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サテュロスゲットの旅 13
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初日の晩ご飯はパンにサテーと焼き野菜にタイ風スープです。
トラジがお尻をプリプリさせながらスープを作ってるのをこっそり所か堂々とみる輩がいます。いや、タマとノエルもプリプリさせてますけど!剛の者か!まぁ、良いや。ニャンコ達がいるなら、皆いる訳でマップ表示ではほぼ真後ろにいるんで振り返る。アニスと一緒に良い子で待ってる!……けど、何でテーブルが組み立てられてるの?
「エリーゼ!」
アニス達の所に行こうと思ったらトールお兄様から呼ばれました。ので、行きます。
「トールお兄様、どうされましたか?」
「まだ初日だし特に何かあった訳じゃないから、今日はワインとか酒は出さなくて良い。代わりに果実水を出しておいてくれるか?」
あー……ドリンクバー的なやつか……何種類か出しておこう。リンゴとレモンと梨の三種類で良いかな?
「テーブルの所に作って置いとけば良いのかしら?」
「ああ、それで良い。」
……ふぅん……何も…か。つまり道中は何があって当たり前なんだね。まぁ、確かに領都からはそんなに離れてないって言えば離れてないものね。大寸胴鍋をテーブルの上に出してコロンと果物を鍋に幾つか転がしてスライスする。水をパンパンに張ってから種とか邪魔そうなのは指先に集めてヒョイと捨てる。まぁ、ほんのり果物の風味が移れば良い訳でガッツリ果物の味は求めてない。だって子供なんていない訳で、多分一番の若年者は私とルークだと思う。番外としてリコかな?あー……後ルチルかな?そういや、ルチルの声が聞こえないな?うちのピカの声も聞こえないし、大人しいにも程があるわね。アニスと一緒にいたかな?果実水も作ったしアニスを再度見る。アレ?……ピカとルチルがいない?キョロキョロと見回せばルークがコンロの前に陣取ってる?
「エリーゼ様、ピカちゃんとルチルちゃんはルーク様が側で見てますから、安心なさって下さい。」
近寄って来たアニスからの報告です。……じゃあ、ルークの足元あたりにピカとルチルが居ました!かぶりつきです!コンロのど真ん前にかぶりつきで見てます!サテー焼いてるからか!
「どんだけ肉好きなの!」
小さく叫びましたよ!
「ピカちゃんも珍しく、凄く良い匂いがする!って言ってお手々繋いで行きましたもの。」
ルチル程では無いけれど、それなりにお肉好きではあるけれど……あんまり猛アピールはしないピカが珍しいな。まぁ、スパイスの焼ける匂いと肉の焼ける匂いが混じってお腹空くわ。
……大人の男ばっかりだし、デザートって果物で良いかな?今ミカンが豊作なんだよね。冬だからかな?
トラジがお尻をプリプリさせながらスープを作ってるのをこっそり所か堂々とみる輩がいます。いや、タマとノエルもプリプリさせてますけど!剛の者か!まぁ、良いや。ニャンコ達がいるなら、皆いる訳でマップ表示ではほぼ真後ろにいるんで振り返る。アニスと一緒に良い子で待ってる!……けど、何でテーブルが組み立てられてるの?
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あー……ドリンクバー的なやつか……何種類か出しておこう。リンゴとレモンと梨の三種類で良いかな?
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「ああ、それで良い。」
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近寄って来たアニスからの報告です。……じゃあ、ルークの足元あたりにピカとルチルが居ました!かぶりつきです!コンロのど真ん前にかぶりつきで見てます!サテー焼いてるからか!
「どんだけ肉好きなの!」
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「ピカちゃんも珍しく、凄く良い匂いがする!って言ってお手々繋いで行きましたもの。」
ルチル程では無いけれど、それなりにお肉好きではあるけれど……あんまり猛アピールはしないピカが珍しいな。まぁ、スパイスの焼ける匂いと肉の焼ける匂いが混じってお腹空くわ。
……大人の男ばっかりだし、デザートって果物で良いかな?今ミカンが豊作なんだよね。冬だからかな?
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