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サテュロスゲットの旅 22

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「さっきから敏感に反応し過ぎ!どうしたの?」

ルークの反応が過敏過ぎて勿体ないです。
それに顔色も少し悪いし……

「ちょっと……ちょっと夢見が悪くて」

どうにも歯切れが悪い。

「夢見が悪いって……まさかBL系?他の天幕からアハンな声聞こえちゃうから?」

ルークの顔色がますます悪くなりました。
どうやらビンゴだったようです。

「言いたくない……話しは変わるけど、パジャマが欲しい。ほら、ちょっと冷えるだろ?だからさ……」

ん?んー……?真っ裸で毛皮に包まれてる方があったかいんだけど……

「毛皮だとパジャマじゃない方が良くない?」

「いや!ノエルと一緒に寝てるんだが、パジャマが必要だと!」

……?ノエルがいるから?

「ニャンコと一緒ってあったかいから要らないでしょ」

どうやら納得出来ないようだ。そんな顔しないで欲しい。

「エリーゼの所はどんな風なんだ?その……寝てる時」

「別に横にピッタリくっついて寝てるけど」

変な事聞くわね。どうしたって言うのかしら?

「ノエルはあっちこっち舐めたりなんだりする。俺にはパジャマが必要なんだ」

そいつは……そいつは作らないと!

「分かったわ。なるべく早く作るようにするわ!それにしてもノエル……恐ろしい子……」

タマやトラジと仲良く喋ってるノエルの可愛らしい姿を眺め、軽い溜息を吐く。

(ナビさん。パジャマを作ってくれる?)

〈畏まりましたマスター〉

(色柄は任せるから)

〈承知致しました〉

これでヨシ!後は出来上がりを待つだけね。

こうして朝ご飯を済ませ目的地目指して出発する。
特にトラブルも無く大街道を進み、いつも通りに野営地を造設する。
アニスのリクエストを取り入れ、夜ご飯は一日の疲れを労う為にも甘味を付ける。
アニスだけじゃなく隊員達も甘味に喜んでいた。

「ルーク!パジャマが出来るまでは、頑張って耐えて!じゃあ、お休み」

「ああ、お休み……」

ブルーな顔で頷いて自分の天幕へと入って行った。
健闘を祈る!


***
書き直した物です。
覚えてないけど、多分こんな感じだってのかも?
(>_<)何で消えたんだろう……
ショック……
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