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new world 18

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「ん……とても美味しかったわ。エリーゼ、私時々こちらにお邪魔するわね」

oh!お母様がお泊まりします宣言してきたわよ……答えはyesしか許さないですよね。

「はい……」

ウッカリ一部屋客室仕様にしたのがまずかったのか……いや、ノリノリで造ったわ。
だってお部屋のコーディネート楽しかったんだもん!色々やりたかったんだもん!
うう……可愛い白とピンクのお部屋と爽やかな白とグリーンのお部屋と青系統で纏めたリッチなお部屋……リビングは居心地の良さそうなウッディな感じにして……って。

「じゃあエリーゼはどのお部屋が一番好きかしら?」

「白とピンク……」

「ではお母様、青いお部屋にお泊まりするわね」

決定なんだ……

「はい……」

「所で、アニスはどうするのかしら?空いてるお部屋で寝起きしるのかしら?」

「いえ。各部屋に扉が幾つかあるので、その内の一つがアニスの部屋として……」

お母様の額に💢マークが浮かんでます!ピンチです!

「そう……ちゃんと別にお部屋があるのね……」

「奥様、衣装部屋もきちんとあります」

アニス!余計な事を!お母様の額の💢マークが増えたじゃない!せっかく一人で過ごす時には楽チンな格好でノビノビゴロゴロしようと思ってたのに!

「なる程。分かりました、エリーゼ……せめて家族の馬車は同じようになさい。公正にね」

「はい……」

「全く……内緒ででもこれだけの物、領主が持ってなければ駄目でしょうに……この娘は……」

ハッ!しまった!お父様は領主で帰国したら公国を立ち上げて大公になる身分でした!
そのお父様を差し置いて、一番グレードの高い魔改造馬車に乗ってたら、そりゃあマズいです!お父様ごめん!私は親不孝で考え無しでした!

「いい……いつ着手すれば良いかしら?お父様の馬車を一番最初に?それからお母様?アワワワワ……」

「エリーゼ、こちらにお座りなさい」

お母様がご自分の隣をポンポンと叩いてます。
ヨロヨロと立ち上がってお母様の隣に座ると、困ったようなお顔で微笑んでます。
もう怒ってない?

「まずはお父様の馬車を広くして、過ごしやすくして頂戴。お母様はその後にね。ルークが最後になるけど、体力とか考えたら……ね」

「はい」

「それから設備もこの馬車と同じようにして貰えると助かるわ。何せ旅は時間が掛かるものね」

「はい」

「負担をかける事は分かってるわ。でもお願いね」

「それは大丈夫です。野営地の殆どは今までに整備してあるので、特に何かある訳でもありませんから」

本当だよ。今回は私、楽チン旅なんです。
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