殺人鬼転生

藤岡 フジオ

文字の大きさ
上 下
74 / 299

蘇生の方法

しおりを挟む
 未曾有の魔物災害を生き延びた村人や冒険者の宴で、村はお祭りムードだ。

 通りからはビャクヤを称える声が聞こえてきたり、あのままだと間違いなく俺たちもゾンビの仲間入りしていた、と笑い合う声が聞こえてくる。

 賑やかな外と違って、村を救った英雄たちが集うボーン家は静かだった。

 俺やビャクヤから全ての事情を聞かされたアトラスは、涙を零して頭を下げてきた。

 泣き顔にもかかわらず、張り付いたような笑顔でやはり不気味だな。

「そうであったか・・・。リンネは私の為に・・・」

 自分の死期を知りながらも必死になって父親の名誉の回復と、復活を成そうとしたリンネを思って泣いているのだろうよがよ、お前のせいで俺たちは色々大変だったんだぞ。糞が。

「私は・・・。寂しかったのだ。十数年前に家族を失ってから、孤独に耐えられなくなり狂気に憑りつかれていたのかもしれない。そしてなんとかして大切な家族とその絆を取り戻そうとした結果がこれだ。本当に申し訳なく思っている」

 アトラスは大柄な体を窮屈そうにしながらも、背の低いテーブルを囲むソファに座って、深々と頭を下げる。

 しかし、それを目の前にしたビャクヤは納得できないという表情を仮面に浮かべていた。

「アトラス様。だったらなぜ、そんなに大切な人たちをッ! こんな中途半端な形で復活させたのですか? こんなものはッ! その場しのぎじゃないですかッ! ・・・軽率だったとか軽はずみとかの次元を超えていますよッ!」

「私に出来うる最大限が、これだったのだ。教会を頼って家族の復活を請うたが無下に断られ、頭を抱えているところを、この村に居ついたネクロマンサーが私に話しかけてきた。そしてまるで私の心の中を見透かしたように、望んでいるものを差し出してきた・・・」

 ディンゴは【読心】の魔法でアトラスの心を読んだのだな。罪な魔法だぜ、なぁ? ビャクヤ。

 が、今は読心の魔法を常駐させていないのか、ビャクヤは俺の心の声に全く反応しなかった。

「ディンゴがどうやってこの島に来たかは知らないですがッ! この島に流れ着いたばかりの地走り族の彼はッ! 生活資金が欲しかったのでしょう。貴方のような人を見つけてはッ! 【読心】の魔法で心を読みッ! 欲しいものを与えて大金を貰っていたのだと思います。ですがッ! ゾンビの妻にホムンクルスの娘! そんなまやかしの家族などッ・・・!」

 ビャクヤは仮初の家族で、心を満たそうとしたアトラスに悔しさを滲ませた。他の手段をなぜ模索しなかったのかという事か?

 生死に関しては宗教関係者が利権を握って離さないこの世界で、そうそう上手く他の蘇生手段が見つかるものか。

 例え何か簡単に生き返る手段があったとしても、潰されてるだろうよ。

「まぁそう、おっさんを責めるな、ビャクヤ」

 俺はこいつが誰かを責めていたら、責められている奴を無性に庇いたくなる。誰かを褒めていたら、褒められた奴を貶したくなる。アマリの性質が移ったか? ヒヒヒ。

「誰だって先が見えていてもよ、それでもどうしようもねぇって事があるんだ。皇帝の孫である、お前のように、偉い奴が先を見越して立てた計画の中で、チヤホヤされながら生きてきた者には理解できないかもしれねぇがな。人ってのはよぉ、本来こんなもんよ。今がなんとかなればそれでいい。その”目先の未来をなんとかする“ってぇのを、一つ一つ積み重ねながら足場を固めて、未来に進んでいくもんだろ」

 舌が渇いてきたので、俺は紅茶を飲んで喉を湿らせる。

「その生き方は一見、行き当たりばったりのように思えるかもしれねぇがよ、ずっと先なんか見ながら生きていたら、普通の人間なら不安で気が狂っちまうもんんさ。アトラスのおっさんも、その場しのぎと理解しつつも、なんとか足掻いて、待ち構える未来を変えようとしたんだ。だから焦って戦場で敵に背を向けるという馬鹿な事をした。そうだろう? おっさん」

「うむ。だからと言って自分のやった事を正当化するつもりは毛頭ない。ゾンビにしたアンナも、ホムンクルスのリンネも・・・、現状維持が精いっぱいで、そもそも二人を蘇生できる見込みなどなかった・・・。私のせいで皆に迷惑をかけて本当にすまなかった」

