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新天地を! 203
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おや……天蚕達の様子がおかしいぞ……
大きいのと小さいのがゾロゾロ出て来た……
「どうしたんでしょうか?」
「さぁ……」
二人して首を捻ってたらタマが正解を教えてくれました!
「ご主人にあいさつにゃ!」
は?挨拶?……あ……天蚕達が整列してる。
「「「「「「ギチギチギチィィィ!!」」」」」」
(仲間がふえました!!)
「あ……ああ、うん……良かったね。おめでとう。えー……と仲良く暮らすのよ」
「「「「「「ギチィ!!」」」」」」
(はいっ!!)
そして天蚕達がモゾモゾと巣へと戻って行く。
「小っちゃいコ達可愛いですね」
「そうね。乳っぽい色といいコロコロしてる姿と言い大きさといい可愛いわね……ぬいぐるみにしたいわ……」
私のそんな一言でまさか島があんな事になるなんて思ってもみませんでした……
アニスから突っ込みが来る事も無く、無事エルフの集落に到着しました。
さて、今日私達が行くのは主にドレスを作ってくれてる工房です。
武装を作ってくれてる工房とは違う工房です。
んー……?何かいつもと違う気がするのは気のせいでしょうか?
アニスも少し不安気にしてます。
木の扉に付けられたノッカーを叩いて扉を開くと目が血走ってるエルフの女性がいました。
コッワ!何があったって言うの?!
「あっ!ああ……ごめんなさい。驚かせちゃった?」
そう言うと軽い溜息をつく……やはりおかしい。いつもより何かよそよそしい。
「どうしたんですか?久しぶりに来たんですけど何か……」
「何でも無いのよ。当代の領主夫人が来たのかと思って……」
言葉濁ってる。お母様ったら何か言っちゃってるのかしら?
「お母様、無理言ってるの?」
「大した事ではありません!ええ!私達の技術を信じてるからこそだと思ってます!」
やっべぇぞ!お母様ったら技術の限界挑ませてるの?
「そう……なの?」
「ところでどうかなさいましたか?何か不具合とかありましたか?」
露骨に話題を変えて来ました。掘り下げるのは止めよう。
「少し腰回りが変わったみたいで……」
「え……」
エルフの女性の顔からストンと表情が抜けました。
何かマズイ事言った?
「その、お尻が丸くなったように見えるって……」
言いたくなかったけど仕方ない。
「ああ……そうですね、そういう年頃でしたね」
どこかホッとしたように笑って貰い私も一安心。
年頃……やっぱりホルモンによるボディラインの変化なのかぁ……
大きいのと小さいのがゾロゾロ出て来た……
「どうしたんでしょうか?」
「さぁ……」
二人して首を捻ってたらタマが正解を教えてくれました!
「ご主人にあいさつにゃ!」
は?挨拶?……あ……天蚕達が整列してる。
「「「「「「ギチギチギチィィィ!!」」」」」」
(仲間がふえました!!)
「あ……ああ、うん……良かったね。おめでとう。えー……と仲良く暮らすのよ」
「「「「「「ギチィ!!」」」」」」
(はいっ!!)
そして天蚕達がモゾモゾと巣へと戻って行く。
「小っちゃいコ達可愛いですね」
「そうね。乳っぽい色といいコロコロしてる姿と言い大きさといい可愛いわね……ぬいぐるみにしたいわ……」
私のそんな一言でまさか島があんな事になるなんて思ってもみませんでした……
アニスから突っ込みが来る事も無く、無事エルフの集落に到着しました。
さて、今日私達が行くのは主にドレスを作ってくれてる工房です。
武装を作ってくれてる工房とは違う工房です。
んー……?何かいつもと違う気がするのは気のせいでしょうか?
アニスも少し不安気にしてます。
木の扉に付けられたノッカーを叩いて扉を開くと目が血走ってるエルフの女性がいました。
コッワ!何があったって言うの?!
「あっ!ああ……ごめんなさい。驚かせちゃった?」
そう言うと軽い溜息をつく……やはりおかしい。いつもより何かよそよそしい。
「どうしたんですか?久しぶりに来たんですけど何か……」
「何でも無いのよ。当代の領主夫人が来たのかと思って……」
言葉濁ってる。お母様ったら何か言っちゃってるのかしら?
「お母様、無理言ってるの?」
「大した事ではありません!ええ!私達の技術を信じてるからこそだと思ってます!」
やっべぇぞ!お母様ったら技術の限界挑ませてるの?
「そう……なの?」
「ところでどうかなさいましたか?何か不具合とかありましたか?」
露骨に話題を変えて来ました。掘り下げるのは止めよう。
「少し腰回りが変わったみたいで……」
「え……」
エルフの女性の顔からストンと表情が抜けました。
何かマズイ事言った?
「その、お尻が丸くなったように見えるって……」
言いたくなかったけど仕方ない。
「ああ……そうですね、そういう年頃でしたね」
どこかホッとしたように笑って貰い私も一安心。
年頃……やっぱりホルモンによるボディラインの変化なのかぁ……
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