1,253 / 1,359
連載
new world 61
しおりを挟む
ハッ!寝てた!
「お目覚めですか?そろそろ着付け致しましょうね」
「はい」
どれ位寝てたのかしら?
「お風呂、疲れますでしょう?ですからね、よく休まれる方が多いのですよ。安心なさって下さい、ほんの少しの時間ですから」
「そうなのね……良かったわ、あまり長い時間だったら大婆様を待たせてしまっていたのかもしれないもの」
「ふふ……皆様のんびり大座敷でお茶してましたから安心なさって下さい」
そう言いながら二人がかりで着付けされて行きます。
金糸銀糸で縁取りされた下がり藤の美しい藤色の打掛にうっすらと黄金色の襦袢……高級品です……
「主様!妾も主様みたいなのにしたぞえ!」
ん?シルフィーちゃんを見たらワンピースから着物?着物なのかな?どっちかと言うと民族衣装に近いデザイン。しかも中央アジアから東南アジアっぽい造り。色は白と水色と青で構成されてるけど……
「シルフィーちゃん、とっても可愛い……」
「そうであろう!そうであろう!妾は主様好みの可愛さにしたのじゃ!」
えっ?まさかの私好みとか!いや、ドストライクな可愛さだけど!
くぅ~~!可愛さが爆発してるっ!
「うん。ずっと可愛くいてね♡」
「勿論じゃ!」
「では御髪を整えますね」
おっと!シルフィーちゃんと喋ってる間に着付けが終わってしまってた。
御髪……ああ、髪型どうするのかしら?
ブラシがかけられ一房ずつ手に取られ、結われたり何か付けられたりしてます。
結われた所に簪や飾り櫛が差し込まれちょっとずつ重くなっていきます。
……昔の高位女性って大変だったんだな……ドレスも生地の重さやお飾りの重さで大変だと思ったけど、着物も大変です。
天蚕糸は驚くほど軽いので大変なのはお飾りだけだったけど、シルヴァニアの里は正絹だから重量が……しかも簪や飾り櫛は金属と宝石だからこれは首が鍛えられてない人には頭が上げられないかもなぁ……
「大丈夫でございますか?」
「平気よ。この程度なら問題ありません」
「それは良うございました。慣れがないとお顔を上げられませんから」
全くです。高位貴族令嬢として常日頃から鍛えてますから!この程度の重量、無問題ですわ!
低位貴族令嬢だともう少し軽装になるから姿勢が悪くなる程度だけど、平民だと頑張らないと姿勢が悪く歩くのもままならないのよね。
筋肉はウソつかない!(笑)
「お目覚めですか?そろそろ着付け致しましょうね」
「はい」
どれ位寝てたのかしら?
「お風呂、疲れますでしょう?ですからね、よく休まれる方が多いのですよ。安心なさって下さい、ほんの少しの時間ですから」
「そうなのね……良かったわ、あまり長い時間だったら大婆様を待たせてしまっていたのかもしれないもの」
「ふふ……皆様のんびり大座敷でお茶してましたから安心なさって下さい」
そう言いながら二人がかりで着付けされて行きます。
金糸銀糸で縁取りされた下がり藤の美しい藤色の打掛にうっすらと黄金色の襦袢……高級品です……
「主様!妾も主様みたいなのにしたぞえ!」
ん?シルフィーちゃんを見たらワンピースから着物?着物なのかな?どっちかと言うと民族衣装に近いデザイン。しかも中央アジアから東南アジアっぽい造り。色は白と水色と青で構成されてるけど……
「シルフィーちゃん、とっても可愛い……」
「そうであろう!そうであろう!妾は主様好みの可愛さにしたのじゃ!」
えっ?まさかの私好みとか!いや、ドストライクな可愛さだけど!
くぅ~~!可愛さが爆発してるっ!
「うん。ずっと可愛くいてね♡」
「勿論じゃ!」
「では御髪を整えますね」
おっと!シルフィーちゃんと喋ってる間に着付けが終わってしまってた。
御髪……ああ、髪型どうするのかしら?
ブラシがかけられ一房ずつ手に取られ、結われたり何か付けられたりしてます。
結われた所に簪や飾り櫛が差し込まれちょっとずつ重くなっていきます。
……昔の高位女性って大変だったんだな……ドレスも生地の重さやお飾りの重さで大変だと思ったけど、着物も大変です。
天蚕糸は驚くほど軽いので大変なのはお飾りだけだったけど、シルヴァニアの里は正絹だから重量が……しかも簪や飾り櫛は金属と宝石だからこれは首が鍛えられてない人には頭が上げられないかもなぁ……
「大丈夫でございますか?」
「平気よ。この程度なら問題ありません」
「それは良うございました。慣れがないとお顔を上げられませんから」
全くです。高位貴族令嬢として常日頃から鍛えてますから!この程度の重量、無問題ですわ!
低位貴族令嬢だともう少し軽装になるから姿勢が悪くなる程度だけど、平民だと頑張らないと姿勢が悪く歩くのもままならないのよね。
筋肉はウソつかない!(笑)
201
お気に入りに追加
16,846
あなたにおすすめの小説
転生料理人の異世界探求記(旧 転生料理人の異世界グルメ旅)
しゃむしぇる
ファンタジー
こちらの作品はカクヨム様にて先行公開中です。外部URLを連携しておきましたので、気になる方はそちらから……。
職場の上司に毎日暴力を振るわれていた主人公が、ある日危険なパワハラでお失くなりに!?
