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サテュロスゲットの旅 108

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「この様子だとユキ以外はルークじゃない人にアレコレ取って貰ったみたいね。」

カワイコちゃん達が使った食器は後で回収だな。
ピカ太郎とルチルは見事に肉だらけだな。チーズも気に入ってるのかハグハグ食べてる。うちの子達制限無い子が多いから楽なんだけど、ユキはチーズ大丈夫だしユキが食べれる物はリコも食べれる……けど、リコは精霊だから実は何でも食べれちゃうんだよね。
ヒナとユキだけは食べる物に気を付けてる。それを思うとルークは悩む事が無いので楽そうだな……と思う。
しまった……よくよく考えたら、どちゃくそテイムしまくってた!青い鳥はまだしも、専属護衛騎士団全員にアニス。更にミナとテラに天蚕達。カワイコちゃん達以外にも沢山やってた!どうしようか!ご馳走要りそうなのは……テラ位か。でも後でミナを送り込めば良い気がする。

「ご主人……どうしたにゃ?たべないにゃ?」

え?心配そうな顔でタマとトラジが私を見上げてた。

「あ、うん……貰って来るね。ミナは……まだまだ活躍中みたいだし、先に食べちゃわないと。」

「まだ何かあるのか?」

「ん……デザートのスイーツをちょっとね。」

ルークが好奇心と興味で瞳をキラキラさせている。イケメンオーラも全開だ!

「スーちゃんのクリームぜんざいをベースにフルーツを好きなだけトッピングとかどうかな?と思ってるんだよね。」

「それは……」

視線を彷徨わせ考え込んでいる。

「フルーツは何を考えている?」

収納リストを呼び出し、合いそうなものをチョイスする。

「イチゴ、カキ、キゥイ、栗……の甘露煮、パイン、ブドウ、ミカン、モモ……位かな?スモモとかプルーンみたいなのも良いし、他のベリー系。えーとブルーベリーとかラズベリーなんかも良いと思うけど……多いかな?」

バナナは合わなさそうなので外す。後、オレンジとかグレープフルーツとかもダメな気がする。

「……良いんじゃないか。でも凄い種類だな。栗の甘露煮と柿があるなら抹茶ソースとか掛けたくなるな。後白玉とかな。」

「餅とアンコに抹茶……懐かしき赤福氷……」

「あれ美味いよな……もう二度と食べられないな……」

二人して遠い目になりました。そうかルークも食べた事あるのか……

「冬の善哉も逸品だよね……」

「ああ、餅が堪らないんだよな……」

くっ!思い出すだけで切なくなるわ!

「とにかくアンコと乳製品の相性抜群よ!チーあんとかを思い出して!」

「短くするな!分かるけど!」

やっぱりチーズあんま〇、チーあんで通じるじゃん。

「食後のスイーツの事は分かった。なら早めに食べとけ、夫人が食べるペース落ちたらスイーツタイムのおねだりだからな。」

それはそうだ!

「ラジャッ!」

さっさと貰って来てモグモグと無言で食べました!ラクレット美味しいです!
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