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新天地を!

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おーはーようございまーす!朝です!まごう事無き朝です!最近、スイッチが入るかの如くパチッと目が覚めます。寒い朝ですが起きますよ!ムクリと体を起こせば、うにゃうにゃとアニスも目を覚まします。

「アニス、ちょっと行ってくるから」

「……ん……はい……行ってらっしゃいませ……」

まだちょっと寝ぼけてるアニスを置いて、さっさといつもの格好にあったかそうなフワモコのショート丈のコート?ガウン?を着込んで、相も変わらずの窓から脱出(笑)
走り回って、犬どもを打って走って帰って来る。ハアハアと息を切らして戻ればいつも通りにアニスが湯浴みの準備をしてくれて、皆で仲良くお風呂です。ただしピカ太郎とスラ道以外です。スラ道がピカ太郎を捕まえて「ピカ太郎はボクが綺麗にしようじゃないか!」そう言って全身くまなくズルリと包み込みズルリと離れた瞬間ピカ太郎はピカピカボディになってました。

「あら、スラちゃん偉いわね。これでピカちゃんをキレイにするのはスラちゃんにお任せね」

アニスの言葉に喜ぶスラ道、ガクリと膝をつくピカ太郎。アニスの黒い微笑みが漏れてたのでピカ太郎の洗浄はスラ道に決まったんだなと本気で思った。まぁ、お風呂のたんびにあの鉄仮面着けさせるのはどうかと思ってたしスラ道もいつか飽きるだろうしね……まあ、その時になったら考えよう。

「ピカ太郎、暫くはスラ道にキレイにして貰っとくと良いよ」

「ヒドイピカ……ニオイすらかげないピカ……」

このクソエロネズミめ……見るとか触るとかだけじゃなくて匂いまでとか……想像力豊か過ぎて引くわ。あれか、お風呂の音と匂いで色々想像してたのか……エロのエリートかよ。
私の思いがアニスに届いたのか、アニスがピカ太郎にアイアンクローかましてました。

「おい……エロネズミ、尊いエリーゼ様の何想像してんだよ……赦さねぇぞ……」

「アニス……ありがとう。そのエロネズミは放っておいて湯浴みしましょう」

ペイッと壁に向かってぶん投げられたピカ太郎はポムンッ!コロコロコロ……と殺意の割には可愛らしい音を立てて部屋の隅に転がりました。

「はい!エリーゼ様」

「バカにゃ……」「ホントにアホにゃ……」「なおらないコン……」タマ、トラジ、ヒナが残念そうに言いながらついてきて、ヒナとユキは無言でした。スラ道だけがピカ太郎の元に行く姿を見て浴室に入りました。
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