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年越し準備! 81

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ウットリしてるアニスを横目にガーターベルトの白、天蚕糸の靴下を出す。
総レースの美しいガーターベルト……清らかなのに、これを着けたらエロさが増すと言う謎アイテム……
天蚕糸の靴下はいわゆる絹の靴下と言うヤツだ。
長さを見ても、ガーターベルトで止めるタイプだと良く分かる。

「エ……エリーゼ様……それ……」

ガーターベルトと靴下を指差して呟くアニス。
説明しないとなぁ……

「こっちはガーターベルト。で、こっちは靴下よ。一緒に使う物で、ガーターベルトは腰に着けて……この垂れてる所の先で靴下を止めるの」

「エリーゼ様……着けて見せて下さい!」

なぬ!着けて見せろと言うのか!
あ~……でも、仕方ないかぁ……

「仕方ないなぁ、特別よ。カーテン閉めてね」

「はい」

サッとカーテンが閉められ、室内灯が点けられる。
下だけで良いかな?ベルトを外し勢いよく下半身パンイチならぬ褌一丁になる。

「……え?」

アニスの驚く声はこの際無視です。
ガーターベルトを腰に着け、プチプチとボタンを閉める。
可愛らしい花の形をした貝ボタン三つで装着し、ベッドに腰掛ける。
靴下を手に取り履いていく……滅茶苦茶肌触り良い!これはテンション上がる!
太股まで上げ、パチンとガーターベルトの先で留める。
どうやら留め具は貝で作ったようだ。ボタンにはしたくないけど、留め具なら……といった所だろうか?貝ボタンは光沢があって綺麗だものね。
両足履いてブーツに足を突っ込んで立ち上がる。

「何か……こう……ムラムラします……」

狼狽したかのように視線が彷徨います。
ピラリとシャツの裾を上げて、挙動不審なアニスをニヤニヤしながら見つめる。

「ね、アニス。ちゃんと見て。似合ってる?ちゃんと感想聞かせて……ね」

本当ならもっこ褌の下に着けなきゃいけないんだけど、面倒くさかったから上にサッと着けたんだよね。
顔を赤くしたアニスがモジモジして可愛い!

「素敵です……その、ガーターベルトっていう物も靴下も……エリーゼ様……凄く色っぽいです……」

「ありがとう。でも、暫くは内緒よ」

「え~!何でですかぁ!もったいない!」

「お母様が知ったらどんなお顔になるかしら?」

ハッ!とした顔でキョロキョロと辺りを見回す。

「そうでした……奥様のが無いとよろしくないですね」

「分かってくれてありがとう。今出した物はしまっておくわね」

「はい」

暫くは内緒の二人だけの秘密です。
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