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大晦日 28
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「そうねぇ、どれも美味しいわねぇ……今まで桃が一番甘くて美味しいと思ってたけど、こんなに甘味があると迷うわねぇ。それにエリーゼは沢山のお料理を知ってるのね、こちらで初めて食べる物の多い事……お刺身とかお寿司は食べやすくて好きだわ」
お祖母さま、お魚好きですね。私に技術が無いので基本ちらし寿司か手巻き寿司なんですけどね。
海苔の作り方を伝授しないとなぁ……デイタラボッチ的な教え方で良いのよね?
〈マスター、それよりもダッシュ的な教え方の方が宜しいかと〉
(え?あ、そうなの?)
〈はい、アレは養殖からはじめてましたから〉
(あー……そうだったわね、分かったわ。ありがとうナビさん)
うん、ナビさんは軌道修正しに来てくれて助かるな!
「お寿司は美味しくて良いですよね」
ルーク……
「あら?帝国の皇子様も私のようなお婆ちゃんと同じ味覚なのかしら?」
いや、DNAレベルで好きなんですよ……お寿司。
「どうでしょう?ですが、帝国皇室では海の魚を口にする事がありませんから。色んな魚料理を食べれるというのは幸せな事ですね」
「まぁ!」
驚いたお顔になったお祖母さまはクスクスと笑う。
ずっと……うん、ずっと上機嫌ですね!お祖母さま!
「実は一番好きなのは赤味噌で煮付けた物ですけどね」
……八丁民めぇ!おでんだって赤味噌だし、とんかつだって赤味噌で食べるでしょ!私も好きだけど!串カツ赤味噌浸けてビール飲んだりとかしたいわ!
「あら、そうなのね。スープ仕立てみたいな物よね?でも、あれってご飯が欲しくなって困るのよね」
え?
「お祖母さま……困るって……」
「だって、すぐお腹が膨れて他の物を食べれなくなるんですもの」
「そうですね。ついお祖母さまの最適な量にして貰いましょう。せっかくですもの、色んな物を少しずつ食べれる方が楽しいですよね」
ん?全員無言になった?なして?
「は……母上、気遣いが足りなく申し訳ありませんでした!」
「ええ、そうですわ。私も気を回せず申し訳ありませんでした」
え?あれー……
「ハインツ、母上の食事の量を明日から調整してくれ」
「畏まりました」
ハインツ、さすがだね。全く気配を感じなかったよ。
「あら、そんなに気にしなくて良いのよ。ついね……ついつい食べ過ぎちゃうのよ、美味しくて。でも、そうね……少しずつ出して貰えると楽しめるわね」
「はっ」
食べ過ぎちゃうのか……お年がお年だもの、もうちょっと気を使おう。
お祖母さま、お魚好きですね。私に技術が無いので基本ちらし寿司か手巻き寿司なんですけどね。
海苔の作り方を伝授しないとなぁ……デイタラボッチ的な教え方で良いのよね?
〈マスター、それよりもダッシュ的な教え方の方が宜しいかと〉
(え?あ、そうなの?)
〈はい、アレは養殖からはじめてましたから〉
(あー……そうだったわね、分かったわ。ありがとうナビさん)
うん、ナビさんは軌道修正しに来てくれて助かるな!
「お寿司は美味しくて良いですよね」
ルーク……
「あら?帝国の皇子様も私のようなお婆ちゃんと同じ味覚なのかしら?」
いや、DNAレベルで好きなんですよ……お寿司。
「どうでしょう?ですが、帝国皇室では海の魚を口にする事がありませんから。色んな魚料理を食べれるというのは幸せな事ですね」
「まぁ!」
驚いたお顔になったお祖母さまはクスクスと笑う。
ずっと……うん、ずっと上機嫌ですね!お祖母さま!
「実は一番好きなのは赤味噌で煮付けた物ですけどね」
……八丁民めぇ!おでんだって赤味噌だし、とんかつだって赤味噌で食べるでしょ!私も好きだけど!串カツ赤味噌浸けてビール飲んだりとかしたいわ!
「あら、そうなのね。スープ仕立てみたいな物よね?でも、あれってご飯が欲しくなって困るのよね」
え?
「お祖母さま……困るって……」
「だって、すぐお腹が膨れて他の物を食べれなくなるんですもの」
「そうですね。ついお祖母さまの最適な量にして貰いましょう。せっかくですもの、色んな物を少しずつ食べれる方が楽しいですよね」
ん?全員無言になった?なして?
「は……母上、気遣いが足りなく申し訳ありませんでした!」
「ええ、そうですわ。私も気を回せず申し訳ありませんでした」
え?あれー……
「ハインツ、母上の食事の量を明日から調整してくれ」
「畏まりました」
ハインツ、さすがだね。全く気配を感じなかったよ。
「あら、そんなに気にしなくて良いのよ。ついね……ついつい食べ過ぎちゃうのよ、美味しくて。でも、そうね……少しずつ出して貰えると楽しめるわね」
「はっ」
食べ過ぎちゃうのか……お年がお年だもの、もうちょっと気を使おう。
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