「現状維持? リンネ様はどうするつもりだったのです? 寿命の短い彼女が死んだら、またディンゴに! 新しいホムンクルスをッ! 作ってもらうつもりだったのですか? 彼女は今ッ! 短い人生を終えて自室で冷たくなっていますッ! ここに来るまでッ! 彼女は自分を人間だと信じて疑わなかった! そんな彼女が真実を知っても尚、死の恐怖と戦いながらッ! 貴方を救おうとしていたのに! 貴方は今も彼女の死に顔すら見に行こうともしないッ! もしかしてッ! 使い捨てのホムンクルスをッ! 娘だとは思っていないのですか?」

「・・・」

 リンネの事になるとどうしようもなくなるビャクヤは、隣に座るクライネが脚を触れてきた事で、我に返り冷静になった。そして肩を落とすとソファに座る。

 しかし、すぐに何かを思い出して背筋を伸した。

「そういえばッ! クライネ様はッ! リンネ様の復活について何か知っているようでしたがッ!」

 ビャクヤは自分の横で、慰めるようにしな垂れかかるクライネの肩を掴む。

「しかし・・・、まだ約束の途中だが?」

「約束は必ず守ります! ツィガル帝国の皇帝皇太孫であるッ! ビャクヤ・ウィンの名に懸けて!」

 そんな身分、外の世界を知らないこいつらに言っても通じるわけねぇだろ。

「ツィガル帝国云々は知らぬが、君が只者ではない事は解る。だから信頼しようじゃないか。いいだろう、情報を先に渡しておこう。しかしあまり期待はするなよ? 雲を掴むような話だからな。なんならお伽話の類と言ってもいいほどなのだから」

「ええ。覚悟はしておきます」

 クライネはビャクヤから体を離すと、紅茶を飲んでから話す体勢に入った。

「最近、飛空艇で来たノームに聞いた話なのだがな。西の大陸で神が降臨したそうなのだ。現人神のなんといったかな・・・。そう! ゴジリ!」

 ゴジリ? 現人神はそんな名前だったかな? なんかウィザードリィの何作目かに出てくる偽ゴジラ(見た目はティラノサウルス)みたいな名前だな。

「ヒジリです! ヒ・ジ・リ様! 無礼ですよッ!」

 ビャクヤが憤慨しながら頭の上で拳を回して訂正する。思い入れが強すぎだろ。そういや、ヒジリってのは、お前が信仰している神だったか?

「なんだ知っていたのか。そう、そのヒジリが一瞬で人を生き返らせた、という噂を聞いてな。奇跡の祈りであれ、魔法による蘇生であれ、復活の儀式をするには入念な準備が必要なのだが、その現人神は言葉だけで、瞬時に死者を蘇らせたという」

「そりゃそうでしょうッ! 神様なのですからッ! 吾輩はッ! 子供の頃にその神の導きを受けていたッ!」

 またほら吹きやがって。

「はは・・・。子供というのは、親にほったらかしにされると、寂しさのあまり幻聴が聞こえたりはするものだ。・・・で話の続きだが、君たちがその神に会いに行って、リンネの蘇生を頼めばいいのだ」

 ビャクヤは記憶の中にある知識でも探っているのか、天井を見たまま動かなくなった。

 暫くしてから動きだしたビャクヤだったが、ソファに深く座った彼の体からは、生気が消えていくように見えた。

「残念ながら、ヒジリ様でも無理でしょう。彼はほんの僅かな体の破片からでも、人を丸々復活させることが出来ますがッ! ホムンクルスであるリンネ様の体の一部を持って行ったところでッ! ホムンクルスを蘇らせるだけです。しかもアマリの蘇生と同じく寿命までは増やせない」

「そう、なのか? 君がそう言うならそうなのだろう。だが、リンネの体の一部ならあるぞ? なぁアトラス」

 リンネの復活に希望を感じたのか、アトラスの顔から涙が消える。

「そうだ! ここにっ! ここにある!」

 そう言ってアトラスは立ち上がると、騒がしくタンスの中を引っかきまわし始めた。

 まるでブルドッグが、土の中に埋めた骨を探し当てようとしてるみてぇだな。ハハッ!

「あった!」

 アトラスは桐の小さな木箱を出すと、大事そうにテーブルに置く。

 なんだか見覚えがあるな。日本人の感覚で箱の中身を想像するのであれば、これにはへその緒が入っているはずだ。

 アトラスが箱を開けると、干物のようなものが麻の布に包まれて入っていた。これは間違いなくへその緒だ。

「キリマルは馴染みがあるのではないか? この習慣は希少な黒髪族から教えてもらったものだ」

 アトラスはリンネの赤ん坊の頃を思い返しているのか、声が柔らかくなった。

「希少?」

 俺のクエスチョンに、ビャクヤが答える。

「キリマルのような黒髪で猫のような顔をした人間は、この島国では珍しいのだよッ! この島の人間は皆、大昔に転移してきた異世界人の末裔だからね。その中に君と同郷の者がいてもおかしくはないッ!」

 猫って・・・。俺は垂れ目だがよ。そういや、どいつもこいつも金髪か赤髪か茶髪で、瞳の色も様々だな。白人系ばかりだわ。じゃあ黒人もどっかにいるな?

