上 下
560 / 1,402
連載

新しい日々 67

しおりを挟む
「じゃあ、皆帰るよ~ってしまった!漉き込んで無かった!」

両手を突き出して「カットして漉き込み~♪」と魔力放出したら地面が色んな音を出して更地になりました。便利!便利過ぎて多用しちゃいそう。
カワイコちゃん達は私の魔法を待っててくれました。良い子です!

「お待たせ!」

更地になったのをサラッと確認してカワイコちゃん達に向くと、カワイコちゃん達はニコニコしてます。
こは褒めないとね!

「皆、良く頑張ったね!それぞれが強力したり指示を出さなくてもちゃんと動いてて安心した。島で皆特訓したり訓練してる結果だって良く分かったわ、ありがとう。さ、早く邸に帰えりましょう」

それぞれが跳ねたりして喜んでる。スラ道もブルンブルン震えて?揺れて喜んでる。さすがに体が重くて跳ねれないか。
チョロギーに乗る為に近寄ると首を下げて甘えてくる。鼻筋を優しく撫でて「ありがとう、チョロギー」そう声を掛けると何も言わず頭を寄せて来ただけだった。
チョロギーの鐙に足をかけ跳び乗る。乗った後、アニスがリコを抱えてヒナに乗ったのを確認する。

「タマ、トラジ。乗って」

「「にゃっ!」」

タマとトラジがピョンッ!と跳び乗る。タマとトラジは鞍の前、ピッタリとチョロギーの首筋にくっ付く。

「トールお兄様!行けます!」

「では、帰還する!」

お兄様の掛け声で馬を走らせる。
ちなみに私の護衛騎士団も頑張ってましたよ。主に大型以外に近寄って来ていた小型機相手に。存在を忘れてた訳じゃないですよ。
でも基本、対魔物じゃなくて対人間ですので限界ありますよね。
若干悔しそうですが、それは仕方ないですよね。うちのカワイコちゃん達は対魔物として訓練してるんで!
無言で私達の周りを護衛するように馬を走らせる犬どもは後で説教かます振りしてご褒美あげないといじけちゃうかな?
行きと違って見通しの良い道をダッカダッカ走る。
開拓作業が終わって田んぼと畑と果樹園の区割りして真ん中辺りに集落作ったら、この道も広げれば領都との行き来が出来て発展する……筈!
考えると楽しくなってくる!石造りの家なら魔法で作れるんじゃないかな?ウワァ!ウキウキしてきた!リアルシム的なヤツとか燃える!いや、待て!落ち着け私!その前に片付けなきゃいけない仕事たっぷりある!残念!
しおりを挟む
感想 5,614

あなたにおすすめの小説

【短編】捨てられた公爵令嬢ですが今さら謝られても「もう遅い」

みねバイヤーン
恋愛
「すまなかった、ヤシュナ。この通りだ、どうか王都に戻って助けてくれないか」 ザイード第一王子が、婚約破棄して捨てた公爵家令嬢ヤシュナに深々と頭を垂れた。 「お断りします。あなた方が私に対して行った数々の仕打ち、決して許すことはありません。今さら謝ったところで、もう遅い。ばーーーーーか」 王家と四大公爵の子女は、王国を守る御神体を毎日清める義務がある。ところが聖女ベルが現れたときから、朝の清めはヤシュナと弟のカルルクのみが行なっている。務めを果たさず、自分を使い潰す気の王家にヤシュナは切れた。王家に対するざまぁの準備は着々と進んでいる。

離縁を告げに

豆狸
恋愛
「バーレト子爵、ファティマを呼び捨てにするのは止めてくれないか」 「止めるのは君のほうだろう。ファティマは私の妻だ。妻を呼び捨てにしてなにが悪い」 「……ヒカルド様? 私達は二年前に離縁していますが」 なろう様でも公開中です。

【短編】復讐すればいいのに〜婚約破棄のその後のお話〜

真辺わ人
恋愛
平民の女性との間に真実の愛を見つけた王太子は、公爵令嬢に婚約破棄を告げる。 しかし、公爵家と国王の不興を買い、彼は廃太子とされてしまった。 これはその後の彼(元王太子)と彼女(平民少女)のお話です。 数年後に彼女が語る真実とは……? 前中後編の三部構成です。 ❇︎ざまぁはありません。 ❇︎設定は緩いですので、頭のネジを緩めながらお読みください。

酒の席での戯言ですのよ。

ぽんぽこ狸
恋愛
 成人前の令嬢であるリディアは、婚約者であるオーウェンの部屋から聞こえてくる自分の悪口にただ耳を澄ませていた。  何度もやめてほしいと言っていて、両親にも訴えているのに彼らは総じて酒の席での戯言だから流せばいいと口にする。  そんな彼らに、リディアは成人を迎えた日の晩餐会で、仕返しをするのだった。

巻き戻ったから切れてみた

こもろう
恋愛
昔からの恋人を隠していた婚約者に断罪された私。気がついたら巻き戻っていたからブチ切れた! 軽~く読み飛ばし推奨です。

もう終わってますわ

こもろう
恋愛
聖女ローラとばかり親しく付き合うの婚約者メルヴィン王子。 爪弾きにされた令嬢エメラインは覚悟を決めて立ち上がる。

断罪現場に遭遇したので悪役令嬢を擁護してみました

ララ
恋愛
3話完結です。 大好きなゲーム世界のモブですらない人に転生した主人公。 それでも直接この目でゲームの世界を見たくてゲームの舞台に留学する。 そこで見たのはまさにゲームの世界。 主人公も攻略対象も悪役令嬢も揃っている。 そしてゲームは終盤へ。 最後のイベントといえば断罪。 悪役令嬢が断罪されてハッピーエンド。 でもおかしいじゃない? このゲームは悪役令嬢が大したこともしていないのに断罪されてしまう。 ゲームとしてなら多少無理のある設定でも楽しめたけど現実でもこうなるとねぇ。 納得いかない。 それなら私が悪役令嬢を擁護してもいいかしら?

冤罪から逃れるために全てを捨てた。

四折 柊
恋愛
王太子の婚約者だったオリビアは冤罪をかけられ捕縛されそうになり全てを捨てて家族と逃げた。そして以前留学していた国の恩師を頼り、新しい名前と身分を手に入れ幸せに過ごす。1年が過ぎ今が幸せだからこそ思い出してしまう。捨ててきた国や自分を陥れた人達が今どうしているのかを。(視点が何度も変わります)

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。