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新しい年 11
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「ふふ……とても似合ってるわよ」
ぬ?ではお母様のオーダーなのかな?
「ありがとうございます、こちらのドレスはお母様が?」
「ええ。本当、良く似合ってるわ。エリーゼは少し硬質な意匠や豪奢な物が似合うわよね。小さい頃はふわふわとした花のような物が似合ったのだけど、女の子は大きくなると顔立ちが変わるって本当ね」
「そうなのですか?」
んー……前に誰か言ってたな……前世の知り合いだったかな?
「ええ、そうよ。だからエリーゼのドレスは少しずつ意匠を変えていったのよ。大人っぽくなったのに、いつまでも子供が着るようなドレスって……ねぇ?」
「そうだな、俺もフェリシアから言われて気を付けていたから問題は無いと思うが……」
ハッ!まさか……お母様!何て恐ろしい……
「ホホホ……」
お母様の笑顔が怖い!これはバレてる!朝のこっそりおめざもバレてる気がする!
でもいきなり何で……あ……
ぐる~りと顔をお兄様達に向ける。
キャスバルお兄様、端正なお顔が強張ってますよ。
トールお兄様、いつも血色が良いのに青くなってますね。
「そうねぇ、でもたまには可愛らしい花柄のドレスとか着て欲しいわ」
うん、お祖母さまはさすが強心臓ですね。
お母様の鋭いツッコミをモノともしないのですね。
て事はやはりピンハ系はお祖母さまからの贈り物ドレスなのね。
「ええ、たまには良いかも知れませんわ。私にだってそんな時もありますもの」
でもロリータはねぇよ。
あら、いけない。お口が悪くなってしまったわ。
「エリーゼ……その……」
「何かしらキャスバルお兄様?」
言・い・た・い・事、あるのかしら?
視線を彷徨わせるな!
「その……やはり子供っぽいドレスとか……」
「そうですね、出かけない時ならともかく夜会などで着て行ったら笑われてしまうかも知れませんわね」
あんな甘々ロリータドレス、ヒロインちゃんみたいな夢見る少女じゃなきゃ堂々と着ないわよ。
あー……でもキャスバルお兄様はあの甘々ロリータドレス着てる私を見たかったのよね……
泣きたくなるわ……そんな甘々ロリータドレスは婚約者に着せて楽しめば良いのに!
トールお兄様もロリータドレスだけど、白系な分まだ少しマシって言うか……ヒルダでも着なさそうだけどね!
そういやキャスバルお兄様の婚約者ってどんな方なのかしら?
まだ会った事……無いわよね?
ぬ?ではお母様のオーダーなのかな?
「ありがとうございます、こちらのドレスはお母様が?」
「ええ。本当、良く似合ってるわ。エリーゼは少し硬質な意匠や豪奢な物が似合うわよね。小さい頃はふわふわとした花のような物が似合ったのだけど、女の子は大きくなると顔立ちが変わるって本当ね」
「そうなのですか?」
んー……前に誰か言ってたな……前世の知り合いだったかな?
「ええ、そうよ。だからエリーゼのドレスは少しずつ意匠を変えていったのよ。大人っぽくなったのに、いつまでも子供が着るようなドレスって……ねぇ?」
「そうだな、俺もフェリシアから言われて気を付けていたから問題は無いと思うが……」
ハッ!まさか……お母様!何て恐ろしい……
「ホホホ……」
お母様の笑顔が怖い!これはバレてる!朝のこっそりおめざもバレてる気がする!
でもいきなり何で……あ……
ぐる~りと顔をお兄様達に向ける。
キャスバルお兄様、端正なお顔が強張ってますよ。
トールお兄様、いつも血色が良いのに青くなってますね。
「そうねぇ、でもたまには可愛らしい花柄のドレスとか着て欲しいわ」
うん、お祖母さまはさすが強心臓ですね。
お母様の鋭いツッコミをモノともしないのですね。
て事はやはりピンハ系はお祖母さまからの贈り物ドレスなのね。
「ええ、たまには良いかも知れませんわ。私にだってそんな時もありますもの」
でもロリータはねぇよ。
あら、いけない。お口が悪くなってしまったわ。
「エリーゼ……その……」
「何かしらキャスバルお兄様?」
言・い・た・い・事、あるのかしら?
視線を彷徨わせるな!
「その……やはり子供っぽいドレスとか……」
「そうですね、出かけない時ならともかく夜会などで着て行ったら笑われてしまうかも知れませんわね」
あんな甘々ロリータドレス、ヒロインちゃんみたいな夢見る少女じゃなきゃ堂々と着ないわよ。
あー……でもキャスバルお兄様はあの甘々ロリータドレス着てる私を見たかったのよね……
泣きたくなるわ……そんな甘々ロリータドレスは婚約者に着せて楽しめば良いのに!
トールお兄様もロリータドレスだけど、白系な分まだ少しマシって言うか……ヒルダでも着なさそうだけどね!
そういやキャスバルお兄様の婚約者ってどんな方なのかしら?
まだ会った事……無いわよね?
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