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新しい年 20

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お昼ご飯……パンケーキにして貰おうかな?黒蜜掛けて……

「ふふっ……」

「ま!エリーゼったら、何かイケない事を企んでるわね。ね、お母様に教えて頂戴」

「うふふ……お昼ご飯はうんと軽くパンケーキにして貰おうと思って」

ビックリした後、うれしくに笑うお母様。

「良いわね!それならお昼は楽しみになるわ」

「手紙の分別も済みましたし、先に厨房へ伝えようかと……」

「楽しいわねぇ」

「本当ですか?お祖母さま!私、お母様とお祖母さまが一緒でとても楽しいです!」

家族で一緒にいられる幸せを感じられる今がどれ程の喜びか……私は転生して良かったと思う。
フヨン……と何か柔らかいモノが……
甘い花の香り……いつの間にかお母様に優しく抱き締められていた。

「今……何を思ったの?」

「大丈夫です」

「そう?」

しまったなぁ……心配させちゃったな……
ソッと離れたお母様はまだ心配そうな顔をしてるけど、今はそれ所じゃないです。
黒砂糖です!
あ!お母様の顔がいつものお顔に戻りました。

「私は大丈夫です!白桃のシロップ漬けの瓶出しますね!」

既にローテーブルの上もダイニングテーブルの上もお皿は片付けられ、重ねて置いてありました。
ナイスです!
ついでに言うとダイニングテーブルの上は茶器も片付けられ、しまわれたようです。
収納リストを出して、白桃シロップ漬け……分別したからこそ判明した事実が浮上しました。
さっきはちゃんと見てなかったのもあります。
何と瓶詰め、結構な種類の果物がありました!そして瓶の大きさも(大)(中)(小)とありました!
さっき使ったのは使い掛けだったけど……いったいどのサイズだったのか……
カーソルを合わせてみる。
(小)で白桃五個使用って……じゃあさっき使ってたのって……(中)かしら?
まぁ、良いや。(中)を十個出しておこう。
で、贈りたい所に贈れば良いし余ったら食べて貰えば良い訳だしね!
ゴトンゴトンとダイニングテーブルに出す。

「お母様、とりあえずこれ位出しておきますね!」

……これだけあると迫力あるな~(笑)

「あ……ありがとう。良いのかしら、こんなに沢山……」

あら?驚いてるのかしら?

「勿論ですわ。まだありますからお祖父さまやお祖母さまに贈って下さい」

「えっ……ええ……」

うーん……何か唖然?としてるような……

「ふふっあちらのご両親は遠方ですもの、きっと喜ばれるわ」

「ですよね!お会いした事無いですけど、喜んでほしいです」

うん。いつか……って婚姻式したら帝国に新婚旅行だもの会えるわよね?
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