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新天地を! 92

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冷たい外気が気持ち良い。さて、水分補給しないとね!
グラスを人数分だしてレモン果汁に砂糖と塩少々入れてもいき、炭酸水を注いでいく。今度は八分目まで注ぎますよ!
クルクルと魔法で掻き回して、少し冷やす。

「水分補給は必ず必要ですわ」

そう言ってグラスを手に取りグイッと……あ~体に染みる~……一気飲みしちゃった……
落ち着いて見てみれば、私だけじゃありませんでした。
お母様もゴックゴック飲んでます。

「ハァ……美味しくて飲み干してしまったわ……」

「体が欲していたんです。私も一気に飲んでしまいましたもの」

コトコトとベンチに置かれた空のグラスをクリーンでキレイにして無限収納にしまう。出しておいて落として割ったら怪我してしまうものね。
時間的に二回目のサウナに行っても良い頃合い。

「お母様、サウナに入りましょう」

「分かったわ」

こうしてサウナ➡️水風呂➡️外で休憩を計三回行い、丁度お昼ご飯に良い時間になったので中庭に行くためにドレスを着ました。

「サウナって凄いのね、お腹が空いてしまったわ」

「でもお母様のお肌、ツルツルのピカピカですわ。出た時にヘチマ水つけたのも良い感じですわよね~。あのヘチマ水、ウルオ草も入ってるから効果も持続するし……今度蜜蝋が入ったらクリームにチャレンジしようかしら?」

「……クリームって何かしら?」

しまったぁ!

「あー……ちょっとした保湿成分の入った体に使うクリームです」

「あら、そう。出来たら私にも分けて頂戴ね」

あ、恐くない。特に何か圧を感じないから重要視してないのかも。

「勿論ですわ。それにしても中庭から良い香りがしてきましたわ!」

おっ腹ペコペコ!あ~肉の焼ける匂い……ヤバい、これはちょっとグラスビールが欲しくなる匂い……
中庭に出て来たのだけど、お父様とお兄様達と側近達の姿が見えません。
まっ……まさかサウナでぶっ倒れたりなんてしてないでしょうね?

「あら?ハインリッヒったらまだ来てないのね」

「そうですね……」

「まぁ、良いわ。先に頂きましょう!」

お母様ご機嫌でイソイソと食べたい物を作ってる所に……

「お母様!甘味に真っ先に行かないで下さい!」

善哉一直線とか!甘くて良い匂いしてますけど!
肉の串焼きに唐揚げにカレーにお好み焼きに善哉。
今は冬だから、こんな感じで良いけどフランクにたこ焼きも捨てがたい。
夏になったらかき氷にフルーツパフェも良い!年がら年中楽しめる場所になる!そんな気がする!
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