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new world

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気が付けば、もう午後でした。腹ぺこです。でも腹ぺこよりも何よりも体中なんかギシギシしてます。なして?

「おはよ。大丈夫か?」

……何かスッキリした笑顔のルークが真横に寝そべってました。

「おはよう……体中軋んでるんですけど」

「俺のせいだな!」

眩しい笑顔で何ドヤッてるの?貴方の恋女房が体中軋んでるって言ってるんですけど!

「お腹は?減ってる?俺は空腹過ぎて頭の中がラーメンとギョーザとチャーハンで埋め尽くされてる」

クッ!なんたる誘導!ラーメン……ギョーザ……チャーハン……魅惑のラーメンセット!

「私もそれ食べたい……誰か呼ぼ……」

「ガッテンだ!」

チリチリチリン!

「お呼びでしょうか!」

「うん。ここに食事を持ってきてくれるかな。醤油ラーメンとギョーザ、後チャーハン」

安定のoh!将セットですね。

「私は醤油ラーメンに紅葉下ろしと白髪ネギたっぷり、ギョーザとチャーハンは熱々鉄板で溶き卵付けてちょうだい」

バッ!と私を見たルークはしまった!て顔してました。

「ルークは普通のチャーハンなの?」

「俺も鉄板で溶き卵付き!」

「畏まりました」

さて、私は起きてからずっとルークのガウンを借りてましたがそろそろちゃんと着替えたいです。
いや、せめてシャワー位浴びたい……体力はもう回復してると思うのです。

「さすがにちゃんと支度するか……」

「うん……」

「お風呂の用意してくるな」

「ありがと」

尽くされてる!何も言わなくてもやってくれるとか紳士!
フカフカソファにポテンと楽な姿勢で転がって待つ。
ちょっとだけ……ちょっとだけ目を瞑る。

「エリーゼ……エリーゼ、お風呂入れるよ」

「ん?うん……」

「仕方ないなぁ」

お姫様抱っこされて浴室に連れ込まれる。
さんざっぱら裸を見られて抵抗する気も無い。
ガウンをあっという間に脱がされ、体中洗われてお湯に浸かわされる。

「あー……気持ちいー……」

「頑張ったもんな」

ルークがワシャワシャと頭の天辺からつま先まで洗ってる姿を眺める。
このイケメンと夫婦になったのかぁ……

「そんなに見られたら穴が空きそうだな」

「空かないわよ。ルークってどこもかしこも格好いいなぁって思って」

「照れるな」

ザァ……とシャワーを浴びてサッパリしたのか、浴槽に入って来る。
大きいお風呂だから余裕なのに、お風呂の中でも抱っこされました。
そんなにくっつかなくても良くない?とか思う一方、ずっとくっついてるの幸せ♡って思ってしまう。
これがいわゆる新婚さんなのね♡
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