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慌ただしい日々 8

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そんなこんなで程良く雰囲気も良く、打ち解けて来た気がします。
てか甘味がまだまだな今世において、現代日本の甘味(スイーツ)はとんでもレベルでしかない。
こう……もうちょっと手加減して揚げドーナツとかカントリーマァ何とかみたいなアメリカのお母さんが作るクッキーとかを先に流通させるべきだったのかも……今となっては後の祭りですけど。
だって食べたかったんだもん。私が!料理も甘味も何不自由なく美味しい現代日本の味を求めたって悪くないと思う!
塩味と素材の味勝負とかムリだもん!お出汁と砂糖が必要だもん!
まさか醤油と味噌とかが木になるとは思いもしなかったけど、海岸寄りの地域に良く生えてるとか潮風からの塩害から進化したのかしら?生き抜く為の生存戦略とか?
謎だわー(笑)
砂糖問題は正直、南国からのはサトウキビ。家のはてんさい糖。好みは分かれるけど、どっちも好きなんだよね。
サーターアンダギーとか黒糖の方が美味しいと思うし、ちんすこうも黒糖が美味しいと思ってる。

「エリーゼ様、エリーゼ様は本当に料理がおじょうすなんですのね」

おっ?誰かに話しかけられて……皇太子妃殿下でした。

「幾つかある趣味の一つですわ。やはり美味しい物を求めるあまり自分自身で探求するようになってしまいましたの」

間違ってない!島で作り!自分で料理し!レシピを渡して誰かに作ってもらう!楽ちん!……ゲフンゲフン(笑)

「私、こんなに美味しい物を口にするのが始めてですの。よろしければこれからも帝国に遊びに来て下さるかしら?」

ぬ……?これは単なるお誘いなのか?チラリとお母様を見る。
お母様の笑顔は変わってない。と、言う事はこれは単なるお誘いと判断してよろしいか?よろしいのですね!

「そうですねルークの実家でもありますし、これからもこちらに遊び行ければと思っておりますわ」

「ふふ……可愛らしい方ね。気に入ったわ、私もお義母様と呼ばれたいわ」

「あら!素敵ですわ!ルークは私の産んだ息子ですが、ジョゼット様に息子と認められて光栄ですわ」

あー……正妃様と側妃様との間には深くて大きい河があるのね。それがお子様達の立場の違いになるって教えられたわ。これがそうか。大変じゃん。

「ほほほ……エリーゼは人気者ね。お母様、鼻高々よ」

「ありがとうございます。ですがご婦人ばかりが楽しい思いをしてると殿方達は焼き餅を焼きませんか?」

「ふ……ホーッホッホッホ!焼かせれば良いのです!同じ女性の特権ですわ」

まあ夜にはうちの料理わんさか出すから良いと言えば良いのかしら?
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