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大晦日 12
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「ご主人どうしたにゃっ!」
「ご主人かなしいのかにゃっ!」
ドシッ!ドシッ!とタマとトラジが片足ずつにくっついて来た。
「違っ……お祖母さまに祝って貰えると思うと嬉しくて……」
とりあえず、座ってて良かった。立ってたら倒れてたかも……危なかった……
「かなしくないにゃ!それならあんしんにゃ!」
「しんぱいしたにゃ!」
「うん、タマもトラジもありがとね」
タマとトラジが勢い良く来たせいなのか、他のカワイコちゃん達は出遅れた感満載で私を見てました。
「みんなもありがとね。悲しいとかじゃないからね」
タマとトラジをソファの上に上げて両手で抱き締める。
ユキは私の膝の上に頭を乗せたので、額を毛に沿って撫でる。
艶々とした真っ白な毛は気持ち良くて、何度も撫でる。
そんなユキの背中にはピカ太郎が乗ってる。おんぶお化けのようだ……いや、子泣きじじ……
ヒナの足元にリコが心配そうに私を見ていた。勿論ヒナも心配そうにしてる。
「普段明るい分何か来るな。ノエルとルチルも心配したぞ」
ルークに言われてチラッと見たら本当に心配そうに私を見てました。
クイッと手が引っ張られたかと思ったらグ……と痛くない程度に強く手が包まれるように握られた。
ルークの手、あったかいなぁ……
「ふふ……本当に仲が良いわねぇ。これはエリーゼの子供が生まれるまで頑張らないといけないわねぇ」
「私の子供だけじゃなくて、キャスバルお兄様やトールお兄様の子供も抱っこするまで元気でいて下さい!」
「ふふっ……そうねぇ、キャスバルやトールの子供も見ないとね」
穏やかで優しいお祖母さま。いつもおっとりと優しく微笑んで下さるお祖母さまに赤ちゃんを抱っこして欲しい。
「ね、ルーク。私達の赤ちゃん、抱っこして貰いたいわよね?」
「ええ、そうですよ。是非とも元気で長生きして下さい」
「まぁ!しようのない方ねぇ。でも、そうねぇ元気で長生きしたいわね」
お祖母さまはやんわり微笑んで、また一つ一口ドーナツを摘まんだ。
……しまった……高カロリーのドーナツばかり食べてる……
年寄りに脂と糖分!ヤバいかしら!?
チラッと見たルークは笑顔を貼り付けた顔で「安心しろ、絶対量はトータルすれば少ない」って本当に安心して良いのか分からない言葉を吐いた。
「ご主人かなしいのかにゃっ!」
ドシッ!ドシッ!とタマとトラジが片足ずつにくっついて来た。
「違っ……お祖母さまに祝って貰えると思うと嬉しくて……」
とりあえず、座ってて良かった。立ってたら倒れてたかも……危なかった……
「かなしくないにゃ!それならあんしんにゃ!」
「しんぱいしたにゃ!」
「うん、タマもトラジもありがとね」
タマとトラジが勢い良く来たせいなのか、他のカワイコちゃん達は出遅れた感満載で私を見てました。
「みんなもありがとね。悲しいとかじゃないからね」
タマとトラジをソファの上に上げて両手で抱き締める。
ユキは私の膝の上に頭を乗せたので、額を毛に沿って撫でる。
艶々とした真っ白な毛は気持ち良くて、何度も撫でる。
そんなユキの背中にはピカ太郎が乗ってる。おんぶお化けのようだ……いや、子泣きじじ……
ヒナの足元にリコが心配そうに私を見ていた。勿論ヒナも心配そうにしてる。
「普段明るい分何か来るな。ノエルとルチルも心配したぞ」
ルークに言われてチラッと見たら本当に心配そうに私を見てました。
クイッと手が引っ張られたかと思ったらグ……と痛くない程度に強く手が包まれるように握られた。
ルークの手、あったかいなぁ……
「ふふ……本当に仲が良いわねぇ。これはエリーゼの子供が生まれるまで頑張らないといけないわねぇ」
「私の子供だけじゃなくて、キャスバルお兄様やトールお兄様の子供も抱っこするまで元気でいて下さい!」
「ふふっ……そうねぇ、キャスバルやトールの子供も見ないとね」
穏やかで優しいお祖母さま。いつもおっとりと優しく微笑んで下さるお祖母さまに赤ちゃんを抱っこして欲しい。
「ね、ルーク。私達の赤ちゃん、抱っこして貰いたいわよね?」
「ええ、そうですよ。是非とも元気で長生きして下さい」
「まぁ!しようのない方ねぇ。でも、そうねぇ元気で長生きしたいわね」
お祖母さまはやんわり微笑んで、また一つ一口ドーナツを摘まんだ。
……しまった……高カロリーのドーナツばかり食べてる……
年寄りに脂と糖分!ヤバいかしら!?
チラッと見たルークは笑顔を貼り付けた顔で「安心しろ、絶対量はトータルすれば少ない」って本当に安心して良いのか分からない言葉を吐いた。
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