まで消えれば、あんたの書いた事象を具現化するコズミックノートも消える! そうしたら書き手であるあんたも消えるんだよ! 私は世界を愛しているとずっと言い続けてきた! なのにあんたは鼻で笑った! この世界が弾けて消える世界でもないと教えてやった! その時も鼻で笑った。そして最後に意地悪をしてビャクヤを手の届かない棚の上に置いた! もう許せないよ! 異世界のことわざで仏の顔も三度までというからね! さようなら、マナの根源たるこの世界! もうどの世界の魔法もおしまいさ! 過去からゆっくりとじわじわと消してやる! ノートの端を火で炙るようにしてね!」
Qはゆっくりと立ち上がると、笑いながら天に向けて両手を広げた。
「アハハ! 全てが消えて! 虚無の中に残るのは私の箱庭と、その箱庭に侵食されたこの世界の一部のみ! なに? 過去に飛ばされたビャクヤも消えてしまうだって? ああ! いいさ! 手に入らない玩具なら壊れてしまえばいい!」
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