515 / 1,362
連載
新しい日々 22
しおりを挟む
グルリと見渡したルークが件のお手軽武装を指しました。
「こんな感じの着てたよな」
「正解。その辺りはまあ、お手軽武装だから隊員にあげる最初の武装かな。隊番号が若くなるともっと良い武装を贈ったり誂えたりするんだけど……キース、肩身の狭い思いしたんじゃない?」
「それは……」
あー……凹んだ。しまったなぁ、失言した?でも、ありえないわよね………
「エリーゼ様!折角です!キースに良い武装を!」
アニスが強めのプッシュかけて来ました。
鼻息荒いなー、分かるよ……自分だったら悲しいし怒れるもんね。バディにヤッスイ武装とかケチと言うより肉の盾かよ?!って思うもんね。
「当たり前よ。ルークの相棒よ、下手な武装で怪我とかあり得ないし。ルーク、キースの武装選んであげたら?自分の武装に似てる物なら違和感無いと思うわよ」
アドバイスしとく。正直ルークの武装ってどんなのだったか細部が思い出せない。
それに隊長の側近は隊長と同じで揃いの胸当てとかつけなくて良いんだよね。
長と平の違いよ!だから大抵は一発で分かるのよね、隊長とお揃いかよく似たものを身に着けてるからね!
「エリーゼ様、これ可愛いですね!」
「ん?」
「新作なんですよ、姫様が帰って来たでしょう。だからドレスを意識した意匠の物を作ってみたりして。ドレスも姫様に似合いそうな物を作ってみたりして、皆楽しくて仕方ないんですよ」
ルークとキースはアレコレ見ながら話し合ってる。うん……ルークの武装も割と良い物だったもんね。
それにしてもアニスよ……その武装がミニ丈だったら美少女戦士とかプリティでキュートとかそんな感じになるわよ。
膝丈でも可愛いけどさ。ミニ丈は勇気いるけど……十八才ならイケるか!
「ね!エリーゼ様、これ色違いありますよ!一緒に着ませんか?」
わーお!アニスがメッチャ笑顔で勧めて来た!手に取ったのは水色と紫色だよ。
紫色を私に当てるようして見てる……逃げられぬ!
ルーク達は同じ色合いの武装を持って話し合ってます。
ここは覚悟を決めておこう。
「じゃあ、試着してみようか。試着します」
「はい、こちらのお部屋にどうぞ。ブーツも一緒に試着しますか?」
「お願い」
ブーツが二足、やはり水色と紫色です。芸が細かいとはこの事か。
「アニス、一緒に試着しましょう。これはドレスを脱がないとダメだから」
「はいっ!」
こうしてアニスと二人、試着へGoなのです。
「こんな感じの着てたよな」
「正解。その辺りはまあ、お手軽武装だから隊員にあげる最初の武装かな。隊番号が若くなるともっと良い武装を贈ったり誂えたりするんだけど……キース、肩身の狭い思いしたんじゃない?」
「それは……」
あー……凹んだ。しまったなぁ、失言した?でも、ありえないわよね………
「エリーゼ様!折角です!キースに良い武装を!」
アニスが強めのプッシュかけて来ました。
鼻息荒いなー、分かるよ……自分だったら悲しいし怒れるもんね。バディにヤッスイ武装とかケチと言うより肉の盾かよ?!って思うもんね。
「当たり前よ。ルークの相棒よ、下手な武装で怪我とかあり得ないし。ルーク、キースの武装選んであげたら?自分の武装に似てる物なら違和感無いと思うわよ」
アドバイスしとく。正直ルークの武装ってどんなのだったか細部が思い出せない。
それに隊長の側近は隊長と同じで揃いの胸当てとかつけなくて良いんだよね。
長と平の違いよ!だから大抵は一発で分かるのよね、隊長とお揃いかよく似たものを身に着けてるからね!
「エリーゼ様、これ可愛いですね!」
「ん?」
「新作なんですよ、姫様が帰って来たでしょう。だからドレスを意識した意匠の物を作ってみたりして。ドレスも姫様に似合いそうな物を作ってみたりして、皆楽しくて仕方ないんですよ」
ルークとキースはアレコレ見ながら話し合ってる。うん……ルークの武装も割と良い物だったもんね。
それにしてもアニスよ……その武装がミニ丈だったら美少女戦士とかプリティでキュートとかそんな感じになるわよ。
膝丈でも可愛いけどさ。ミニ丈は勇気いるけど……十八才ならイケるか!
「ね!エリーゼ様、これ色違いありますよ!一緒に着ませんか?」
わーお!アニスがメッチャ笑顔で勧めて来た!手に取ったのは水色と紫色だよ。
紫色を私に当てるようして見てる……逃げられぬ!
