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新天地を! 174
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「ここ……しまみたいにあったかいなにゃ!」
「そうにゃ!しまみたいにゃ!」
喜ぶタマとトラジを見て、なる程と思う。確かに島に似た温度よね……海に囲まれてるから湿度も似てる?
それよりも時間の事もあるのよ!
「タマ、トラジ。今からこれと同じ建物を建てて来るからルーク達と一緒にいてね」
「わかったにゃ……」
タマがちょっぴり凹んだ。
「超特急で建てなきゃなのよ!だから待ってて!皆にも伝えて!」
「にゃっ!」
タマは走って出て行ったのを見てから私も温室を出る!
ガラス越しにタマが伝えてる姿を見て、走って温室を脱出してく。
空いてる場所にガンガン温室を作っていく……けど、さすがに時間掛かる……
一棟二棟じゃなかった……
温室群が出来ていく……裾野に広がる温室……これ、夜中に灯りとか灯ったら電照菊の温室っぽくなるな……
前世見た夜景の一つ。
そんな事を考えたせいでしょうか、魔石の数が増えた温室が出来上がってしまった。
魔石の色が違うから分かります。あれは見慣れた光の魔石です。
「夜も光っちゃうのかしら。まぁ、でもそれならそれで良いかもね。さ、次作ろうっと……」
その先はなぜか光の魔石付きの温室ばかりになってしまいました。
思い切り作った後、見回せば日も後僅かで色が変わっちゃう時間でした。
マップを展開してトールお兄様かルークのいる所を……と思ったら一緒にいました!
コンロの辺りにいたので全力疾走で目指して行きます!
カワイコちゃん達も一緒なんで安心です!
軽く百棟は作った気がする……でも魔力は全然余裕です!
「お待たせ!」
「あっ!ああ……」
トールお兄様が引いてます。あれ?何でかしら?
「エリーゼ。作りまくったな……」
あれ?ルークまで?
「エリーゼ……多過ぎないか……?」
「そう?でも別に野菜と果物だけじゃなくて花とか色々栽培すれば良い訳だし」
「あー……」
何かを思い出したようなルークはウンウンと頷く。
「花……か」
トールお兄様までふむ?と考えだしました。
「季節はずれの花も良いものだな。母上が喜びそうだな」
んー……?季節はずれの花?
「バラとか?」
「ああ。バラの季節じゃないのに咲き誇るバラを飾ったら母上が喜ぶと思わないか?」
パチンと手を叩いて笑顔をトールお兄様に向ける。うん。ナイスアイデアです、お兄様。
「ええ、喜んで下さるわ」
「良し。じゃあ良い時間だし帰るぞ」
こうして私達は帰る事となりました。
「そうにゃ!しまみたいにゃ!」
喜ぶタマとトラジを見て、なる程と思う。確かに島に似た温度よね……海に囲まれてるから湿度も似てる?
それよりも時間の事もあるのよ!
「タマ、トラジ。今からこれと同じ建物を建てて来るからルーク達と一緒にいてね」
「わかったにゃ……」
タマがちょっぴり凹んだ。
「超特急で建てなきゃなのよ!だから待ってて!皆にも伝えて!」
「にゃっ!」
タマは走って出て行ったのを見てから私も温室を出る!
ガラス越しにタマが伝えてる姿を見て、走って温室を脱出してく。
空いてる場所にガンガン温室を作っていく……けど、さすがに時間掛かる……
一棟二棟じゃなかった……
温室群が出来ていく……裾野に広がる温室……これ、夜中に灯りとか灯ったら電照菊の温室っぽくなるな……
前世見た夜景の一つ。
そんな事を考えたせいでしょうか、魔石の数が増えた温室が出来上がってしまった。
魔石の色が違うから分かります。あれは見慣れた光の魔石です。
「夜も光っちゃうのかしら。まぁ、でもそれならそれで良いかもね。さ、次作ろうっと……」
その先はなぜか光の魔石付きの温室ばかりになってしまいました。
思い切り作った後、見回せば日も後僅かで色が変わっちゃう時間でした。
マップを展開してトールお兄様かルークのいる所を……と思ったら一緒にいました!
コンロの辺りにいたので全力疾走で目指して行きます!
カワイコちゃん達も一緒なんで安心です!
軽く百棟は作った気がする……でも魔力は全然余裕です!
「お待たせ!」
「あっ!ああ……」
トールお兄様が引いてます。あれ?何でかしら?
「エリーゼ。作りまくったな……」
あれ?ルークまで?
「エリーゼ……多過ぎないか……?」
「そう?でも別に野菜と果物だけじゃなくて花とか色々栽培すれば良い訳だし」
「あー……」
何かを思い出したようなルークはウンウンと頷く。
「花……か」
トールお兄様までふむ?と考えだしました。
「季節はずれの花も良いものだな。母上が喜びそうだな」
んー……?季節はずれの花?
「バラとか?」
「ああ。バラの季節じゃないのに咲き誇るバラを飾ったら母上が喜ぶと思わないか?」
パチンと手を叩いて笑顔をトールお兄様に向ける。うん。ナイスアイデアです、お兄様。
「ええ、喜んで下さるわ」
「良し。じゃあ良い時間だし帰るぞ」
こうして私達は帰る事となりました。
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