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春が来た! 86
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「では明日、日当たりの良い……そうね、南の庭園でお茶会を開きましょうね。バラのお茶会よ、楽しいお茶会にしましょう」
お祖母さまが纏めてくれました。さすがです。
「ええ、お義母様。楽しみですわ」
「はい、お祖母さま。今から楽しみです」
私とお母様はそうお祖母さまに返事をしました。
「お手柔らかにお願いします。エリーゼ、一つ年下だが中々しっかりしている。少し不思議な所もあるし、何かと相談に乗ってくれると助かる」
「はい。キャスバルお兄様、少しでも仲良くなれる様お話ししたいですわ。でも少し不思議とは?」
キャスバルお兄様が不思議とかどうしたのかしら?
「大した事では無いのかも知れないのだが……俺とレイを良く……いや、始終見ていた様な……」
んー?うん……そんなに見る事あるかしら?
「始終……ですか?」
「ああ、特に隣に置いている時は視線がな……」
あ……ひょっとして……
「主従でいる所をって事ですか?」
「ああ……」
「側近だから気にしてる……という事では?」
急にルークが混じって来ました。
「そうね。側近の事はシュバルツバルト領独特の事ですものね、幾ら事前に知識として入れておいても気にはなるわよね」
「あー……まぁ、そうよね……」
お母様もサラッと混じって来ました。
少しだけ考え込むキャスバルお兄様が少し悩ましげな顔になりました。何でしょうか?
「それにしては何だか視線が粘っこいと言うか、いや……普通はレイに対して少し棘というモノがあるのに、それが全く感じられなくて……」
うーん……?言いよどんでるわ。何かしら?
ルークがハッ!と何かに気付いた様な顔になりました。ルークも何か思い付く所があったのかしら?
「まさか……まさかと思うが、こう……一緒にいる所が良い……みたいな?一緒にいる所を楽しんでる……みたいな?」
「ん……?そうだな。そう言われればそんな感じかも知れないな……」
「そうか……」
何かキャスバルお兄様とルークの間で共通認識が出来てる気がするけど、気のせいよね?
「ねぇ、ルークは何か感じたの?」
「そうだな……あえて言うならBLカプを遠目で見て楽しむ腐女子的な視線が近いのかな?と思って。さっき挨拶した時にアレ?変な視線だな?俺とキースをチラチラしてたな……と」
まさかの腐女子的なとか言ってくるとは。でも、それって失礼じゃないかしら?
お祖母さまが纏めてくれました。さすがです。
「ええ、お義母様。楽しみですわ」
「はい、お祖母さま。今から楽しみです」
私とお母様はそうお祖母さまに返事をしました。
「お手柔らかにお願いします。エリーゼ、一つ年下だが中々しっかりしている。少し不思議な所もあるし、何かと相談に乗ってくれると助かる」
「はい。キャスバルお兄様、少しでも仲良くなれる様お話ししたいですわ。でも少し不思議とは?」
キャスバルお兄様が不思議とかどうしたのかしら?
「大した事では無いのかも知れないのだが……俺とレイを良く……いや、始終見ていた様な……」
んー?うん……そんなに見る事あるかしら?
「始終……ですか?」
「ああ、特に隣に置いている時は視線がな……」
あ……ひょっとして……
「主従でいる所をって事ですか?」
「ああ……」
「側近だから気にしてる……という事では?」
急にルークが混じって来ました。
「そうね。側近の事はシュバルツバルト領独特の事ですものね、幾ら事前に知識として入れておいても気にはなるわよね」
「あー……まぁ、そうよね……」
お母様もサラッと混じって来ました。
少しだけ考え込むキャスバルお兄様が少し悩ましげな顔になりました。何でしょうか?
「それにしては何だか視線が粘っこいと言うか、いや……普通はレイに対して少し棘というモノがあるのに、それが全く感じられなくて……」
うーん……?言いよどんでるわ。何かしら?
ルークがハッ!と何かに気付いた様な顔になりました。ルークも何か思い付く所があったのかしら?
「まさか……まさかと思うが、こう……一緒にいる所が良い……みたいな?一緒にいる所を楽しんでる……みたいな?」
「ん……?そうだな。そう言われればそんな感じかも知れないな……」
「そうか……」
何かキャスバルお兄様とルークの間で共通認識が出来てる気がするけど、気のせいよね?
「ねぇ、ルークは何か感じたの?」
「そうだな……あえて言うならBLカプを遠目で見て楽しむ腐女子的な視線が近いのかな?と思って。さっき挨拶した時にアレ?変な視線だな?俺とキースをチラチラしてたな……と」
まさかの腐女子的なとか言ってくるとは。でも、それって失礼じゃないかしら?
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