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嫁入り支度 13

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ダメだ……何もかもが気になってきた……食べ物のリストを最初こら見てみよう……
結論から言うと、見なければ良かった。
膨大な量が無限収納に収められてました。食べた事のあるものばかり、ピンからキリまでの如く……チープなものから高級品までおおよそ前世で口にした事のあるものばかりがあった。
食べ物だけは正しくない……飲み物すらあったから……炭酸飲料もあった……どうやって作ってるの?謎なんですけど。

「エリーゼ、どうかしたのか?」

モッモッ……と食べてるルークはちょっと可愛いわね……そう思いながらリストを見ていく。

「ん……島のチビナビちゃん達が色々作ってるんだけど、その量とか種類が凄くて……これ、レシピとかあるのかしら?」

〈マスター、勿論レシピはあります。必要とあらば呼び出しますが?〉

独り言と受け取らずにナビさんへの質問として受け取られました。その回答はストレートな答えでした。

「必要となったら頼むわ」

〈畏まりました〉

ナビさんとの簡潔なやり取り、ムダが無くて良い。

「独り言?」

ルークが不思議そうに聞いて来ました。うん、ナビさんとの会話が聞こえないと不気味な独り言ですよね。

「違うわよ。島の管理とか色々してくれるナビさんと会話してたの」

順調にパイを食べては紅茶をコクコクと飲んでいくルーク。一息つけれたのかカチャリとカップを置くと、良い笑顔になった。

「ナビゲーションのナビなのか?」

「うん。」

だって難しい名前とか無理だもの。簡単で覚えやすい名前が一番だと思うの。

「ふぅーん……で、レシピは出るのか?」

「出せるって。でも必要になってからでも良いでしょう?……カレーが凄い事になってる……」

これはちょっと凄い量よ……チビナビちゃん達……

「チビナビちゃん、ありがとう。こんなに沢山、楽しめるわ……」

〈マスター、今の言葉島の全域に聞かせました。あの子達が万歳して喜んでます〉

……え!それは見たいわよ!思わずマップを呼び出し、島のアイコンをタップして見てみる。
小っさい豆粒みたいなお人形の様にしか見えないチビナビちゃん達が島のあちこちで万歳してる。
……って、滅茶苦茶増えてる!森が減って、農地が増えて、建物も増えてる!レベルアップしてるよ島が!果樹園とかも巨大化してるし、種類も増えてる!
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