506 / 1,402
連載
新しい日々 13
しおりを挟む
「あっ!」
「何だ?!」
不意に思い付いた。
「ルークは自分の隊長色って決めてる?キャスバルお兄様は赤だし、トールお兄様は青だけど?お父様は濃い紫色だし……自分専用の天幕とか馬具の飾り紐とか細々した所に色が入るんだけど」
考えてる考えてる……いや、思い出してるのかな?
「あー……そう言えばそうだったな。うーん……緑……かな?それなら被らないだろうし」
「じゃあ、早めに伝えないとね。そこはお父様に直に伝えないとダメよ」
「義父上は今どこだと思う?」
「お部屋でしょ。仕事してなかったら嘘よ」
遊んでる余裕は無いはずだもの。
「一度言って来る、エリーゼはここで待っていてくれるか?」
「良いわよ。行ってらっしゃい」
ルークはキースを連れてサロンから足早に行った。どんな緑色にするのかな?瞳の色に合わせた明るい緑色と言うかエメラルドグリーンかな?それとも渋めの深緑とか?
「エリーゼ様、楽しそうですね」
「そうね、あんな風にしてるルークを見ると嬉しいわね。アニスもでしょ?キースのルークを慕って動く様は可愛らしいわね」
「そうなんですよ!さすがエリーゼ様、分かってますね!キースったら根っからの側近気質ですよね!主あっての側近ですもの!」
熱い!激アツです!アニスのキースに対する思いとか、側近に対する考えとか……
ミーハーなノリと言うか……いや、好きこそってやつなのかしら?
暫くアニスの熱い語りを紅茶を飲みながら聞いてました。
何か大好きな事を一生懸命語る女の子って可愛いわよね。
ホッコリするわ~♡
そんな楽しい時間を過ごして待ってました。
「待たせた」
「あら、慌てなくても良いわよ。ドワーフ達の所に……はすぐには無理ね。一度防寒具を用意しないと」
しまった失敗!この格好だと冷えちゃう!私だけじゃなくてアニスも冷えちゃうし!
「外歩くから支度しに行きましょう、支度出来たらエントランスで合流しましょう。キースは持ってるわよね?」
「はい!持ってます」
「じゃあ、後でね。行くわよアニス!」
私達はバタバタと自室に向かって早足で移動です。
慌てて戻った自室でドレスコート。
ドレスの上に着る、ドレスの形をしたコートなのだけど首も詰まってるし袖もちょっと長めで温かいのよ。
アニスは普通のロングコートを着て来ました。
手袋も嵌めてエントランスに向かいます!
「何だ?!」
不意に思い付いた。
「ルークは自分の隊長色って決めてる?キャスバルお兄様は赤だし、トールお兄様は青だけど?お父様は濃い紫色だし……自分専用の天幕とか馬具の飾り紐とか細々した所に色が入るんだけど」
考えてる考えてる……いや、思い出してるのかな?
「あー……そう言えばそうだったな。うーん……緑……かな?それなら被らないだろうし」
「じゃあ、早めに伝えないとね。そこはお父様に直に伝えないとダメよ」
「義父上は今どこだと思う?」
「お部屋でしょ。仕事してなかったら嘘よ」
遊んでる余裕は無いはずだもの。
「一度言って来る、エリーゼはここで待っていてくれるか?」
「良いわよ。行ってらっしゃい」
ルークはキースを連れてサロンから足早に行った。どんな緑色にするのかな?瞳の色に合わせた明るい緑色と言うかエメラルドグリーンかな?それとも渋めの深緑とか?
「エリーゼ様、楽しそうですね」
「そうね、あんな風にしてるルークを見ると嬉しいわね。アニスもでしょ?キースのルークを慕って動く様は可愛らしいわね」
「そうなんですよ!さすがエリーゼ様、分かってますね!キースったら根っからの側近気質ですよね!主あっての側近ですもの!」
熱い!激アツです!アニスのキースに対する思いとか、側近に対する考えとか……
ミーハーなノリと言うか……いや、好きこそってやつなのかしら?
