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新天地を! 177
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「お嬢……そいつは両方作れるって事ですかい?」
神妙な顔したジム。何だって言うのかしら?
「そうね」
「料理長。ここは俺以外のヤツに任せようと思うんですが」
「そうだな。とりあえず今日はお前がやって、明日っから仕込んで任せる事にしよう。誰か希望はあるか?」
料理長の言葉に自ら出て来る者はいなかった。
えー……それって不味くなーい?
「いねぇのか?」
料理長が鋭い目つきで見回しましたが出て来ません。
「なら、さっき扉を開けてくれた料理人で」
面倒くさいんでファーストインプレッションで推薦する。
「は?いや……そうか、そうだな。姫様が決めたんなら良いんじゃないか。若いの、まぁ頑張れや」
「え?え?え?……」
さっきの下っ端若手料理人がキョドってます。がスルーです。
「ヨシ!今からお嬢に言われた事を聞いて作ってくぞ!試作を何度も重ねて自分の中で美味いと思う物を作り上げてくんだ!大変だが面白ぇぞ!」
「はっ……はいっ!」
何か新しい子弟関係出来たっぽい。
「おい!手前ェ等は甘味を作っておけ!ヨシ!お嬢、こっちはいつでも良いぜ!」
ノリノリですねジムさん。
「じゃあ、やりましょう広い台と小麦粉要りますよ」
「粉もんですかい?」
「お好み焼きとはちょっと違うわよ。どっちかと言うとパンに近いから」
「ならパン生地があるんで、ソイツを使いやしょう」
良い……このツーと言えばカーみたいなの……
この先はメンドイので割愛しますが良い感じにピザ(生)がドンドン出来上がっていきます!
勿論材料は私が無限収納からガンガン出してます!この先は生産したものを使えば良いんです!
今日は特別!
「これを外に作った石窯で焼いて食べるのよ!」
「石窯?」
しまったぁ!説明してなかった!
どうしようルーク!ルーク……もカワイコちゃん達もいない……え?あれ?どして?
「あ……うん、外のコンロの近くにピザとか焼けるように石窯作ったの。このピザを石窯で焼いてチーズが溶けたら食べ頃なんだけど……」
「それなら婿様が準備しとくって出てったが……」
ルーク出来る男!何も言わずにやってくれるなんて心配りとか気遣い出来る男よ!素敵!
「じゃあ、今から外に行って焼こう!」
「おう!」
ジムがお皿に載ったピザ(生)を両手に持って外へと歩き出した私の後をついて来た。
勿論、下っ端若手料理人も両手にお皿持ってますよ!
神妙な顔したジム。何だって言うのかしら?
「そうね」
「料理長。ここは俺以外のヤツに任せようと思うんですが」
「そうだな。とりあえず今日はお前がやって、明日っから仕込んで任せる事にしよう。誰か希望はあるか?」
料理長の言葉に自ら出て来る者はいなかった。
えー……それって不味くなーい?
「いねぇのか?」
料理長が鋭い目つきで見回しましたが出て来ません。
「なら、さっき扉を開けてくれた料理人で」
面倒くさいんでファーストインプレッションで推薦する。
「は?いや……そうか、そうだな。姫様が決めたんなら良いんじゃないか。若いの、まぁ頑張れや」
「え?え?え?……」
さっきの下っ端若手料理人がキョドってます。がスルーです。
「ヨシ!今からお嬢に言われた事を聞いて作ってくぞ!試作を何度も重ねて自分の中で美味いと思う物を作り上げてくんだ!大変だが面白ぇぞ!」
「はっ……はいっ!」
何か新しい子弟関係出来たっぽい。
「おい!手前ェ等は甘味を作っておけ!ヨシ!お嬢、こっちはいつでも良いぜ!」
ノリノリですねジムさん。
「じゃあ、やりましょう広い台と小麦粉要りますよ」
「粉もんですかい?」
「お好み焼きとはちょっと違うわよ。どっちかと言うとパンに近いから」
「ならパン生地があるんで、ソイツを使いやしょう」
良い……このツーと言えばカーみたいなの……
この先はメンドイので割愛しますが良い感じにピザ(生)がドンドン出来上がっていきます!
勿論材料は私が無限収納からガンガン出してます!この先は生産したものを使えば良いんです!
今日は特別!
「これを外に作った石窯で焼いて食べるのよ!」
「石窯?」
しまったぁ!説明してなかった!
どうしようルーク!ルーク……もカワイコちゃん達もいない……え?あれ?どして?
「あ……うん、外のコンロの近くにピザとか焼けるように石窯作ったの。このピザを石窯で焼いてチーズが溶けたら食べ頃なんだけど……」
「それなら婿様が準備しとくって出てったが……」
ルーク出来る男!何も言わずにやってくれるなんて心配りとか気遣い出来る男よ!素敵!
「じゃあ、今から外に行って焼こう!」
「おう!」
ジムがお皿に載ったピザ(生)を両手に持って外へと歩き出した私の後をついて来た。
勿論、下っ端若手料理人も両手にお皿持ってますよ!
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