婚約破棄されまして(笑)

連載

新しい日々 51

「エリーゼ様がいなくても野営準備ちゃんと出来るんですかね？」

「え？そうね……ルークもいるし、同じ物は無理でも似たような物は作れるでしょうし何とか出来ると思ってるのだけど」

でも、不安は不安！バーベキューコンロは無理でもかまど的な物は作れると思う。それにルークだって石窯とか見た事あるだろうし、何らかの施設は作れると思うのよね。

「エリーゼ様が仰るのなら安心です。今日は早速外に向かわれますか？」

時間を考えるとお昼を早めに取って、ざっと見に行けるかな？って感じか……

「そうね、少しうちの裏を見に行きましょうか。馬で行けば問題無いでしょう、ただ万が一もあるから武装して行きましょう。それと護衛ま同行させて」

久し振りに仕事をさせんとイジケちゃうからね。

「畏まりました、では手配して来ます」

「宜しくね」

アニスが素早くて助かります。一々説明しなくても良いってのは頼りになるわ。
さて、アニスが出たんで久し振りのカワイコちゃん達を呼びますか！

「出ておいでー！」

パシュン！とテイムメンバー出現です。タマもトラジもピカ太郎もヒナもユキもリコもスラ道も元気です。
非戦闘員のミナとテラと天蚕達は出しません！島でまったりしとけば良いんです！

「ご主人！」

久し振りのタマの声！カワユス！
皆、私の元に近寄って来ます！可愛い！ゴメンね、すぐに島送りにしちゃう主で。でもレベルアップしてたり、スキルアップしてくるからついつい島送りにしちゃうんだよ。

「ご主人、ノエルとルチルはいったのかにゃ？」

タマはどこか誇らしげに聞いて来ました。何故かしら？

「ええ、今朝旅立ったわ。ルークと一緒にね」

タマとトラジとピカ太郎が胸を張ってます。うん、可愛いけどどうしたの？

「とっくんしたにゃ！ノエルもわなのせっちがはやくなったりにゃ！」

おお！それは助かる！罠設置を指導したんだね、タマ。

「ノエルはばくだんもおぼえたにゃ！」

トラジ！トラジも頑張って教えたんだね！爆弾はトラジしか使えなかったスキルだったもんね！

「ルチルはかみなりもおぼえたピカ！それだけじゃないピカ！ルチルはつよくなったピカ！」

ピカ太郎よ、お前も頑張ったんだね。いつの間にか成長したんだね。

「みんなでとっくんしたコン！」

リコも尻尾フリフリしながらアピールです、可愛さ爆発です！アイドル感マシマシです！

「ボクの事も誉めるがイイ！」

「スラ道……キャラ迷走してるね……」

スラ道は混乱した。
思わず出てしまった言葉にスラ道がガッカリしてるけど、仕方ないよね？