30 / 330
イケメン四天王 ②
しおりを挟む
【嵐side】
由利凛たちが絡まれているようだったから、助け船を出そうと思ったら相手の娘が半泣きで立ち去って行った。
「「「…………………………」」」
巧やロッキーも助けに行こうとしていたのだか、女子連中の様子を見て絶句していた。
「 言葉の暴力とは恐ろしいモノだな………」
「男の戦いと女の戦いは違うと云う処なんだろう………」
「少なくとも『口』では勝てそうに無いなぁ~」
巧、ロッキー、俺は思わず口に出していた。
「いやいや、お前は 昔、明日菜にボコボコにされて親父に告げ口した事があったろう………今の英里香やパラスに喧嘩して勝てるのか、負けるだろう!」
「 てっ てめえ、巧!
人が気にしていることを言いやがって、ナイーブな俺は傷付き易いんだぞ!
それにお前らだって、何時も由利子オバチャンに負けているじゃないかよ!」
「「………………………………」」
「ヘへン~ダ、ズボシだろうがァー!
本当の事を言われたら、ダンマリかよ!」
トントンと誰かが俺の肩を突付いた。
「うるせえなぁー、人が大事な話しをしている時に乱入してくんじゃねぇー! 」
振り返ると…………
「ゲェェェーーー! 由利子オバチャン………
ボコゥ 💥
「痛いじゃないかよ、由利子オバチャン! 」
「 ………先生、学校では『先生』をつけなさい、バカ者!」
「………由利子オバチャン先生 ?」
ボコゥ 💥 ボコゥ 💥
「 『オバチャン』は余計だ!
嵐は、今日の鍛錬は『腕立て伏せ』『腹筋』『背筋』『スクワット』をそれぞれ100回ずつ追加だ! 」
「ヒデェ~、それは無いよぉ~ オバ…………潮来先生!
それより何の用で俺達のクラスに来たんだよ、今日は『国語』の授業は無いぞ…………ハハァー、曜日を勘違いしたな オバチ………潮来先生!
ボケるには早いんじゃねえのかぁー!」
「…………嵐は、グランド10周追加な!
話しは逸れたが、………おい、由利凛!
3組の告下口が、泣きながら抗議に来たんだが………支離滅裂で 何を言っているか判らないが、由利凛、何か言ったのか?」
ゲッ、鍛錬が増えてしまった!
仕方がないから真面目にやるかぁ~、サボると由利子オバチャンが恐いからじゃ無いぞ!
しれっと何も無かったように次の授業の用意をしていた由利凛が静かに歩いて来た。
「潮来先生、妾に用事があるのかのう? 」
コッ コイツ、俺のやり取りを観察していたな!
「………由利凛の言い方は合っているが、実の娘に『潮来先生』と、呼ばれるのは来る者があるなぁ~」
「………公私混同は、駄目なんだと思うのじゃが『お母ちゃん』と呼んだ方が良いじゃろうか?」
コッ コイツ、いかにも心配そうに演技してやがるな!
由利子オバチャンは、誤魔化せても俺には判るぞ、ユリリン!
「いや、『潮来先生』で良いだろう。
私の娘は、真面目だなぁ~」
由利子オバチャン、騙されているぞ!
ユリリンの口角が邪悪に上がっているぞ………そういえば、コイツ、邪神だったわ!
由利凛たちが絡まれているようだったから、助け船を出そうと思ったら相手の娘が半泣きで立ち去って行った。
「「「…………………………」」」
巧やロッキーも助けに行こうとしていたのだか、女子連中の様子を見て絶句していた。
「 言葉の暴力とは恐ろしいモノだな………」
「男の戦いと女の戦いは違うと云う処なんだろう………」
「少なくとも『口』では勝てそうに無いなぁ~」
巧、ロッキー、俺は思わず口に出していた。
「いやいや、お前は 昔、明日菜にボコボコにされて親父に告げ口した事があったろう………今の英里香やパラスに喧嘩して勝てるのか、負けるだろう!」
「 てっ てめえ、巧!
人が気にしていることを言いやがって、ナイーブな俺は傷付き易いんだぞ!