ルーク達は同じ色合いの武装を持って話し合ってます。
ここは覚悟を決めておこう。
「じゃあ、試着してみようか。試着します」
「はい、こちらのお部屋にどうぞ。ブーツも一緒に試着しますか?」
「お願い」
ブーツが二足、やはり水色と紫色です。芸が細かいとはこの事か。
「アニス、一緒に試着しましょう。これはドレスを脱がないとダメだから」
「はいっ!」
こうしてアニスと二人、試着へGoなのです。
97
お気に入りに追加
16,843
あなたにおすすめの小説
長い眠りのその後で
maruko
恋愛
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
私の婚約者でも無いのに、婚約破棄とか何事ですか?
狼狼3
恋愛
「お前のような冷たくて愛想の無い女などと結婚出来るものか。もうお前とは絶交……そして、婚約破棄だ。じゃあな、グラッセマロン。」
「いやいや。私もう結婚してますし、貴方誰ですか?」
「俺を知らないだと………?冗談はよしてくれ。お前の愛するカーナトリエだぞ?」
「知らないですよ。……もしかして、夫の友達ですか?夫が帰ってくるまで家使いますか?……」
「だから、お前の夫が俺だって──」
少しずつ日差しが強くなっている頃。
昼食を作ろうと材料を買いに行こうとしたら、婚約者と名乗る人が居ました。
……誰コイツ。
出て行けと言って、本当に私が出ていくなんて思ってもいなかった??
新野乃花(大舟)
恋愛
ガランとセシリアは婚約関係にあったものの、ガランはセシリアに対して最初から冷遇的な態度をとり続けていた。ある日の事、ガランは自身の機嫌を損ねたからか、セシリアに対していなくなっても困らないといった言葉を発する。…それをきっかけにしてセシリアはガランの前から失踪してしまうこととなるのだが、ガランはその事をあまり気にしてはいなかった。しかし後に貴族会はセシリアの味方をすると表明、じわじわとガランの立場は苦しいものとなっていくこととなり…。
妹と婚約者が結婚したけど、縁を切ったから知りません
編端みどり
恋愛
妹は何でもわたくしの物を欲しがりますわ。両親、使用人、ドレス、アクセサリー、部屋、食事まで。
最後に取ったのは婚約者でした。
ありがとう妹。初めて貴方に取られてうれしいと思ったわ。
婚約者マウントを取ってくる幼馴染の話をしぶしぶ聞いていたら、あることに気が付いてしまいました
柚木ゆず
恋愛
「ベルティーユ、こうして会うのは3年ぶりかしらっ。ねえ、聞いてくださいまし! わたくし一昨日、隣国の次期侯爵様と婚約しましたのっ!」
久しぶりにお屋敷にやって来た、幼馴染の子爵令嬢レリア。彼女は婚約者を自慢をするためにわざわざ来て、私も婚約をしていると知ったら更に酷いことになってしまう。
自分の婚約者の方がお金持ちだから偉いだとか、自分のエンゲージリングの方が高価だとか。外で口にしてしまえば大問題になる発言を平気で行い、私は幼馴染だから我慢をして聞いていた。
――でも――。そうしていたら、あることに気が付いた。
レリアの婚約者様一家が経営されているという、ルナレーズ商会。そちらって、確か――
三年目の離縁、「白い結婚」を申し立てます! 幼な妻のたった一度の反撃
紫月 由良
恋愛
【書籍化】5月30日発行されました。イラストは天城望先生です。
【本編】十三歳で政略のために婚姻を結んだエミリアは、夫に顧みられない日々を過ごす。夫の好みは肉感的で色香漂う大人の女性。子供のエミリアはお呼びではなかった。ある日、参加した夜会で、夫が愛人に対して、妻を襲わせた上でそれを浮気とし家から追い出すと、楽しそうに言ってるのを聞いてしまう。エミリアは孤児院への慰問や教会への寄付で培った人脈を味方に、婚姻無効を申し立て、夫の非を詳らかにする。従順(見かけだけ)妻の、夫への最初で最後の反撃に出る。
前世を思い出したのでクッキーを焼きました。〔ざまぁ〕
ラララキヲ
恋愛
侯爵令嬢ルイーゼ・ロッチは第一王子ジャスティン・パルキアディオの婚約者だった。
しかしそれは義妹カミラがジャスティンと親しくなるまでの事。
カミラとジャスティンの仲が深まった事によりルイーゼの婚約は無くなった。
ショックからルイーゼは高熱を出して寝込んだ。
高熱に浮かされたルイーゼは夢を見る。
前世の夢を……
そして前世を思い出したルイーゼは暇になった時間でお菓子作りを始めた。前世で大好きだった味を楽しむ為に。
しかしそのクッキーすら義妹カミラは盗っていく。
「これはわたくしが作った物よ!」
そう言ってカミラはルイーゼの作ったクッキーを自分が作った物としてジャスティンに出した…………──
そして、ルイーゼは幸せになる。
〈※死人が出るのでR15に〉
〈※深く考えずに上辺だけサラッと読んでいただきたい話です(;^∀^)w〉
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾もあるかも。
◇なろうにも上げました。
※女性向けHOTランキング14位入り、ありがとうございます!!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。