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慌ただしい日々

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皇宮の謁見の間で皇帝陛下、皇后陛下に挨拶からの皇太子殿下と皇太子妃殿下に挨拶。
その後会食して、皇族の女性陣(皇后陛下はじめ皇帝側妃様方、皇太子妃殿下と皇太子側妃様方並び未婚の皇女様方)とお茶会。
その後一旦解散してお披露目の夜会。こちらは帝国貴族も参加される大規模なものになるとか……えー……私、妊婦さんなんですけど。
しかも前世今世合わせて初なんですけど。ハード過ぎやしませんか?
朝のルーティン後(妊婦さんでも適度な運動なら大丈夫だとナビさんに教えて貰いましたし、何ならちょっとでも負担になるなら警告してくれるって!)の後の支度の最中アニスから「本日の予定です」って教えられてスン……てなりました。

「エリーゼ様、お体に負担がかからない様に私も奥様もお母さまもお側にいますから大丈夫です!」

「そうね。お母様がいればどうとでもなる気がするわ」

「はい!」

いつもの倍以上の時間をかけて支度されました……謁見するので当たり前と言えば当たり前なんだけど。
おっかしいなぁ……コルセットとか着けなくて良くなったのに、時間かかるとはこれイカにタコにだわよ。
そして怒涛の一日が始まる。

……皇帝陛下も皇后陛下も威厳のある美しい方達でした。
ぶっちゃけ懐かしき宮廷作法は体に染み付いていたので無問題でした!過去の私、しっかり勉強していて良かった!
芸事は身を助けるとか言うけど、学とか習い事も身を助けるわよね!
え?皇太子殿下と皇太子妃殿下?お綺麗でしたよ。皇太子殿下はルークのパパだし、初見じゃないから。
ただ、やっぱり謁見の間だとスイッチオンなのか威厳オーラ出てました!カッコイイね!

問題は会食でした。
まあ、出るわ出るわ皇太子殿下の不満が(笑)
その度に私をチラチラではなくガン見するのは止めていただきたかったです。
でもさすがにね皇帝陛下から「そなたの料理、味わってみたいものだが……無理であろうか?」とか言われたらさぁ!好々爺みたいな顔と声で言われたら返事しちゃうよね!

「はい。誠心誠意作らせていただきます」

ってさ。なので、皇宮の厨房借りて、しかも料理人達も使って作ること決定です。
メニューをどうするかは明日以降会議するんだって、大変ですよ……
レシピも買ってくれる今年になりました。
我が領……じゃない我が国が潤いますね。
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