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年越し準備! 71

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「エリーゼ様」

ゴロゴロ転がりまくってる間にアニスが来ました。
うん、イチャラブシーンの邪魔をしないよう気遣いですね!

「アニス」

「タマちゃん達、連れて来ましたよ」

アニスを先頭にゾロゾロと入って来るカワイコちゃん達。
微妙にヨタヨタとノロノロとしてる……

「どうしたの?ヒナ以外様子がおかしいけど?」

ビクッとしたタマ・トラジ・ピカ太郎・リコ……そしてユキまで………

「何て事ありません。単なる食べ過ぎです」

……食べ過ぎ?見ればお腹がポンポコリンになってる……

「クッ……クックックッ……食べ過ぎちゃったかぁ!」

お腹パンパンのタマもトラジもピカ太郎もリコもユキも何だかおかしくて大笑いしてしまう。

「おいしくてたべすぎたにゃ……」

「うん、タマは何が一番気に入った?」

「うにゃっ!ボクはやいたヤツがスキにゃっ!」

トテトテと重そうに寄って来て、ヨジヨジとベッドに上がって来る。

「ご主人!たこやきがスキにゃ~!」

トラジもポテポテと走って来て、バッ!とジャンプしてボスン!とベッドに乗っかる。

「皆おいで」

アニスに向かって手を振って呼び寄せる。

「ほら、アニスもおいで」

ヒラヒラと手を振る。
次々とベッドに上がって来るカワイコちゃん達。
珍しくヒナも上がって来てペチャンとして頭を私の手元へと伸ばして来る。
うん、可愛い。

「はい!………って、待って下さい!」

来るかと思ったらパッと踵を返して扉をバタンと締めて、ご丁寧に鍵を掛けましたよ。

「これで邪魔者は入って来れません!」

足取りも軽く駆けよって来ると私の隣、カワイコちゃん達のいない所に飛び込んで来た。
ベッドの上、並んで横になって笑い合う。

「エリーゼ様、ルーク様とは良い時間を過ごせましたか?」

天蓋を見つめて深く息を吐く。

「良かったけど、良くなかったわね。後、半年がツラくなったわ。」

「エリーゼ様……」

片手をアニスの方へと伸ばしてアニスの手を掴む。

「アニス。明日の朝まで一緒に過ごしましょうか?」

「そうですね。何もなくても一緒にいるだけで良い夜ですよね!」

さすがにカワイコちゃんとは言え、ギャラリー付きはちょっとなぁ……
いや、あの残念王子と一緒になってたら常にギャラリー付きだったわ。

「もう少ししたら一緒に湯浴みして、一緒に寝ましょう。」

指が絡まる。

「はい。」

疲れた……でもタコパ楽しかった!
タコ唐も美味しかった!
タコブツも良かった!
また、やりたい……!
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