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   それから気を取り戻した僕達は、アシュトンさんから現在の状態を聞いたのだった。
   どうやら魔族側は、かなり劣勢のようだ。
とりあえず、僕達は アシュトンさんに教わり 時間稼ぎをかねて結界を張ることにした。

   僕達の魔力は無尽蔵にあるので、非常に強力な結界を何重にも張る事ができた。
   アシュトンさんには内政に集中して貰い、僕達は情報戦を仕掛ける為にスパイ活動に秀でている魔族の方々に力を借りた。


『 王国 』が沢山の異世界人を召還したのは魔王国と戦う為では無く、『帝国 』や 『 聖国 』を攻める為だとうわさを流して貰った。
   その結果が出たのか、三国でにらみ合い 魔王国を襲う余裕が無くなった。

   そして、数年が経つ内に魔王国は国力を上げる事に成功した。
三国は、互いに牽制けんせいしていて内政をおろそかにしていたせいか国力を落としていった。



   時が経ち、僕と恭華は『 恋 』をして『 結婚 』した。


   その頃、クラスメート達は自分達の力を過信して自滅していき 一人も居なく成っていた。

   やがて僕達に可愛い赤ん坊が生まれた。
ジパングでは、あまり生まれなく成った『男の子』だ。

   僕達、二人の名前を一文字ずつ与えて 『 恭介きょうすけ』と名付けた。


   一方、天界でも変化があり、女神 メッサリーナは 数多くの違法( 神々の法律違反)が バレて 女神の資格を失い下級天使から、やり直しをする事に成ったそうだ。
   代わりに邪神ちゃんの双子の姉が女神に成るそうだ。
確か、名前は『エリリン』と、言っていた。

   邪神ちゃんは良く遊びに来る。
特に恭介の事を自分の弟の様に思っているらしく可愛がってくれる。
最近は、女神のエリリンちゃんも遊びに来て二人して恭介のお守りをしてくれる。

   どうやら恭介は『加護 』を二神から貰ったようだ。
僕達、二人は ジパングに帰る訳には行かなく成ったけど、恭介だけは ジパングに居る 恭華の妹夫婦に預ける事にした。

   邪神ちゃん達に恭介を託し僕達は息子との別れを惜しんだ。

   いつの日か、また逢える日を祈って 


   邪神ちゃん バンザーイ !

   邪神ちゃん ありがとう !

   僕達は邪神ちゃんに感謝した。





★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

[作者より]


   この物語は 『 茨城くん と 恋する乙女たち』
                        『残念勇者 の 物語 』

   右記の 物語の プロローグ に なります

よろしければ 右記の 物語も お読みください 
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