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「須賀さん、もうそろそろ、帰社されませんか」
もうすぐ時計の針が23時過ぎるというのに、彼、須賀朔夜はいまだにパソコンににらめっこでスケッチブックに何かを書き上げようとしていた。
たぶん、幕張に新しくできる水族館の建物をデザインしようと、時間を気にせず自分の世界に入り浸っていたのだと思う。
須賀さんはいつもそう…。
「あっ、佐倉さん。…そうですね」
腕時計を見て、やってしまったと、右手で頭をかく。
パソコンの電源を切り、立ち上がる。
「帰りましょうか」
23時15分。会社の前に事前にタクシーを呼び一緒に乗り込む。
10分ほどで彼のマンションへ着き、共に部屋に入る。
「すぐにご飯にしますから、シャワーを浴びてきてください」
インターネットで注文した食材が玄関の前に置かれた発泡スチロールの中に入っていて、その中身を取り出し、わたしはパパッと調理開始。
今日分は昨日のうちに下ごしらえをし、スピード料理できるように準備をしていて、彼がバスルームから出てくるちょうどに食べれるようにしている。
「いつもありがとう、佐倉さん」
一緒にご飯を食べ、彼はすぐにデッサンノートを取り出し、建築物のイメージを描いていく。
その間に、次の日の晩御飯の支度と、次の朝すぐにコーヒーが飲めるようコーヒーメーカーにコーヒー豆と水をセットし、次の日の朝ごはん用のパンを置いてから、同じマンションの下の階の我が家へ帰る。
この習慣は、かれこれ3年半続いてる。
彼と大学のゼミで出会ってから、ずっと。
ほっといたら野垂れ死ぬんじゃないかというぐらい、デザインに入り込んだら時間を忘れ没頭する彼のお世話をしてた。
「おはようございます」
8時15分。新宿駅から徒歩5分の所にある21階建オフィスの19階。
わたしは1人で出勤する。
彼は始発でもう出勤して仕事に取り掛かってるから。
わたしの名前は 佐倉 萌香。
K大学建築科卒業し、1年半前に東京にある最大手ゼネコンのカシマ建設に就職した。
須賀朔夜先輩のお世話係として、ゼミの教授が推薦してくれて入社が決まったような物で、仕事は主に内装のデザインやカフェの外観デザインの仕事をさせて貰ってます。
一応、わたしも大学時代に、結婚式場や海辺のカフェなどでデザインが採用された事がある。
でも、須賀さんの側に近かったから、須賀さんの入れ知恵が入ってると思われ、哀しい事に、実力だと思われてない。
オフィスに入ると、須賀さんはパソコンを食い入るように見て、昨日の続きをしてた。
その姿を見て、ときめくギャラリーの総務や事務の一般職の女子社員達。
ちなみに、須賀さんとは同じ大学出身のゼミが同じ腐れ縁の同期でも、須賀さんの普段の態度から付き合っているとは思われていない。
わたしも、社内では須賀さんと距離を開けるようにしてる。
仕事内容も須賀さんは出世コースで、レベルが違い過ぎる。
設計の仕事はデザインが煮詰まると残業せざるはおけなくて、デザイン部にいる女性はわたしを含め5人しかいなく、しかもわたし以外は早々に優秀な社内の社員と結婚して人妻で、定時早々帰社し、一般職の女子社員も20時までしか残業ができない。
20時過ぎるまでは一般職の女性社員から嫉妬されると仕事がやりにくくなるから、意図的に須賀さんに近づかない。
入社する前に、須賀さんにも、そう伝えた。
須賀さんの周りのギャラリー達。
総合職は自前のスーツだから、制服着用の女性達は一般職の社員。
須賀さんは長身で端正な顔立ちをしている。彫りが深いわけではなく、可愛い顔立ち。だから、幼く見られるのが嫌でブルーライトカット対策を兼ねて眼鏡をかけて、知的に見えるようにしている。
須賀さんとギャラリーから、自分のデスクに目をやる。
ホテルの内装と、チェーン店のカフェの外観デザインを任されていて、今週中に書き上げないといけなくて、ため息が溢れてしまう。
