婚約破棄されまして(笑)

連載

慌ただしい日々 3

夥しい数の料理と甘味とその他がカテゴリー別に入ってました。
材料や素材一覧とかも驚きの品揃え（笑）
そして〈NEW〉のカテゴリー、赤ちゃん／子供用品がっ！早いっ！気が早いです！
いや、ありがたいですけど。怖くてそこ見れません。

「どうした？」

あ！今、ルークに凭れてましたわ。

「いえ、チビナビちゃん達の仕事が早くて驚いてたトコよ……」

「仕事が早い？」

「ええ。赤ちゃん用品のカテゴリーが出来てたわ」

「頑張るなぁ。でも、皆エリーゼが喜ぶ顔見たさに頑張ってる訳だしね。てか、チビナビ達の方がクオリティ高いからお祝い貰っても使えるかなぁ……」

しまった！品質問題！そう！何を隠そう（全く隠してないけどw）島産のクオリティは驚く程高いので、今現在レベル差ダンチで一般流通品に抵抗感が出て来ている。
お母様は下着類は島産オンリーになってしまったし、何なら専属侍女も島産はとシフトチェンジしてる。
もちろん私もアニスも下着類に関しては島産オンリーになってる。

「物にもよると思うけど、多分ベビー用品とかは送って来ないと思うな。あるとしたら……宝飾品か位か……後は領地だと思うな！」

「規模が大きすぎて困るわよ！宝飾品一択でお願いします！」

「ははは！そうだよね！でも、ほら公女殿下に婿入りしたって立場だから帝国の威信がって言われたら受け取るしかないよ」　

「そうでした……今回の旅は公国樹立も関わってました」

反省！反省ですよ私！

「俺位の立場だと帝国内貴族に婿入りが普通だったからさ、まさか元王国貴族に婿入りするとは思わなかったし、その貴族が独立するとか思わなかったもんな。どんな立場でも俺はエリーゼを愛してるから離れないけどな！」

どっ……堂々とのたまわりましたわよ！イケメンでイケボな元皇子様の威力がデカ過ぎて失神しそうです！

「ふふっエリーゼはカッコ可愛いし、声も可愛い。考え方も時々突拍子もないけど、面白い。後、二人っきりになると雰囲気変わるのが萌える」

ギャーー！何、言いやがるんですの！

「ほら、そういう所。ツンデレな所とかさ、堪らないよね」

ギャップ萌え属性なのか……ルークよ……

「恥ずかしいから、そろそろ止めて……」

「そういう所！堪んないよね」

そう言ってギュッと肩を抱いてくるイケメンに負けた……と思う私はヘタレです。