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サテュロスゲットの旅 9

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食事を終えて、少し休んだ後手早く片付けて出発です。チョロギーはクワイとトールお兄様の愛馬キントンと三頭で仲良く草を食んでいたそうです。三頭共シルヴァニア産の馬だもんね。そんな事を聞かされてから騎乗して隊列の中進む。ユキとヒナにそのまま馬車と並走させたままチョロギーをクワイに寄せる。クワイと並んで街道を進む。ルークは前回と同じ、ノエルを抱っこルチルは腰に付けた籠の中にいるようです。

「ルーク、ちょっと良いかな?」

いつまでもモヤモヤするのはストレスになる!ので。

「ん?ああ、構わないけど。」

特に気にしてないよね。

「あのさ……さっき、お昼ご飯の時のルチルの注意。あれ、モヤモヤしたんですけど。」

ちょっと考え込んで……

「ごめん。考え無しだった。」

「まぁ、こっちもリコがごめん。」

リコは何ともかんとも……

「いや、アレはまぁ……分からない訳じゃないし……」

「そう。私に非が無いのに、私が悪いみたいな言い方はちょっとカチンと来るから止めてね。」

「悪かった。やたらとルチルが肉肉言ってゴメン。」

おや?ルチルの反応が無いぞ?

「ひょっとして寝てる?」

コクリと頷くルーク。

「どっちも寝てる。」

「なる程。夜は肉にしようと思うけど、進み具合では野営じゃなくて街で休む事になるかも知れないから内緒で。」

「了解。」

簡単に話をしてアニスの乗る馬車の横へと移動する。

〈マスター、宜しいでしょうか?〉

あら?ナビさんからだわ、珍しいね。何かしら?

(良いよ。どうしたの?)

〈はい。マスターのレベルが上がった事で新しい設備が建設可能になりました。〉

(あら、そう。じゃあ、可能な限り建ててくれる?)

〈可能な限り……ですか?幾つか建てれますが選択は?〉

(任せる。それと必要な人員なら随時増員して構わないし、その為にロッジを大きくするならそれも随時やって構わないわ。)

〈畏まりました。では有用性の高そうな物から建てます。〉

(うん。面倒かけるけど、宜しく。)

〈いえ。報告が遅くなり、申し訳ありませんでした。〉

(いや、私が忙しくて聞ける状態じゃなかったから、そんな風に謝らないで。必要だと思ったらいつでも割り込んで!ナビさんの事信じてるからおかしげなチャチャじゃ無いって思ってるから良いからね!)

〈ありがとうございます、マスター。では建設して生産出来た物は収納の方に送っておきます。〉

(ありがとう!よろしくね!)

〈はい!では、良い旅を!〉

(ん!)

何か知らんけど、色々出来るみたい!楽しみ!それとチビナビちゃん達も増員とか!たまには島を見ないとな!中々暇が無いのがツラいトコだけど、仕方ないね。アナログって基本時間かかるもんだしね!
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