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目指せ!義実家! 8

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で!ですよ。久方ぶりにチョロギーに騎乗したらばですよ……

(主を乗せれる喜び!感動です!)

え……いや……里に上がる時も乗ってたと思うんですけど……
あれかな?会えない時間が二人(間違いです!一人と一頭です!)の絆を強くする?的な?うろ覚えで何とも言えないけど(笑)
まぁ、良いです。早速かわい子ちゃん達を呼んで楽しい旅の道中です!
……ブレーメンの音楽隊みたいになってるのがいるんですけど……
ヒナの上にスラ道が乗り、スラ道の上にピカ太郎とリコ。
ちょっとだけ遠い目になりました。
タマとトラジは私と一緒にチョロギーに乗ってます。ユキはチョロギーと並走してる……白くて大きい犬というより狼感強めの魔物だけど、走る姿が格好良くて思わずニンマリ笑ってしまう。

「エリーゼ様!こういうの久しぶりですね!」

「そうね!」

少し早めに歩かせてるから、ついつい声も大きくなってしまう。
遠出自体久しぶりだものね。
草原を渡る風も爽やかで気持ち良い。
帝国は大型が出ないって言ってたけど、見かける魔物は小型や虫系のものばかり。
我が領の大型見てルークが興奮するのちょっとだけ分かる。生息分布図を頭の中で浮かべて帝国の冒険者がちょいちょい流れて来るの納得。
うちの大草原、本当にだだっ広いからね……北海道が丸ごと入る位には広い……はず。そこが草食系魔物の一大繁殖地だから、肉食大型がやってくるの仕方ないわよね。
帝国で見かけるような小型の魔物じゃ、お腹膨れないもの。
とりあえず、棲み分け?住み分け?出来てる現在の我が領はこのまま進むだけよね。

「主……主……」

「はっ!何っ!」

タマにポムポムされながら呼ばれてたみたい……肉球ポムポム……もう一回ポムポムして貰おう。

「うしろからなんかきこえるにゃ!」

後ろ?……ルークが何か言ってるわ。やぁね(笑)かわい子ちゃん達と並走してるから、ルークは自動的に後ろにいるのよね。

「エリーゼ!この先の森は虫系魔物が多い!馬車に戻った方が良い!」

ヤダワァ(笑)虫系魔物とか小型ばかりでしょ?

「大丈夫よ!タマ達だっているし、心配しないで!」

「そうです!私もエリーゼ様をお守りするので安心して下さい!」

たか何とか言ってるうちにどんどん森へと近づく。
森の脇に街道が作られてるのは伐採とか大変だからよね?
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