暫くアニスの熱い語りを紅茶を飲みながら聞いてました。
何か大好きな事を一生懸命語る女の子って可愛いわよね。
ホッコリするわ~♡
そんな楽しい時間を過ごして待ってました。
「待たせた」
「あら、慌てなくても良いわよ。ドワーフ達の所に……はすぐには無理ね。一度防寒具を用意しないと」
しまった失敗!この格好だと冷えちゃう!私だけじゃなくてアニスも冷えちゃうし!
「外歩くから支度しに行きましょう、支度出来たらエントランスで合流しましょう。キースは持ってるわよね?」
「はい!持ってます」
「じゃあ、後でね。行くわよアニス!」
私達はバタバタと自室に向かって早足で移動です。
慌てて戻った自室でドレスコート。
ドレスの上に着る、ドレスの形をしたコートなのだけど首も詰まってるし袖もちょっと長めで温かいのよ。
アニスは普通のロングコートを着て来ました。
手袋も嵌めてエントランスに向かいます!
116
お気に入りに追加
16,808
あなたにおすすめの小説
【短編】捨てられた公爵令嬢ですが今さら謝られても「もう遅い」
みねバイヤーン
恋愛
「すまなかった、ヤシュナ。この通りだ、どうか王都に戻って助けてくれないか」
ザイード第一王子が、婚約破棄して捨てた公爵家令嬢ヤシュナに深々と頭を垂れた。
「お断りします。あなた方が私に対して行った数々の仕打ち、決して許すことはありません。今さら謝ったところで、もう遅い。ばーーーーーか」
王家と四大公爵の子女は、王国を守る御神体を毎日清める義務がある。ところが聖女ベルが現れたときから、朝の清めはヤシュナと弟のカルルクのみが行なっている。務めを果たさず、自分を使い潰す気の王家にヤシュナは切れた。王家に対するざまぁの準備は着々と進んでいる。
離縁を告げに
豆狸
恋愛
「バーレト子爵、ファティマを呼び捨てにするのは止めてくれないか」
「止めるのは君のほうだろう。ファティマは私の妻だ。妻を呼び捨てにしてなにが悪い」
「……ヒカルド様? 私達は二年前に離縁していますが」
なろう様でも公開中です。
【短編】復讐すればいいのに〜婚約破棄のその後のお話〜
真辺わ人
恋愛
平民の女性との間に真実の愛を見つけた王太子は、公爵令嬢に婚約破棄を告げる。
しかし、公爵家と国王の不興を買い、彼は廃太子とされてしまった。
これはその後の彼(元王太子)と彼女(平民少女)のお話です。
数年後に彼女が語る真実とは……?
前中後編の三部構成です。
❇︎ざまぁはありません。
❇︎設定は緩いですので、頭のネジを緩めながらお読みください。
冤罪から逃れるために全てを捨てた。
四折 柊
恋愛
王太子の婚約者だったオリビアは冤罪をかけられ捕縛されそうになり全てを捨てて家族と逃げた。そして以前留学していた国の恩師を頼り、新しい名前と身分を手に入れ幸せに過ごす。1年が過ぎ今が幸せだからこそ思い出してしまう。捨ててきた国や自分を陥れた人達が今どうしているのかを。(視点が何度も変わります)
断罪現場に遭遇したので悪役令嬢を擁護してみました
ララ
恋愛
3話完結です。
大好きなゲーム世界のモブですらない人に転生した主人公。
それでも直接この目でゲームの世界を見たくてゲームの舞台に留学する。
そこで見たのはまさにゲームの世界。
主人公も攻略対象も悪役令嬢も揃っている。
そしてゲームは終盤へ。
最後のイベントといえば断罪。
悪役令嬢が断罪されてハッピーエンド。
でもおかしいじゃない?
このゲームは悪役令嬢が大したこともしていないのに断罪されてしまう。
ゲームとしてなら多少無理のある設定でも楽しめたけど現実でもこうなるとねぇ。
納得いかない。
それなら私が悪役令嬢を擁護してもいいかしら?
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。