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新天地を! 107
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「さ、エリーゼ様。今日はこちらに致しましょう!」
グッ!ゴフッ!想像の中で血を吐きました!
ピンク色のフリルとコサージュ盛り沢山のピンク色のグラデーションドレス……プリンセスラインです。
激甘ドレスに私の精神が大打撃です。
お飾りもピンクトルマリンと真珠と金のお花のデザインのイヤリングとネックレスの三点セット。
頭の悪いお花畑なヒロインが着てそうなドレスにお飾り……本気?本気なの?
「エリーゼ様、いつまでも避け続けていても仕方ありません。一度袖を通してしまえば下げ渡せるので着てしまいましょう!」
逃げ道を断たれてるので頷くしかない……泣きそうです。私が。
「うわぁ……素敵なドレスとお飾りですね!」
脳天気なオルガの言葉に打ちのめされそう。
「ね!エリーゼ様、せっかく贈られたドレスとお飾りです。きっと喜ばれますよ」
「そうね……」
諦めてドレスとお飾りの着付けを受け入れる。今回はどうやらアニスだけじゃなくて、オルガもお手伝いのようで二人掛かりでドレスを着せて貰いました。
「では御髪を整えましょう」
そう言って鏡台へと向かう。丁寧にブラッシングされ髪を編み込まれたり乗っけられたり、髪留めで止められたり色々されてます。
鏡の中の私は小さな真珠を幾つも使われた可憐なカチューシャをつけ、ピンク色のリボンが一緒に編み込まれたハーフアップ。
もぅ、全身ピンクです。
「さ!出来上がりましたよ、エリーゼ様!」
元気溌剌良い笑顔のアニスを鏡越しに見て内心ガッカリです。
「バラのお姫様みたいで素敵です!」
追い打ちにオルガの言葉が脳内に響きます。バラのお姫様……
褒めてくれてるのは分かるけど、微妙に嬉しくない……でも褒められれば悪い気がしないのも本当で。
「ありがとう、二人とも。じゃあ、食堂に行きましょうアニス」
「はい!」
立ち上がりアニスと一緒に食堂に向かう。ソッと隣を歩くアニスを見ればご機嫌です。
「この桃花色、私に似合わないと思うのだけど?」
「そんな事ありません!どの色もエリーゼ様に似合ってますから!」
強力プッシュですか、そうですか。
「むしろ今まで大人っぽい物ばかりで残念に思ってました!」
「そう?」
大人っぽいか……確かに顔立ちでデザインとか色とか決めてたかも。
家では髪色や瞳の色で青系の物ばかりチョイスしてた気がする。ドレスは。
思い出す前までは特に。
制服と黒の男装と青系ドレス……うわぁ……地味……
グッ!ゴフッ!想像の中で血を吐きました!
ピンク色のフリルとコサージュ盛り沢山のピンク色のグラデーションドレス……プリンセスラインです。
激甘ドレスに私の精神が大打撃です。
お飾りもピンクトルマリンと真珠と金のお花のデザインのイヤリングとネックレスの三点セット。
頭の悪いお花畑なヒロインが着てそうなドレスにお飾り……本気?本気なの?
「エリーゼ様、いつまでも避け続けていても仕方ありません。一度袖を通してしまえば下げ渡せるので着てしまいましょう!」
逃げ道を断たれてるので頷くしかない……泣きそうです。私が。
「うわぁ……素敵なドレスとお飾りですね!」
脳天気なオルガの言葉に打ちのめされそう。
「ね!エリーゼ様、せっかく贈られたドレスとお飾りです。きっと喜ばれますよ」
「そうね……」
諦めてドレスとお飾りの着付けを受け入れる。今回はどうやらアニスだけじゃなくて、オルガもお手伝いのようで二人掛かりでドレスを着せて貰いました。
「では御髪を整えましょう」
そう言って鏡台へと向かう。丁寧にブラッシングされ髪を編み込まれたり乗っけられたり、髪留めで止められたり色々されてます。
鏡の中の私は小さな真珠を幾つも使われた可憐なカチューシャをつけ、ピンク色のリボンが一緒に編み込まれたハーフアップ。
もぅ、全身ピンクです。
「さ!出来上がりましたよ、エリーゼ様!」
元気溌剌良い笑顔のアニスを鏡越しに見て内心ガッカリです。
「バラのお姫様みたいで素敵です!」
追い打ちにオルガの言葉が脳内に響きます。バラのお姫様……
褒めてくれてるのは分かるけど、微妙に嬉しくない……でも褒められれば悪い気がしないのも本当で。
「ありがとう、二人とも。じゃあ、食堂に行きましょうアニス」
「はい!」
立ち上がりアニスと一緒に食堂に向かう。ソッと隣を歩くアニスを見ればご機嫌です。
「この桃花色、私に似合わないと思うのだけど?」
「そんな事ありません!どの色もエリーゼ様に似合ってますから!」
強力プッシュですか、そうですか。
「むしろ今まで大人っぽい物ばかりで残念に思ってました!」
「そう?」
大人っぽいか……確かに顔立ちでデザインとか色とか決めてたかも。
家では髪色や瞳の色で青系の物ばかりチョイスしてた気がする。ドレスは。
思い出す前までは特に。
制服と黒の男装と青系ドレス……うわぁ……地味……
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