女性視点でデザインを施工主から依頼された時と、わたしのデザインするものが施工主の依頼に近い時に、仕事が回ってくる。
これでも、仕事を貰ってる方で、多忙な方だ。
すぐにパソコンの電源をつけ、仕事に取り掛かる。
定時退社日の水曜日。
今日は全社員、20時には帰社しないといけない。
勤務時間は9時から18時だけど、営業と設計は定時にはどうしても終わる事が難しく20時になった。
一般職の女性社員が優秀な男性社員をハントしようとして、デートの誘いや親交会としてコンパや飲み会を開くのもこの日。
出世コースの社員はお偉いさんからの飲みの誘いや接待に借り出され、この日は須賀さんは外食率が高い。
この日はわたしは1人で帰社し、自宅でご飯を作り21時まで、須賀さんを待つ。
来る日もあれば来ない日もある。
来なければ、須賀さん用に作ったおかずは明日の朝食か昼用のお弁当に入れる。
いつものランチタイム。
使われてないミーティングルームで設計課の人妻社員とお弁当を食べる事が多い。
人妻社員達は夫のために手作りの晩御飯や朝食、時に手作り弁当を作るとかで、余ったおかずでパパッと自分用のお弁当を作る。
社内に保育所があり、お弁当を食べたら早々に子供の様子を覗きに行ったりと仕事と育児を両立させている人妻社員は、短縮勤務や定時帰社でランチタイムの間しか関わる事は無い。
婚活に力を入れてる一般職の女性社員と違い一緒にいて気が楽で、ホッとする。
今日は水曜日。
20時15分に帰宅し、自宅のキッチンでコロッケとサラダと味噌汁を作った。
来るなら20時45分にはシャワーを浴びてパジャマ姿でやって来る。
親睦会というコンパか、課長が部長のセッティングでお見合いか、それともお偉いさん達との接待か…。
わたしは彼女じゃないから、何も言えない。
須賀さんが、建築物の設計にしか興味がないから他の女性にうつつ抜かすとか考えられない。
水曜日、この日は外食をして日をまたいでマンションに帰って来たとしても、わたしの部屋へ合鍵を使って入ってくる。
そして、この日だけはわたしを抱く。
普段淡白な、性に興味が無いような彼が、この日だけは獣になったようにわたしにむしゃぶりつく。
定時退社でパジャマ姿で我が家に来た日も、気分に寄っては食事の前でも構わず、いきなりキスし、舌を絡ませ寝室に連れて行き、時間をかけてわたしの身体を抱く。
しかも、ゴムはつけず、彼の欲望の白いエッセンスはわたしの中で無く外に放出されるが時に中に注がれる事もあり、普段からピルを飲み、緊急避妊用の薬を常に携帯している。
この事は彼は知らない。
23時過ぎ。
お風呂に入り、パジャマ姿でリビングでデッサンノートにイメージをした建築物を描いていると、鍵が開けられる音とドアが開く音がした。
玄関にかけつけると、スーツ姿の須賀さん。手にはバックを持ち、そのままわたしの部屋に。
いつもの事。
彼は少しお酒が入ってるみたいで、靴を脱ぐとわたしを抱き寄せ、濃厚なキスをする。
口の中にビールの味が伝わって来て、今日は親睦会というコンパだったと気づく。
スーツからも一般職の女性社員が好む甘い香水の匂いがする。
彼がわたしをお姫様抱っこし、寝室に連れてきて、わたしをベッドに降ろすと、素早くスーツを脱ぎ捨て、わたしに襲いかかり服を脱がし、わたしの身体を念入りにむしゃぶりつき、わたしと何度も同化する。
今日はちょっと、いや、かなりしつこい。
わたしに、彼の反り返った肉棒をしゃぶらせ、彼のエッセンスを飲ませたり、など、酔っ払ってるから仕方がないのかやりたい放題。
おまけに、中に出す。
中に出す行為がわたしの中で新たな人という命を生み出すという事を知らないのか、わたしが何度も外に出してとお願いしても聞き入れてくれない。
水曜日の夜だけは、彼はわたしを抱いて、抱きしめたまま眠りにつく。
