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慌ただしい日々 11
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そんなこんなで支度は無事終わり、皇宮の厨房(目茶苦茶広い!)で簡単な料理をじゃんじゃんだしましたよ!
唐揚げとかフライドポテトとか!ちょっとした甘味とか!
基本小出しにして反応貰います。だってきっとレシピとか売るんでしょ?知ってる!
とか何とかバタバタして入場待ちのエントランスホールに行きましたら、めっちゃカッコイイルークがいました♡
料理の都合上、私の方が先に移動したんですよ~。なので、今改めてルークのおめかし姿を見たんです♡
「ああ、とても美しいよ。流石シュバルツバルト公国の至宝エリーゼ公女様だよ」
「ん?凄く改まってない?」
「そう?気にしない気にしない」
「ふーん……」
いつもはこんな言い方しないのに……ハッ!私達がお茶会してる間に何かがあったのね!
次々と呼ばれて夜会会場内に入っていく帝国貴族達。勿論、ラーラルーナ様も先に入って行きましたよ。
お互い小さく手を触り合って笑顔を交わしましたけどね。
「皆様入られましたね」
「ああ、次は私達だよ」
あ……皇子さまモードです。
差し出された手に手を重ねると、優しく握ってくれる。
―シュバルツバルト公国、公王陛下、公王妃陛下、エリーゼ公女殿下、ルーク公配殿下のおなーりー!―
は?え?シュバルツバルト公国て言うた!もう整ったの?早!
「さ、行くよ」
お父様、お母様に続いてルークのエスコートで会場内へと入る。
センターの赤絨毯を進むお父様達。両脇に並び頭を垂れている帝国貴族達。
夜会だよね?あれ?気のせいかな?夜会ってこんなはじまりでしたっけ?
頭の中にクエスチョンマークが飛び交ってるけど、顔は微笑を浮かべ落ち着いてます。
王国の王子妃教育の賜物です。ありがとう!
とうとう帝国皇帝陛下、皇后陛下の前まで来ました。
「この度、貴殿の申し出によりシュバルツバルト公国の復活を認め国交を樹立する。これより良しなに付き合おうぞ」
「申し出受け入れて下さりありがとうございます。ゴルゴダ帝国とはこれからもより良い付き合いと成りますよう心より願っております」
……口上合ってるの?何か出来レース感パないんですけど……
とか思ってたら手にグラスが差し出されました。
「中身は薄い色のついた果実水だから安心して」
小声で言われました。いや、アルコール飲めませんから。
ってジロリとルークを見上げれば困った様に笑って「同じ果実水だから」と答えてくれました。
「では、この祝いの場に相応しく……乾杯!」
―乾杯―
会場内に響き渡る声。
今、この時をもってシュバルツバルトは王国の侯爵領から公国へとなっ……いや、戻った。
唐揚げとかフライドポテトとか!ちょっとした甘味とか!
基本小出しにして反応貰います。だってきっとレシピとか売るんでしょ?知ってる!
とか何とかバタバタして入場待ちのエントランスホールに行きましたら、めっちゃカッコイイルークがいました♡
料理の都合上、私の方が先に移動したんですよ~。なので、今改めてルークのおめかし姿を見たんです♡
「ああ、とても美しいよ。流石シュバルツバルト公国の至宝エリーゼ公女様だよ」
「ん?凄く改まってない?」
「そう?気にしない気にしない」
「ふーん……」
いつもはこんな言い方しないのに……ハッ!私達がお茶会してる間に何かがあったのね!
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「皆様入られましたね」
「ああ、次は私達だよ」
あ……皇子さまモードです。
差し出された手に手を重ねると、優しく握ってくれる。
―シュバルツバルト公国、公王陛下、公王妃陛下、エリーゼ公女殿下、ルーク公配殿下のおなーりー!―
は?え?シュバルツバルト公国て言うた!もう整ったの?早!
「さ、行くよ」
お父様、お母様に続いてルークのエスコートで会場内へと入る。
センターの赤絨毯を進むお父様達。両脇に並び頭を垂れている帝国貴族達。
夜会だよね?あれ?気のせいかな?夜会ってこんなはじまりでしたっけ?
頭の中にクエスチョンマークが飛び交ってるけど、顔は微笑を浮かべ落ち着いてます。
王国の王子妃教育の賜物です。ありがとう!
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……口上合ってるの?何か出来レース感パないんですけど……
とか思ってたら手にグラスが差し出されました。
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小声で言われました。いや、アルコール飲めませんから。
ってジロリとルークを見上げれば困った様に笑って「同じ果実水だから」と答えてくれました。
「では、この祝いの場に相応しく……乾杯!」
―乾杯―
会場内に響き渡る声。
今、この時をもってシュバルツバルトは王国の侯爵領から公国へとなっ……いや、戻った。
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