そして気付いたら異世界に!?転生した主人公は異世界のまだ見ぬ食材を求め世界中を旅します。
異世界を巡りながらそのついでに世界の危機も救う。
そんなお話です。
普段の料理に使えるような小技やもっと美味しくなる方法等も紹介できたらなと思ってます。
この作品は「小説家になろう」様及び「カクヨム」様、「pixiv」様でも掲載しています。
ご感想はこちらでは受け付けません。他サイトにてお願いいたします。
王妃となったアンゼリカ
わらびもち
恋愛
婚約者を責め立て鬱状態へと追い込んだ王太子。
そんな彼の新たな婚約者へと選ばれたグリフォン公爵家の息女アンゼリカ。
彼女は国王と王太子を相手にこう告げる。
「ひとつ条件を呑んで頂けるのでしたら、婚約をお受けしましょう」
※以前の作品『フランチェスカ王女の婿取り』『貴方といると、お茶が不味い』が先の恋愛小説大賞で奨励賞に選ばれました。
これもご投票頂いた皆様のおかげです! 本当にありがとうございました!
悪女役らしく離婚を迫ろうとしたのに、夫の反応がおかしい
廻り
恋愛
王太子妃シャルロット20歳は、前世の記憶が蘇る。
ここは小説の世界で、シャルロットは王太子とヒロインの恋路を邪魔する『悪女役』。
『断罪される運命』から逃れたいが、夫は離婚に応じる気がない。
ならばと、シャルロットは別居を始める。
『夫が離婚に応じたくなる計画』を思いついたシャルロットは、それを実行することに。
夫がヒロインと出会うまで、タイムリミットは一年。
それまでに離婚に応じさせたいシャルロットと、なぜか様子がおかしい夫の話。
姫金魚乙女の溺愛生活 〜「君を愛することはない」と言ったイケメン腹黒冷酷公爵様がなぜか私を溺愛してきます。〜
水垣するめ
恋愛
「あなたを愛することはありません」
──私の婚約者であるノエル・ネイジュ公爵は婚約を結んだ途端そう言った。
リナリア・マリヤックは伯爵家に生まれた。
しかしリナリアが10歳の頃母が亡くなり、父のドニールが愛人のカトリーヌとその子供のローラを屋敷に迎えてからリナリアは冷遇されるようになった。
リナリアは屋敷でまるで奴隷のように働かされることとなった。
屋敷からは追い出され、屋敷の外に建っているボロボロの小屋で生活をさせられ、食事は1日に1度だけだった。
しかしリナリアはそれに耐え続け、7年が経った。
ある日マリヤック家に対して婚約の打診が来た。
それはネイジュ公爵家からのものだった。
しかしネイジュ公爵家には一番最初に婚約した女性を必ず婚約破棄する、という習慣があり一番最初の婚約者は『生贄』と呼ばれていた。
当然ローラは嫌がり、リナリアを代わりに婚約させる。
そしてリナリアは見た目だけは美しい公爵の元へと行くことになる。
名前はノエル・ネイジュ。金髪碧眼の美しい青年だった。
公爵は「あなたのことを愛することはありません」と宣言するのだが、リナリアと接しているうちに徐々に溺愛されるようになり……?
※「小説家になろう」でも掲載しています。
今まで尽してきた私に、妾になれと言うんですか…?
水垣するめ
恋愛
主人公伯爵家のメアリー・キングスレーは公爵家長男のロビン・ウィンターと婚約していた。
メアリーは幼い頃から公爵のロビンと釣り合うように厳しい教育を受けていた。
そして学園に通い始めてからもロビンのために、生徒会の仕事を請け負い、尽していた。
しかしある日突然、ロビンは平民の女性を連れてきて「彼女を正妻にする!」と宣言した。
そしえメアリーには「お前は妾にする」と言ってきて…。
メアリーはロビンに失望し、婚約破棄をする。
婚約破棄は面子に関わるとロビンは引き留めようとしたが、メアリーは婚約破棄を押し通す。
そしてその後、ロビンのメアリーに対する仕打ちを知った王子や、周囲の貴族はロビンを責め始める…。
※小説家になろうでも掲載しています。
【7話完結】婚約破棄?妹の方が優秀?あぁそうですか・・・。じゃあ、もう教えなくていいですよね?
西東友一
恋愛
昔、昔。氷河期の頃、人々が魔法を使えた時のお話。魔法教師をしていた私はファンゼル王子と婚約していたのだけれど、妹の方が優秀だからそちらと結婚したいということ。妹もそう思っているみたいだし、もう教えなくてもいいよね?
7話完結のショートストーリー。
1日1話。1週間で完結する予定です。
【完結】無意識 悪役公爵令嬢は成長途中でございます!幼女篇
愚者 (フール)
恋愛
プリムローズは、筆頭公爵の末娘。
上の姉と兄とは歳が離れていて、両親は上の子供達が手がかからなくなる。
すると父は仕事で母は社交に忙しく、末娘を放置。
そんな末娘に変化が起きる。
ある時、王宮で王妃様の第2子懐妊を祝うパーティーが行われる。
領地で隠居していた、祖父母が出席のためにやって来た。
パーティー後に悲劇が、プリムローズのたった一言で運命が変わる。
彼女は5年後に父からの催促で戻るが、家族との関係はどうなるのか?
かなり普通のご令嬢とは違う育て方をされ、ズレた感覚の持ち主に。
個性的な周りの人物と出会いつつ、笑いありシリアスありの物語。
ゆっくり進行ですが、まったり読んで下さい。
★初めての投稿小説になります。
お読み頂けたら、嬉しく思います。
全91話 完結作品
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。