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new world 3

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うん。待機メンバー全員、良い笑顔です。
もちろん、アニスもキースもいました。

「おはようございますエリーゼ様、もう少ししましたら食事ご届きます。その前にあちらにお祝いの品ご届いております」

あえて目を向けない様にしてたのに!何のお祝いよ!

「ありがとう。所で何のお祝いかしら?婚姻のお祝いは先日全て届いたと聞いた気がしたのだけど」

「勿論、初夜のです。今朝本館に掲げられ、エリーゼ様が無事為し得た事をお待ちしていた皆様にお伝え致しましたから」

は?ファッ!無事掲げられ、何をだよ!って初夜のシーツか!そうなんだなっ!

「へぇ~シュバルツバルトは元公国だったから、古い慣習を守ってるんだね」

感心感心!みたいな顔で言ったわね!私の尊厳とか羞恥心とかぁ!思いやれえぇぇ!

「アニス……まだ掲げられてるのかしら……ソレ……」

「いいえ。朝、日が昇ったと同時に掲げ、昼の鐘が鳴り終わるまでにしまうのが慣習ですよ。なので、今は領主様が管理する特別なお部屋にしまわれてます」

「……?管理する特別な部屋?」

聞いた事無いわよ。何ソレ?

「はい。代々の奥方様や令嬢の初夜の証は魔法がかけられた部屋へとしまわれるのです。嘘偽り無い証として」

徹底した管理!ガチ過ぎて怖い!

「凄いね……危機管理能力高過ぎない?普通はそこまでやらないよね、うちだってそこまで管理してないよ」

「そうなんだ」

「まあ、数が多くてやれないってのと、何かあればシルヴァニア家が動くからね」

出た!そりゃあ勉強したから大まかな事は知ってるけど、シルヴァニア家凄すぎよ。 
とか思ってたらご飯来ました!ラーメンセットです!
メイド達がもの凄い勢いでテーブルに並べてくれてます!

「早く座って食べましょう!」

熱々鉄板がパチパチいってる内に溶き卵をジャッと回しがけ、並べられたスプーンでチャーハンと一緒にかき混ぜます!
時々車飛ばして食べに行ってたのよね~、ここにフライドガーリックも混ぜて……ってちゃんと置いてありました!
小さじでフライドガーリックをチャーハンに混ぜていきます!ガーリックの良い匂いがチャーハンから……ニンニクマシマシって罪な香りよね~(笑)
え?チャーハンにはちゃんとニンニク入ってますよ。マシマシが好きなだけです。
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