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慌ただしい日々 29

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毎日が慌ただしいです。
と、島の木陰に置かれたソファでくつろぎながら思い返す。
うちのかわい子ちゃん達はあちこちに散らばって色々やってるようで、私はアニスを連れてマッタリしてます。
アニスとちびナビちゃん達にお世話されてリラックスですわ~♡極楽極楽♡

「ルークは相変わらず島のどこかで頑張ってるのかしら?」

「はいですー!」

「今は南のエリアでトルコ風宮殿作るって言ってましたですー!」

「は?南のエリア?」

待って!東西南北ってここどうなってるの?

「新しく出来た島の端の方が南のエリアですー!」

「ここは?」

「東のエリアですー!街は北のエリアになるですー!」

……どうやら私が知らなかっただけで東西南北決まってたようです。

「なるほど」

知らない間に島はどんどん色んな建物が立ち、風景も来る度に変わってます。

〈マスター、レベルが上がってるので島を拡げれますがどうしますか?〉

えっ?どうしますかって……

(どこを拡げれるの?)

〈北と西と地下です〉

(地下!地下ってどういう事?!どんな風に!)  

〈最深部が伸びます〉 

やだ何面白そう!ちょっと夢ある~!

(じゃあ地下拡げて!)

〈畏まりました〉

「あっ!何かピリピリするですー!」

「ホントですー!」

「あら、微震だわ」

さすがに座ってると微震でも分かるものよね。アニスは立って動いてるから気づかないみたいだけど。

「微震?揺れてるのですか?」

「んー……ちょっとだけね、気にする程でもないわ」

アニスが早足で近寄って来ましたけど、心配する程の事ではないので微笑んでみせる。

〈マスター、完了致しました。最深部が三百メートル伸びました〉

(三百メートル?どれくらいかしら?)

〈……あべのハルカス位でしょうか〉

(伸びたわね。魔改造して海中が見れる様に出来るかしら?)

〈マスターであれば問題ありません〉

(じゃあ、ぼちぼち魔改造していこっかな)

〈了解しました。マスターの思うままに創造して下さい〉

(ええ!)

思わず笑顔が溢れます!妊婦ですけど、やれる時にやらないとね!ハッピーエンジョイマタニティライフ!ですよ!

「エリーゼ様、何か良い事でもありましたか?」

「ええ!島が拡大したので、そちらをとうしようかなって思っただけで楽しくてついね」

アニスもニコニコと笑顔になります。

「エリーゼ様の笑顔が私の活力なので、私も嬉しいです」

アニス……なんて良い娘なの……
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