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new world 15

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「サブマスターか……設定……」

「ん?」

「エリーゼ、俺に権限無いって本当?これ、ひょっとしたら最終決定がエリーゼなだけじゃないかな?」

「待った!ナビさんに聞くから!」

「ナビさん?」

「そう!島の管理をしてくれてるの!」

「……ナビゲーターのナビ?」

「えっ?うん、そう」

「そうか……」

なんでガッカリした様な顔するのよ!失礼ね!

(ナビさん!夫が色々言ってるんですけど、どうしたら良いかしら?)

<マスター。おそらくですが、サブマスターの方が理解が早いのかも知れません。最終決定や重要な案件はマスターだけですが、それ以外はサブマスターでも行えます>

「あー……そうなんだ……ルーク、重要案件とか最終決定は私らしいんだけど、それ以外はルークでも大丈夫らしいわよ」

「ふわっとしてるな……いや、分かった。じゃあ、俺でも大丈夫な事は俺もやるけど良いか?」

「うん、良いわよ」

<ではマスター、サブマスターとの通信開始します>

通信開始?何かしら?

「ええ」

<初めまして。私はナビ、八丈島の管理等を行っております。これより宜しくお願い致します>

「はっ!?えっ!あ!よろしく!」

<ただ今、同時通信を行ってますが必要とあらばサブマスターのみとも通信可能となります>

「そうなのか。色々出来るみたいなのに手つかずっぽかったから、ちょっとやらせて貰うけど大丈夫かな?」

<大丈夫です。場合によってはマスターへ報告及び相談となりますが宜しいでしょうか?>

「勿論。何、俺はちょこちょこっと遊ばせて貰うだけだからさ」

<畏まりました>

「ありがとな、エリーゼ。まさか開発ゲームで遊べるとは思わなかったな!」

めっちゃ嬉しそうね……でも、ゲームじゃないんですけど。

「遊びじゃないのだけど……」

「分かってる、分かってる。さあ!じゃんじゃん開発してポテンシャル上げてくぞー!」

ポテンシャルって何のよ!

<マスター、今はマスターのみに語りかけております。おそらくですがサブマスターは知識がそれなりにあると思われます。私の片手間の管理より良いのかも知れません、暫く任せてみては?>

(そうね、ルークに暫くやらせてみましょう。良くないようならナビさんから注意なり何なり言っておいて)

<畏まりました。サブマスターの手腕を見るのが楽しみですね>

(そうね)

……ルークもルークなら、ナビさんもナビさんだわ。
でも、そうね……領地経営とかの才能を見るには打ってつけなのかも。
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