それにお前らだって、何時も由利子オバチャンに負けているじゃないかよ!」
「「………………………………」」
「ヘへン~ダ、ズボシだろうがァー!
本当の事を言われたら、ダンマリかよ!」
トントンと誰かが俺の肩を突付いた。
「うるせえなぁー、人が大事な話しをしている時に乱入してくんじゃねぇー! 」
振り返ると…………
「ゲェェェーーー! 由利子オバチャン………
ボコゥ 💥
「痛いじゃないかよ、由利子オバチャン! 」
「 ………先生、学校では『先生』をつけなさい、バカ者!」
「………由利子オバチャン先生 ?」
ボコゥ 💥 ボコゥ 💥
「 『オバチャン』は余計だ!
嵐は、今日の鍛錬は『腕立て伏せ』『腹筋』『背筋』『スクワット』をそれぞれ100回ずつ追加だ! 」
「ヒデェ~、それは無いよぉ~ オバ…………潮来先生!
それより何の用で俺達のクラスに来たんだよ、今日は『国語』の授業は無いぞ…………ハハァー、曜日を勘違いしたな オバチ………潮来先生!
ボケるには早いんじゃねえのかぁー!」
「…………嵐は、グランド10周追加な!
話しは逸れたが、………おい、由利凛!
3組の告下口が、泣きながら抗議に来たんだが………支離滅裂で 何を言っているか判らないが、由利凛、何か言ったのか?」
ゲッ、鍛錬が増えてしまった!
仕方がないから真面目にやるかぁ~、サボると由利子オバチャンが恐いからじゃ無いぞ!
しれっと何も無かったように次の授業の用意をしていた由利凛が静かに歩いて来た。
「潮来先生、妾に用事があるのかのう? 」
コッ コイツ、俺のやり取りを観察していたな!
「………由利凛の言い方は合っているが、実の娘に『潮来先生』と、呼ばれるのは来る者があるなぁ~」
「………公私混同は、駄目なんだと思うのじゃが『お母ちゃん』と呼んだ方が良いじゃろうか?」
コッ コイツ、いかにも心配そうに演技してやがるな!
由利子オバチャンは、誤魔化せても俺には判るぞ、ユリリン!
「いや、『潮来先生』で良いだろう。
私の娘は、真面目だなぁ~」
由利子オバチャン、騙されているぞ!
ユリリンの口角が邪悪に上がっているぞ………そういえば、コイツ、邪神だったわ!
0
お気に入りに追加
22
あなたにおすすめの小説
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢は逃げることにした
葉柚
恋愛
皇太子の子を妊娠した悪役令嬢のレイチェルは幸せいっぱいに暮らしていました。
でも、妊娠を切っ掛けに前世の記憶がよみがえり、悪役令嬢だということに気づいたレイチェルは皇太子の前から逃げ出すことにしました。
本編完結済みです。時々番外編を追加します。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
隣の席の女の子がエッチだったのでおっぱい揉んでみたら発情されました
ねんごろ
恋愛
隣の女の子がエッチすぎて、思わず授業中に胸を揉んでしまったら……
という、とんでもないお話を書きました。
ぜひ読んでください。
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
令嬢の名門女学校で、パンツを初めて履くことになりました
フルーツパフェ
大衆娯楽
とある事件を受けて、財閥のご令嬢が数多く通う女学校で校則が改訂された。
曰く、全校生徒はパンツを履くこと。
生徒の安全を確保するための善意で制定されたこの校則だが、学校側の意図に反して事態は思わぬ方向に?
史実上の事件を元に描かれた近代歴史小説。
《勘違い》で婚約破棄された令嬢は失意のうちに自殺しました。
友坂 悠
ファンタジー
「婚約を考え直そう」
貴族院の卒業パーティーの会場で、婚約者フリードよりそう告げられたエルザ。
「それは、婚約を破棄されるとそういうことなのでしょうか?」
耳を疑いそう聞き返すも、
「君も、その方が良いのだろう?」
苦虫を噛み潰すように、そう吐き出すフリードに。
全てに絶望し、失意のうちに自死を選ぶエルザ。
絶景と評判の観光地でありながら、自殺の名所としても知られる断崖絶壁から飛び降りた彼女。
だったのですが。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる