660 / 1,359
連載
新天地を! 77
しおりを挟む
「甘くて美味しいわね!」
お母様大喜びです。ピーチサワーなら喜んで飲む姿が見えます。
「本当ねぇ、口当たりも良くて……ねぇ、ここに少しワインを足したらどうかしら?」
お祖母さま、それはカクテルです!面白いんで白ワインを足しましょう!
早速収納から白ワインの瓶を出してお祖母さまのグラスに少しだけ注いで……ん?グラスがもう一つ?……お母様のグラスでした!って中身無いじゃないですか!
「お母様、中身がありませんけど」
「さっきの炭酸水?に桃果汁を入れてワインを……ね♡」
くっ!美魔女の♡マークとか負けるに決まってるじゃない!
でも、どうせなので白ワインを先に入れてから桃果汁を入れ炭酸水を足しました。
「飲みやすいわね、私にももう一杯頂けるかしら?」
「勿論ですわ」
気に入って貰えたようです。
お祖母さまのもササッと作ります。
うん、桃のサイダー美味しい。
「確かに面白いな、だが甘くない方が良いかな?」
キャスバルお兄様のリクエストは甘くない方なのでレモン果汁にしましょう。
収納からレモンを一個出して新しい器を出して魔法でスパンッと真っ二つにして搾る。
キャスバルお兄様のグラスにレモン果汁を少し垂らして指先を回して魔法でグラスの中をかき混ぜる。
本当、魔法って便利!
キャスバルお兄様はニコリと笑ってレモン炭酸水をコクコクと飲み干していく。
「飲みやすいし、サッパリして良いね」
キャスバルお兄様の一言でトールお兄様がゴクッと飲んでサッとグラスを出してきた。現金ですね。
いえ、お父様もお祖父さまもでした。
何も言わずそれぞれのグラスにレモン果汁を入れて指先を回して魔法でかき混ぜる。
すぐさま飲み出す男衆は嬉しそうです。
「うむぅ……エリーゼよ、炭酸水にレモンの果汁……そこに日本酒を入れてくれんか?」
……さすがお祖父さまです。お祖母さまは甘い方がお好きでお祖父さまは辛口のものや爽やかな物の方がお好きなようです。
「勿論ですわ、お祖父さまに気に入って貰えると良いのですけど」
……差し出されたグラスは四つ、男衆全員分です。素早い動きはさすがですね。
レモン果汁を注ぎ、日本酒を入れてから炭酸水を注いで完成させる。
でも少し冷やした方が良いかしら?
「少し冷やしましょう」
そう言ってグラスをうんと冷やして、指先を回してグラスの中を魔法でかき混ぜる。
そうして差し出したグラスを煽るように飲み干した男衆は全員良い笑顔でした。
お母様大喜びです。ピーチサワーなら喜んで飲む姿が見えます。
「本当ねぇ、口当たりも良くて……ねぇ、ここに少しワインを足したらどうかしら?」
お祖母さま、それはカクテルです!面白いんで白ワインを足しましょう!
早速収納から白ワインの瓶を出してお祖母さまのグラスに少しだけ注いで……ん?グラスがもう一つ?……お母様のグラスでした!って中身無いじゃないですか!
「お母様、中身がありませんけど」
「さっきの炭酸水?に桃果汁を入れてワインを……ね♡」
くっ!美魔女の♡マークとか負けるに決まってるじゃない!
でも、どうせなので白ワインを先に入れてから桃果汁を入れ炭酸水を足しました。
「飲みやすいわね、私にももう一杯頂けるかしら?」
「勿論ですわ」
気に入って貰えたようです。
お祖母さまのもササッと作ります。
うん、桃のサイダー美味しい。
「確かに面白いな、だが甘くない方が良いかな?」
キャスバルお兄様のリクエストは甘くない方なのでレモン果汁にしましょう。
収納からレモンを一個出して新しい器を出して魔法でスパンッと真っ二つにして搾る。
キャスバルお兄様のグラスにレモン果汁を少し垂らして指先を回して魔法でグラスの中をかき混ぜる。
本当、魔法って便利!
キャスバルお兄様はニコリと笑ってレモン炭酸水をコクコクと飲み干していく。
「飲みやすいし、サッパリして良いね」
キャスバルお兄様の一言でトールお兄様がゴクッと飲んでサッとグラスを出してきた。現金ですね。
いえ、お父様もお祖父さまもでした。
何も言わずそれぞれのグラスにレモン果汁を入れて指先を回して魔法でかき混ぜる。
すぐさま飲み出す男衆は嬉しそうです。
「うむぅ……エリーゼよ、炭酸水にレモンの果汁……そこに日本酒を入れてくれんか?」
……さすがお祖父さまです。お祖母さまは甘い方がお好きでお祖父さまは辛口のものや爽やかな物の方がお好きなようです。
「勿論ですわ、お祖父さまに気に入って貰えると良いのですけど」
……差し出されたグラスは四つ、男衆全員分です。素早い動きはさすがですね。
レモン果汁を注ぎ、日本酒を入れてから炭酸水を注いで完成させる。
でも少し冷やした方が良いかしら?
「少し冷やしましょう」
そう言ってグラスをうんと冷やして、指先を回してグラスの中を魔法でかき混ぜる。
そうして差し出したグラスを煽るように飲み干した男衆は全員良い笑顔でした。
106
お気に入りに追加
16,846
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
幼馴染みとの間に子どもをつくった夫に、離縁を言い渡されました。
ふまさ
恋愛
「シンディーのことは、恋愛対象としては見てないよ。それだけは信じてくれ」
夫のランドルは、そう言って笑った。けれどある日、ランドルの幼馴染みであるシンディーが、ランドルの子を妊娠したと知ってしまうセシリア。それを問うと、ランドルは急に激怒した。そして、離縁を言い渡されると同時に、屋敷を追い出されてしまう。
──数年後。
ランドルの一言にぷつんとキレてしまったセシリアは、殺意を宿した双眸で、ランドルにこう言いはなった。
「あなたの息の根は、わたしが止めます」
(本編完結・番外編更新中)あの時、私は死にました。だからもう私のことは忘れてください。
水無月あん
恋愛
本編完結済み。
6/5 他の登場人物視点での番外編を始めました。よろしくお願いします。
王太子の婚約者である、公爵令嬢のクリスティーヌ・アンガス。両親は私には厳しく、妹を溺愛している。王宮では厳しい王太子妃教育。そんな暮らしに耐えられたのは、愛する婚約者、ムルダー王太子様のため。なのに、異世界の聖女が来たら婚約解消だなんて…。
私のお話の中では、少しシリアスモードです。いつもながら、ゆるゆるっとした設定なので、お気軽に楽しんでいただければ幸いです。本編は3話で完結。よろしくお願いいたします。
※お気に入り登録、エール、感想もありがとうございます! 大変励みになります!
【完結】婚約破棄される前に私は毒を呷って死にます!当然でしょう?私は王太子妃になるはずだったんですから。どの道、只ではすみません。
つくも茄子
恋愛
フリッツ王太子の婚約者が毒を呷った。
彼女は筆頭公爵家のアレクサンドラ・ウジェーヌ・ヘッセン。
なぜ、彼女は毒を自ら飲み干したのか?
それは婚約者のフリッツ王太子からの婚約破棄が原因であった。
恋人の男爵令嬢を正妃にするためにアレクサンドラを罠に嵌めようとしたのだ。
その中の一人は、アレクサンドラの実弟もいた。
更に宰相の息子と近衛騎士団長の嫡男も、王太子と男爵令嬢の味方であった。
婚約者として王家の全てを知るアレクサンドラは、このまま婚約破棄が成立されればどうなるのかを知っていた。そして自分がどういう立場なのかも痛いほど理解していたのだ。
生死の境から生還したアレクサンドラが目を覚ました時には、全てが様変わりしていた。国の将来のため、必要な処置であった。
婚約破棄を宣言した王太子達のその後は、彼らが思い描いていたバラ色の人生ではなかった。
後悔、悲しみ、憎悪、果てしない負の連鎖の果てに、彼らが手にしたものとは。
「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルバ」にも投稿しています。
ここは私の邸です。そろそろ出て行ってくれます?
藍川みいな
恋愛
「マリッサ、すまないが婚約は破棄させてもらう。俺は、運命の人を見つけたんだ!」
9年間婚約していた、デリオル様に婚約を破棄されました。運命の人とは、私の義妹のロクサーヌのようです。
そもそもデリオル様に好意を持っていないので、婚約破棄はかまいませんが、あなたには莫大な慰謝料を請求させていただきますし、借金の全額返済もしていただきます。それに、あなたが選んだロクサーヌは、令嬢ではありません。
幼い頃に両親を亡くした私は、8歳で侯爵になった。この国では、爵位を継いだ者には18歳まで後見人が必要で、ロクサーヌの父で私の叔父ドナルドが後見人として侯爵代理になった。
叔父は私を冷遇し、自分が侯爵のように振る舞って来ましたが、もうすぐ私は18歳。全てを返していただきます!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。
記憶がないので離縁します。今更謝られても困りますからね。
せいめ
恋愛
メイドにいじめられ、頭をぶつけた私は、前世の記憶を思い出す。前世では兄2人と取っ組み合いの喧嘩をするくらい気の強かった私が、メイドにいじめられているなんて…。どれ、やり返してやるか!まずは邸の使用人を教育しよう。その後は、顔も知らない旦那様と離婚して、平民として自由に生きていこう。
頭をぶつけて現世記憶を失ったけど、前世の記憶で逞しく生きて行く、侯爵夫人のお話。
ご都合主義です。誤字脱字お許しください。
【完結】私は死んだ。だからわたしは笑うことにした。
彩華(あやはな)
恋愛
最後に見たのは恋人の手をとる婚約者の姿。私はそれを見ながら階段から落ちた。
目を覚ましたわたしは変わった。見舞いにも来ない両親にー。婚約者にもー。わたしは私の為に彼らをやり込める。わたしは・・・私の為に、笑う。
【完結】潔く私を忘れてください旦那様
なか
恋愛
「子を産めないなんて思っていなかった
君を選んだ事が間違いだ」
子を産めない
お医者様に診断され、嘆き泣いていた私に彼がかけた最初の言葉を今でも忘れない
私を「愛している」と言った口で
別れを告げた
私を抱きしめた両手で
突き放した彼を忘れるはずがない……
1年の月日が経ち
ローズベル子爵家の屋敷で過ごしていた私の元へとやって来た来客
私と離縁したベンジャミン公爵が訪れ、開口一番に言ったのは
謝罪の言葉でも、後悔の言葉でもなかった。
「君ともう一度、復縁をしたいと思っている…引き受けてくれるよね?」
そんな事を言われて……私は思う
貴方に返す返事はただ一つだと。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。