「これは間違いなくへその緒だな。で、これを現人神のところに持っていけってか? ハ! 馬鹿を言うなよ? よしんば、ヒジリが蘇生を快諾したとしてもよ。復活するのは赤ん坊のリンネだろうが」

 ビャクヤは俺の言葉に何か気づいて、クライネを見る。

「普通ならばッ! 恋敵の蘇生を手伝おうなどとは思わない! クライネ様が蘇生の情報をくれた理由はこれですね!? リンネ様が復活しても赤ん坊からだと知っていた!」

「悪いな、ビャクヤ。これでお互い様だ。君だって私を幻で抱いただろう? 私は蘇生の情報をくれてやるとは言ったが、どういう状態で蘇生するかは何も約束していない。諦めて私のものになれ」

「うぐぐ・・・。くそッ!」

 おい、俺の口癖が移ったか? ビャクヤ。高貴な身分のお前が、クソなんて言うもんじゃねぇぜ?

「クハハッ! 残念だったな、ビャクヤ。ほら、アトラスを見ろ。あの期待する目を、お前は見なかった事に出来るか? アトラスの願いを無下に断れば、お前も教会の守銭奴坊主となんら変わらねぇぞ? (おわ! アトラスは目を見開くと綺麗な目をしてやがんだな。いっつも笑ってて薄目だったからわからなかったけどよ。きめぇな! ハハハ!)」

「クッ!」

「そういやビャクヤは上位転移魔法の使い手だが、この島は転移結界が張られているんだろ? 西の大陸まで転移するのは無理じゃねぇか」

「尖り岬だけはその例外だ。尖った先は結界から外れている。広い足場を作っておくので、転移に失敗して海に落下するという事もない。安心して行って帰ってこい」

 クライネは女だが、中々の男前だな。

「準備万全だな。アトラスのためにも現人神様のところへいこうじゃあないか。なぁ? 善なる大魔法使いのビャクヤ様」

 はぁ~、悔しそうなビャクヤを見るのは気持ち良いねぇ。

「じゃあ俺はアンナをぶち殺しに、地下室に行ってくるわ。おっと間違えた蘇生しに」

 握りこぶしを作って俯くビャクヤを見て、俺は更に良い気分になり、地下室へと軽い足取りで向かった。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

孕ませねばならん ~イケメン執事の監禁セックス~

あさとよる
恋愛
傷モノになれば、この婚約は無くなるはずだ。 最愛のお嬢様が嫁ぐのを阻止? 過保護イケメン執事の執着H♡

魔銃士(ガンナー)とフェンリル ~最強殺し屋が異世界転移して冒険者ライフを満喫します~

三田村優希(または南雲天音)
ファンタジー
依頼完遂率100%の牧野颯太は凄腕の暗殺者。世界を股にかけて依頼をこなしていたがある日、暗殺しようとした瞬間に落雷に見舞われた。意識を手放す颯太。しかし次に目覚めたとき、彼は異様な光景を目にする。 眼前には巨大な狼と蛇が戦っており、子狼が悲痛な遠吠えをあげている。 暗殺者だが犬好きな颯太は、コルト・ガバメントを引き抜き蛇の眉間に向けて撃つ。しかし蛇は弾丸などかすり傷にもならない。 吹き飛ばされた颯太が宝箱を目にし、武器はないかと開ける。そこには大ぶりな回転式拳銃(リボルバー)があるが弾がない。 「氷魔法を撃って! 水色に合わせて、早く!」 巨大な狼の思念が頭に流れ、颯太は色づけされたチャンバーを合わせ撃つ。蛇を一撃で倒したが巨大な狼はそのまま絶命し、子狼となりゆきで主従契約してしまった。 異世界転移した暗殺者は魔銃士(ガンナー)として冒険者ギルドに登録し、相棒の子フェンリルと共に様々なダンジョン踏破を目指す。 【他サイト掲載】カクヨム・エブリスタ

