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年越し準備! 5

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さて、目指すはサムじい管理の私の畑です!
邸の中は早歩き!でも、外なら走る!ダッシュです!こっちは倉庫群(ドデカイ倉庫三棟!)の裏に作られた畑は結構大きいのだ!果樹とかも植わってるしね!
って居たよ……サムじい取り囲んで何か食べてる!

「あっ!ご主人様ぁ~♡」

ミナ……目聡いね。走るのをやめて歩いて畑の中に進んで行く。

「おはよう皆。昨日はゆっくり休めれた?」

「はい♡」

「「「「「はぁ~い♡」」」」」

ん?今……なんかおかしくなかった?♡マークついてたよね?

「ここの葉っぱちょっと甘しょっぱくて美味しいですね♡」

「それは良かった。時折潮風が届くからかな?」

「そうかも知れませんなぁ。」

サムじいは真っ白なあごひげを撫でながらウンウンと頷いてる。

「朝ご飯って所なのかしら?」

「はい♡でね、ご主人様。ご主人様にお願いがあるの♡」

……え?なんのおねだり?いや、お願いって言ってもそんな事ないか……

「お願い?何かしら?」

ミナの笑顔が眩しい。

「皆、ご主人様と契約したいんだって♡」

……全員がテイム希望者ですか。マジですか。

「何故か聞いても?」

ミナだけじゃ無くて、サテュロス達全員が頬を染めてる……どうした一体……

「昨日、ご主人様に魔力注入して貰ったでしょう。」

「したね。」

「でね、凄く気持ち良かったのぉ♡皆も気持ち良くて、それでご主人様と契約したいってなって。」

分からない……それで契約って何でだよ……

「強い魔力注入されると仲間を増やせるから、ご主人様とっても魅力的なのよぉ♡」

は?待て待て!強い魔力注入するとサテュロス増えるのか?

「それは本当かな……?」

ニッコリ笑顔のミナと頬染めて押し合いへし合いしてるサテュロス達。多分本当なんだろうな。それにしても魔力注入で増えるとか精霊は普通じゃないな……でも増やし方が分かった以上、この先予定ご立てやすいね!

「そうか、分かった。今すぐで良いのかな?」

「「「「「はい♡」」」」」

サテュロス達、全員一致で返事したよ。なので順々にテイムしましたよ!
私のテイムリスト滅茶苦茶増えてる!

「はっはっはっ!嬢様は人気者だぁ!」

サムじい、ちょっと違うと思う。

「ダイコンやカブ、ニンジンの葉っぱなら食べて貰って良いんじゃろ。後、嬢様よテンサイはどんどん増やすと旦那様が言っておったが種を分けて良いんじゃろうか?」

やはりお父様は分かってらっしゃる!

「勿論よ。ここの畑で作る分とその予備以外は領民に作って貰う事になるわ。」

本当はサトウキビも……サトウキビって……
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