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若奥様は身重です! 61
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「ほほほ!エリーゼ待ってたわよ!さ、試着しましょうか!」
満面の笑顔のお母様に出迎えられテンション爆下がりです。恐怖です。
でも部屋のど真ん中に飾られたドレスを見て卒倒するかと思いました。
深緑色の表地に裾から伸びる唐草みたいな蔓植物(多い!)は金糸、更に咲き乱れる赤い花々は刺繍と宝石(ルビー)の立体的な物。
それだけで重量増えてる事は見てとれる。
下半身が蔓植物に対して上半身は古典的な模様が刺してあり、いわゆる吉兆柄といわれる昔から縁起の良いといわれる模様。
そんな表地だけでも中々ヘビーな感じなのに、その下に着付けるペチコートから中地の厚さ……割とストンな感じのエンパイアスタイルなはずなのに……なんか……なんかAラインに見えるってどうなの!
「のんびりしている暇は無くてよ!」
そんなお母様の号令に侍女トリオが動き出して、あれよあれよと言う間に着ていたドレスは脱がされ、履き物も脱がされ下着一丁であ~れ~!とか思う前に試着のドレスが着付けられてく。
……さすがお母様に付いてるだけあって手早い。いや、三人ががりだからと思いたい!
てか思ってたよりも軽い?え?
「フェリシア様、やはり天蚕糸は軽いですね。これだけの刺繍、かなりの重量になるかと思いましたが持った限り重さはそれ程ではありませんでした」
「ええ……凄いわ。どれほど重くなるかとドキドキしてたけど、温かくて重さもあまり感じないわ」
何枚にも重なったペチコートも中地も軽くて柔らか。そして温かくて体が冷えないのは本当にありがたい。
「アニス、アニスのも用意したのよ。貴女も試着なさい」
「えっ!私のもですか!」
「そうよ。エリーゼ様の隣に席を貰っているのだから、ちゃんとなさい」
「はい!」
……そりゃそうか。上級使用人とはいえ、私の専属でどこに行くにも一緒だし当然と言えば当然か。
てか、待てぃ!アニスのドレス、可愛すぎないか?!
威厳とか気品とかは感じないけど!可愛さがある!色もちょっと薄めで私のドレスを引き立てる色合いだけど!
「エリーゼ?どうしたの、何か不満でもあるの?」
しまった!お母様が私の反応に不信感抱いてる!
「いえ。不満はありません。ただアニスのドレスが可愛いと思って……」
ちょっと尻すぼみになっちゃいます。今までチョイスしなかった色とデザイン。
似合わないって分かってるからオーダーしなかったタイプのドレスな訳で……
「エリーゼ、貴女はまだ若いのだから色々試しても良いとお母様は思いますよ」
お母様が心強い言葉をかけてくれました!
満面の笑顔のお母様に出迎えられテンション爆下がりです。恐怖です。
でも部屋のど真ん中に飾られたドレスを見て卒倒するかと思いました。
深緑色の表地に裾から伸びる唐草みたいな蔓植物(多い!)は金糸、更に咲き乱れる赤い花々は刺繍と宝石(ルビー)の立体的な物。
それだけで重量増えてる事は見てとれる。
下半身が蔓植物に対して上半身は古典的な模様が刺してあり、いわゆる吉兆柄といわれる昔から縁起の良いといわれる模様。
そんな表地だけでも中々ヘビーな感じなのに、その下に着付けるペチコートから中地の厚さ……割とストンな感じのエンパイアスタイルなはずなのに……なんか……なんかAラインに見えるってどうなの!
「のんびりしている暇は無くてよ!」
そんなお母様の号令に侍女トリオが動き出して、あれよあれよと言う間に着ていたドレスは脱がされ、履き物も脱がされ下着一丁であ~れ~!とか思う前に試着のドレスが着付けられてく。
……さすがお母様に付いてるだけあって手早い。いや、三人ががりだからと思いたい!
てか思ってたよりも軽い?え?
「フェリシア様、やはり天蚕糸は軽いですね。これだけの刺繍、かなりの重量になるかと思いましたが持った限り重さはそれ程ではありませんでした」
「ええ……凄いわ。どれほど重くなるかとドキドキしてたけど、温かくて重さもあまり感じないわ」
何枚にも重なったペチコートも中地も軽くて柔らか。そして温かくて体が冷えないのは本当にありがたい。
「アニス、アニスのも用意したのよ。貴女も試着なさい」
「えっ!私のもですか!」
「そうよ。エリーゼ様の隣に席を貰っているのだから、ちゃんとなさい」
「はい!」
……そりゃそうか。上級使用人とはいえ、私の専属でどこに行くにも一緒だし当然と言えば当然か。
てか、待てぃ!アニスのドレス、可愛すぎないか?!
威厳とか気品とかは感じないけど!可愛さがある!色もちょっと薄めで私のドレスを引き立てる色合いだけど!
「エリーゼ?どうしたの、何か不満でもあるの?」
しまった!お母様が私の反応に不信感抱いてる!
「いえ。不満はありません。ただアニスのドレスが可愛いと思って……」
ちょっと尻すぼみになっちゃいます。今までチョイスしなかった色とデザイン。
似合わないって分かってるからオーダーしなかったタイプのドレスな訳で……
「エリーゼ、貴女はまだ若いのだから色々試しても良いとお母様は思いますよ」
お母様が心強い言葉をかけてくれました!
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