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new world 47
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誰かに案内されもせず、お母様を先頭に歩いて……なっが!廊下長っ!曲がったり何だり階段もあるし、どうなってるのよ!
「そろそろよ」
「玄関から遠いですね」
お母様の言葉につい聞いてしまう。だって本当に長いんですもの。
「大婆様のお部屋はどこも奥まってるから、どこもこんな長さよ」
「そうなんですね」
どこもとか言われましたー。つまり大婆様の居住区は奥まってるって事ですね。じゃあ手前側は客室とか大婆様以外って事かぁ……
お母様がピタリと立ち止まると中へと「フェリシアです」と声をかける。
音も無く唐紙……襖が開いて着物を着て、正座で頭を下げてる女性が二人見える。
「待ってたでおじゃる!ささ、近うお寄り」
畳敷きの広い部屋、厚畳?礼盤?二畳台?名称がよく分からなくて混乱するけど、時代劇のお殿様とか偉い人が座ってるあの一段高い所に大婆様が座って手で私達を招いている。
脇息にもたれ掛かって楽な姿勢わ取ってるけど……内装が豪華でビビりそうです。
牡丹の間の意味は室内の襖絵が牡丹だからだと推測。金箔を地に赤や白、ピンクの牡丹が描かれてとても華やかです。
お母様が躊躇いもせず大婆様の前へと歩いて行くので私達もついて行きます。
「待っておったのじゃ!今が見頃じゃ見せてたも!」
ん?今が見頃?置かれた座布団……分厚いですね。おすさま……和尚様が座るような座布団に座れって事ですか。
チラ見したルークも顔が強張ってます。私もです。
とりあえず座ろう。でないと話しが進まない気がする。
お母様はサッサと座ってますね。お父様も。
そっか、お父様は初めてじゃないもんね……
馬達と一緒に行ったアニス達がちょっぴり羨ましいです……いえ、嘘ですごめんなさい。
入り口にいた二人がササッと動いたかと思ったら、牡丹の襖を動かして……お庭が見えました。
「これはまた……」
色とりどりの牡丹が咲き誇ってました。白から赤までの牡丹が彩りよく配置され、それはもう圧巻としか言いようがないもので見とれてしまいました。
「そうでおじゃろ!小姫は良く分かっておるのじゃ。他にもあるのじゃが、時期でない故残念でおじゃる……」
ションボリしてる小さい大婆様めっさ可愛い!
ギュッてしたい!
って思いがバレたのか大婆様が私を見て脇息に凭れてた体を少し起こすと両手を開きました!
座ってたけどキニシナイ!ダッシュ!ギュッ♡小さくてあったかくて可愛い!大婆様良い匂いする!好き!
「そろそろよ」
「玄関から遠いですね」
お母様の言葉につい聞いてしまう。だって本当に長いんですもの。
「大婆様のお部屋はどこも奥まってるから、どこもこんな長さよ」
「そうなんですね」
どこもとか言われましたー。つまり大婆様の居住区は奥まってるって事ですね。じゃあ手前側は客室とか大婆様以外って事かぁ……
お母様がピタリと立ち止まると中へと「フェリシアです」と声をかける。
音も無く唐紙……襖が開いて着物を着て、正座で頭を下げてる女性が二人見える。
「待ってたでおじゃる!ささ、近うお寄り」
畳敷きの広い部屋、厚畳?礼盤?二畳台?名称がよく分からなくて混乱するけど、時代劇のお殿様とか偉い人が座ってるあの一段高い所に大婆様が座って手で私達を招いている。
脇息にもたれ掛かって楽な姿勢わ取ってるけど……内装が豪華でビビりそうです。
牡丹の間の意味は室内の襖絵が牡丹だからだと推測。金箔を地に赤や白、ピンクの牡丹が描かれてとても華やかです。
お母様が躊躇いもせず大婆様の前へと歩いて行くので私達もついて行きます。
「待っておったのじゃ!今が見頃じゃ見せてたも!」
ん?今が見頃?置かれた座布団……分厚いですね。おすさま……和尚様が座るような座布団に座れって事ですか。
チラ見したルークも顔が強張ってます。私もです。
とりあえず座ろう。でないと話しが進まない気がする。
お母様はサッサと座ってますね。お父様も。
そっか、お父様は初めてじゃないもんね……
馬達と一緒に行ったアニス達がちょっぴり羨ましいです……いえ、嘘ですごめんなさい。
入り口にいた二人がササッと動いたかと思ったら、牡丹の襖を動かして……お庭が見えました。
「これはまた……」
色とりどりの牡丹が咲き誇ってました。白から赤までの牡丹が彩りよく配置され、それはもう圧巻としか言いようがないもので見とれてしまいました。
「そうでおじゃろ!小姫は良く分かっておるのじゃ。他にもあるのじゃが、時期でない故残念でおじゃる……」
ションボリしてる小さい大婆様めっさ可愛い!
ギュッてしたい!
って思いがバレたのか大婆様が私を見て脇息に凭れてた体を少し起こすと両手を開きました!
座ってたけどキニシナイ!ダッシュ!ギュッ♡小さくてあったかくて可愛い!大婆様良い匂いする!好き!
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