鬼神の刃──かつて世を震撼させた殺人鬼は、スキルが全ての世界で『無能者』へと転生させられるが、前世の記憶を使ってスキル無しで無双する──

ノリオ
ファンタジー
かつて、刀技だけで世界を破滅寸前まで追い込んだ、史上最悪にして最強の殺人鬼がいた。 魔法も特異体質も数多く存在したその世界で、彼は刀1つで数多の強敵たちと渡り合い、何百何千…………何万何十万と屍の山を築いてきた。 その凶悪で残虐な所業は、正に『鬼』。 その超絶で無双の強さは、正に『神』。 だからこそ、後に人々は彼を『鬼神』と呼び、恐怖に支配されながら生きてきた。 しかし、 そんな彼でも、当時の英雄と呼ばれる人間たちに殺され、この世を去ることになる。 ………………コレは、そんな男が、前世の記憶を持ったまま、異世界へと転生した物語。 当初は『無能者』として不遇な毎日を送るも、死に間際に前世の記憶を思い出した男が、神と世界に向けて、革命と戦乱を巻き起こす復讐譚────。 いずれ男が『魔王』として魔物たちの王に君臨する────『人類殲滅記』である。

お持ち帰り召喚士磯貝〜なんでも持ち運び出来る【転移】スキルで異世界つまみ食い生活〜

双葉 鳴|◉〻◉)
ファンタジー
ひょんなことから男子高校生、磯貝章(いそがいあきら)は授業中、クラス毎異世界クラセリアへと飛ばされた。 勇者としての役割、与えられた力。 クラスメイトに協力的なお姫様。 しかし能力を開示する魔道具が発動しなかったことを皮切りに、お姫様も想像だにしない出来事が起こった。 突如鳴り出すメール音。SNSのメロディ。 そして学校前を包囲する警察官からの呼びかけにクラスが騒然とする。 なんと、いつの間にか元の世界に帰ってきてしまっていたのだ! ──王城ごと。 王様達は警察官に武力行為を示すべく魔法の詠唱を行うが、それらが発動することはなく、現行犯逮捕された! そのあとクラスメイトも事情聴取を受け、翌日から普通の学校生活が再開する。 何故元の世界に帰ってきてしまったのか? そして何故か使えない魔法。 どうも日本では魔法そのものが扱えない様で、異世界の貴族達は魔法を取り上げられた平民として最低限の暮らしを強いられた。 それを他所に内心あわてている生徒が一人。 それこそが磯貝章だった。 「やっべー、もしかしてこれ、俺のせい?」 目の前に浮かび上がったステータスボードには異世界の場所と、再転移するまでのクールタイムが浮かび上がっていた。 幸い、章はクラスの中ではあまり目立たない男子生徒という立ち位置。 もしあのまま帰って来なかったらどうなっていただろうというクラスメイトの話題には参加させず、この能力をどうするべきか悩んでいた。 そして一部のクラスメイトの独断によって明かされたスキル達。 当然章の能力も開示され、家族ごとマスコミからバッシングを受けていた。 日々注目されることに辟易した章は、能力を使う内にこう思う様になった。 「もしかして、この能力を金に変えて食っていけるかも?」 ──これは転移を手に入れてしまった少年と、それに巻き込まれる現地住民の異世界ドタバタコメディである。 序章まで一挙公開。 翌日から7:00、12:00、17:00、22:00更新。 序章 異世界転移【9/2〜】 一章 異世界クラセリア【9/3〜】 二章 ダンジョンアタック!【9/5〜】 三章 発足! 異世界旅行業【9/8〜】 四章 新生活は異世界で【9/10〜】 五章 巻き込まれて異世界【9/12〜】 六章 体験! エルフの暮らし【9/17〜】 七章 探索! 並行世界【9/19〜】 95部で第一部完とさせて貰ってます。 ※9/24日まで毎日投稿されます。 ※カクヨムさんでも改稿前の作品が読めます。 おおよそ、起こりうるであろう転移系の内容を網羅してます。 勇者召喚、ハーレム勇者、巻き込まれ召喚、俺TUEEEE等々。 ダンジョン活動、ダンジョンマスターまでなんでもあります。

未来人が未開惑星に行ったら無敵だった件

藤岡 フジオ
ファンタジー
四十一世紀の地球。殆どの地球人が遺伝子操作で超人的な能力を有する。 日本地区で科学者として生きるヒジリ(19)は転送装置の事故でアンドロイドのウメボシと共にとある未開惑星に飛ばされてしまった。 そこはファンタジー世界そのままの星で、魔法が存在していた。 魔法の存在を感知できず見ることも出来ないヒジリではあったが、パワードスーツやアンドロイドの力のお陰で圧倒的な力を惑星の住人に見せつける!

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる

フルーツパフェ
大衆娯楽
 転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。  一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。  そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!  寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。 ――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです  そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。  大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。  相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。      

処理中です...