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新しい日々 18

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あっちこっちからメジャー所のモンスター引っ張ってるのか?良いのかそれは?大人の事情とか丸っと無視か?!

「えーと……とりあえずルーク、この大剣は諦めて♡」

「そんな可愛い言い方してもダメだ……俺はダメージを食らった、心情的に言えば……もう止めて!ルークのライフはゼロよっ!て所だ」

言っちゃう?ソレ、自分で言っちゃうの?そういう所、嫌いじゃないけど。寧ろ好きだけど。

「うん、分かった。別の選ぶか諦めて」

「そうする」

ルークは大人しく大剣コーナーへと戻りました。

「これ……どうしようか……」

「姫様が持ってたら良いと思う」

「じゃあしまっちゃうね」

速攻、収納してしまう。目の毒になったら困るもの。

「こちらの盾を頂きたいのですが……」

「あっ!お兄ちゃんさすがだね!それは剣と一緒に装備すると能力が上がるんだよ!一緒に装備してみて!」

ウキウキですねドワーフっ娘ちゃん。
おかげでドワーフっ娘ちゃんがキースとトーク展開するとアニスのスタンドに修羅が追加されて怖いんですけど。

「アニス、落ち着いてね。あれ営業……売り子特有のやつだから」

キースを見る時は女豹様のスタンドなのに、ドワーフっ娘ちゃんを見る時は修羅のスタンドになって交互出て来てる様に見えて仕方ないんですよ。
勘弁して貰いたいものです。

「分かってます……ニコッ」

私と話す時はそのスタンドが一瞬で消えて笑顔になるのが更に恐怖を増させるわ。
キースが濃紫色の盾を装着し剣を抜いて構える……それだけで何か雰囲気とか色々変わった。

「格好いい……」

アニスの呟きに頷きそうになりましたが、ここで同意するとスタンドが現れそうで素直に頷けない。

「強そうね」

「凄いです!お兄ちゃんはちゃんと使いこなせます!これは良い物です!」

チラッと私を見るドワーフっ娘ちゃん。さすが分かってます、ならば言う事は一つ!

「お酒もお金もあるわよ、何で支払ったら良いかしら?」

私の一言でさっき消えたドワーフが速攻でやって来て……

「酒だっ!強くて香り高い珍しい酒っ!」

ドワーフっ娘ちゃんが何か言う前に言い切りました。おかげでドワーフっ娘ちゃんはフルフルと首を振って諦めました。
酒はドワーフの血……ですよ。

「分かったわ」

「ヨッシャアァァァ!」

ガッツポーズをして、また消えました。
本能に忠実です。
ドワーフっ娘ちゃんはしょうが無いなぁって顔で笑ってます。

「姫様、お酒でお願いします」

「ん、分かった。樽で支払うね」

これで商談成立です。
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