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new world 33

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「ところでさ、話し変わるけどもし妊娠してたらコーヒーってマズいんじゃないの?」

「あっ!」

やば……コーヒー飲みた過ぎて忘れてた。と言うか、前世お一人様には縁遠いネタですっかり頭から飛んでたわ。

「そうね……カフェインは良くないわね……え?待って、それ言ったら紅茶も良くないわよ。当然緑茶も……」

<安心して下さい!無限収納にあるコーヒーも紅茶も緑茶もマスター用はカフェイン除去しております!ですが、ご一緒なさる方のもカフェイン除去された物なので眠気覚ましには向きません>

「あー……そうなのね。ルーク、私用のはカフェイン除去されてるってナビさん教えてくれたわ。どうやら無限収納に入れた時点で振り分けてるみたい」

「そうかノンカフェコーヒーか……問題無いなら良いけど、そうか……ノンカフェか……」

ん?ガッカリしてる?なして?

「徹夜のドリンクにはならないな……」

「徹夜するつもりだったの?」

「え?あ、うん……」

「何か徹夜するような事あったかしら?」

ちょっとビキィですわよ。一人で何するつもりだったのか……

「ゴメンよ!俺、岡崎城造りたかったんだ!後、大樹寺!」

……まさかの地元愛かよ……名古屋城に犬山城ときて、岡崎城か……他にも姫路城とか彦根城とか大阪城とか熊本城とかあるだろうに……って愛知のお城限定かっ!

「大樹寺ね……」

「ああ!岡崎城と大樹寺はセットじゃないとな!」

「そう……」

何も言うまい。岡崎は嫌いじゃない。イチゴ狩りもブドウ狩りも行ったし、受験前に岩津天神にもお参りしたしね。
フルーツサンド買いに車走らせた事だってあったしね……フルーツサンド……

「ペーナップルサンドとか買ったなぁ……」

「分かる!あれ、美味しいよな!東京にもカフェが進出してきてちょいちょい買いに行ってた!」

まさかの同志!そんなこんなで懐かしい岡崎ネタで盛り上がりました。

そして私達は国境を越え帝国に進み……うん、何事も無く進みラーラルーナ様ともお別れし(一晩お世話になりましたが割愛!)ガンガン進んでます。
シッカリ整備されてる街道は石畳でそこはかとなく歴史を感じます。
王国と違って街道は国政で整えられてるらしいです。
国力の差か!隅々まで手が行き届いてるなぁ……とか思って窓から景色を見て……ん?小っさい可愛らしい魔物がいる……え?あのレベルが闊歩してるの?弱々じゃない?
どこからどう見てもリスみたいな魔物でちょっぴり癒されました!
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