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学年末テスト Before
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【嵐side】
2月も約1週間程しか残って無い。
そう、学年末テストの時期がやって来てしまった。
なんか、ゲームばかり遊んでいたような気がするが勉強だってしていたんだぜ……誰に言い訳を言っているんだ、俺は。
例の如く、皆で勉強会をしているが…………いつの間にか、巧がジャンヌに良い雰囲気で勉強を教えている。
「いったい、いつの間に仲良く成ったんだ ? 」
つい、独り言が出てしまった。
「ヒッヒヒ、お兄ちゃんがホケホケしていても時間は、どんどん過ぎて行くのじゃ !
いい加減、鈍感系主人公みたいに、のほほんとしていると蝶子ちゃんからも星華ちゃんや秋穂ちゃんからも見棄てられても知らないのじゃ ! 」
由利凛が悪魔……邪神の囁きをする。
邪神になぞ、負けてたまるか !
俺には、蛍がいるから浮気なんてしないぞ !
「蛍先生のことを想像しているようだけど、大人な蛍先生が子供のお兄ちゃんを恋人にすると本気で信じているの ?
お兄ちゃんのことだから、告白もしていないんでしょう。
待っているだけで恋は実らないよ、お兄ちゃん !」
邪神の囁きなんかに負ける俺じゃ無いぞ !
それに、今の俺は軍神アレスでは無く、人間の大江戸嵐なんだ !
子供だからこそ、教師に成ったばかりの蛍に負担に成るようなことが出来るかよ !
「だ・い・じょ・お・ぶ、蝶子は嵐くんを見棄てないよぉ~、ねぇ嵐くん ❤️ 」
ムニュ
蝶子が胸を俺の腕に押し付けて来た。
……この流れは、夢と同じ !
不味い 、この流れは不味いぞ !
すかさず、蝶子から離れると近づいていた星華や秋穂にも気が付く、そこを俺の華麗なフットワークですり抜けた。
「チッ、勘づかれたのじゃ !
証拠写真をネタにして、お兄ちゃんに奢って貰おと思ったのに残念 ! 」
アッ 危ねぇ~、由利凛の奴は油断出来ないな !
ピンポーン ♪
ん ? 客か。
「ネコヤなのじゃ ! お兄ちゃんばっかりズルいから妾たちもお母ちゃんに特上鰻重とう巻き、マグロの刺身や唐揚げをねだったのじゃ !」
いけねぇー !
腹が膨れて眠く成ったから、片付けるのを忘れていだ!
だから、由利子オバチャンが睨んでいたのか !
「ちょっと悪いことをしたな。
まあ、それはそれ、俺も二度目の特上鰻重をゴチに成るとしようか 」
由利凛が不思議そうな顔をしながら、
「いくらなんでも図々しいのじゃ、お兄ちゃん !
お兄ちゃんは天重なのじゃ、奢ってもらえるだけ、お母ちゃんに感謝するのじゃ ! 」
仕方ないか、ネコヤの天重も旨いから不満は無いけどな。
由利子オバチャンとハルトおじさんも天重だから本当に不満は無いぞ。
皆で飯を食べた後は、きちんと勉強したぞ。
由利子オバチャンが恐いからゲームはせずに勉強会は終了した。
2月も約1週間程しか残って無い。
そう、学年末テストの時期がやって来てしまった。
なんか、ゲームばかり遊んでいたような気がするが勉強だってしていたんだぜ……誰に言い訳を言っているんだ、俺は。
例の如く、皆で勉強会をしているが…………いつの間にか、巧がジャンヌに良い雰囲気で勉強を教えている。
「いったい、いつの間に仲良く成ったんだ ? 」
つい、独り言が出てしまった。
「ヒッヒヒ、お兄ちゃんがホケホケしていても時間は、どんどん過ぎて行くのじゃ !
いい加減、鈍感系主人公みたいに、のほほんとしていると蝶子ちゃんからも星華ちゃんや秋穂ちゃんからも見棄てられても知らないのじゃ ! 」
由利凛が悪魔……邪神の囁きをする。
邪神になぞ、負けてたまるか !
俺には、蛍がいるから浮気なんてしないぞ !
「蛍先生のことを想像しているようだけど、大人な蛍先生が子供のお兄ちゃんを恋人にすると本気で信じているの ?
お兄ちゃんのことだから、告白もしていないんでしょう。
待っているだけで恋は実らないよ、お兄ちゃん !」
邪神の囁きなんかに負ける俺じゃ無いぞ !
それに、今の俺は軍神アレスでは無く、人間の大江戸嵐なんだ !
子供だからこそ、教師に成ったばかりの蛍に負担に成るようなことが出来るかよ !
「だ・い・じょ・お・ぶ、蝶子は嵐くんを見棄てないよぉ~、ねぇ嵐くん ❤️ 」
ムニュ
蝶子が胸を俺の腕に押し付けて来た。
……この流れは、夢と同じ !
不味い 、この流れは不味いぞ !
すかさず、蝶子から離れると近づいていた星華や秋穂にも気が付く、そこを俺の華麗なフットワークですり抜けた。
「チッ、勘づかれたのじゃ !
証拠写真をネタにして、お兄ちゃんに奢って貰おと思ったのに残念 ! 」
アッ 危ねぇ~、由利凛の奴は油断出来ないな !
ピンポーン ♪
ん ? 客か。
「ネコヤなのじゃ ! お兄ちゃんばっかりズルいから妾たちもお母ちゃんに特上鰻重とう巻き、マグロの刺身や唐揚げをねだったのじゃ !」
いけねぇー !
腹が膨れて眠く成ったから、片付けるのを忘れていだ!
だから、由利子オバチャンが睨んでいたのか !
「ちょっと悪いことをしたな。
まあ、それはそれ、俺も二度目の特上鰻重をゴチに成るとしようか 」
由利凛が不思議そうな顔をしながら、
「いくらなんでも図々しいのじゃ、お兄ちゃん !
お兄ちゃんは天重なのじゃ、奢ってもらえるだけ、お母ちゃんに感謝するのじゃ ! 」
仕方ないか、ネコヤの天重も旨いから不満は無いけどな。
由利子オバチャンとハルトおじさんも天重だから本当に不満は無いぞ。
皆で飯を食べた後は、きちんと勉強したぞ。
由利子オバチャンが恐いからゲームはせずに勉強会は終了した。
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