そして、6時前に目覚め、寝たふりしてるわたしの頭をなで、ポッペかくちびるにキスをし、自分の部屋に帰り、シャワーを浴びて早々に出社する。
前の日の夜、彼が深い眠りについた後、もしくは行為による痛みで目が覚めた時に、彼のバックにパンと缶コーヒーを入れる。
普段の彼は人間の三大要求が欠如している。食欲、睡眠欲、性欲。
彼のこの要求は普段はスイッチが入らない。
水曜日の夜と週末以外は、彼はわたしが差し出すもの以外は基本的に食べず、最低限しか寝ず、性欲は完無だ。
こんな関係になったのはいつからだったのか…。
大学時代、彼と同じゼミに入り、彼のアシスタントを任されてから3ヶ月後の事。
あの日の事は今でも覚えてる。
もうすぐ時計の針が23時過ぎるというのに、彼、須賀朔夜はいまだにパソコンににらめっこでスケッチブックに何かを書き上げようとしていた。
たぶん、幕張に新しくできる水族館の建物をデザインしようと、時間を気にせず自分の世界に入り浸っていたのだと思う。
須賀さんはいつもそう…。
「あっ、佐倉さん。…そうですね」
腕時計を見て、やってしまったと、右手で頭をかく。
パソコンの電源を切り、立ち上がる。
「帰りましょうか」
23時15分。会社の前に事前にタクシーを呼び一緒に乗り込む。
10分ほどで彼のマンションへ着き、共に部屋に入る。
「すぐにご飯にしますから、シャワーを浴びてきてください」
インターネットで注文した食材が玄関の前に置かれた発泡スチロールの中に入っていて、その中身を取り出し、わたしはパパッと調理開始。
今日分は昨日のうちに下ごしらえをし、スピード料理できるように準備をしていて、彼がバスルームから出てくるちょうどに食べれるようにしている。
「いつもありがとう、佐倉さん」
一緒にご飯を食べ、彼はすぐにデッサンノートを取り出し、建築物のイメージを描いていく。
その間に、次の日の晩御飯の支度と、次の朝すぐにコーヒーが飲めるようコーヒーメーカーにコーヒー豆と水をセットし、次の日の朝ごはん用のパンを置いてから、同じマンションの下の階の我が家へ帰る。
この習慣は、かれこれ3年半続いてる。
彼と大学のゼミで出会ってから、ずっと。
ほっといたら野垂れ死ぬんじゃないかというぐらい、デザインに入り込んだら時間を忘れ没頭する彼のお世話をしてた。
「おはようございます」
8時15分。新宿駅から徒歩5分の所にある21階建オフィスの19階。
わたしは1人で出勤する。
彼は始発でもう出勤して仕事に取り掛かってるから。
わたしの名前は 佐倉 萌香。
K大学建築科卒業し、1年半前に東京にある最大手ゼネコンのカシマ建設に就職した。
須賀朔夜先輩のお世話係として、ゼミの教授が推薦してくれて入社が決まったような物で、仕事は主に内装のデザインやカフェの外観デザインの仕事をさせて貰ってます。
一応、わたしも大学時代に、結婚式場や海辺のカフェなどでデザインが採用された事がある。
でも、須賀さんの側に近かったから、須賀さんの入れ知恵が入ってると思われ、哀しい事に、実力だと思われてない。
オフィスに入ると、須賀さんはパソコンを食い入るように見て、昨日の続きをしてた。
その姿を見て、ときめくギャラリーの総務や事務の一般職の女子社員達。
ちなみに、須賀さんとは同じ大学出身のゼミが同じ腐れ縁の同期でも、須賀さんの普段の態度から付き合っているとは思われていない。
わたしも、社内では須賀さんと距離を開けるようにしてる。
仕事内容も須賀さんは出世コースで、レベルが違い過ぎる。
設計の仕事はデザインが煮詰まると残業せざるはおけなくて、デザイン部にいる女性はわたしを含め5人しかいなく、しかもわたし以外は早々に優秀な社内の社員と結婚して人妻で、定時早々帰社し、一般職の女子社員も20時までしか残業ができない。
20時過ぎるまでは一般職の女性社員から嫉妬されると仕事がやりにくくなるから、意図的に須賀さんに近づかない。
入社する前に、須賀さんにも、そう伝えた。
須賀さんの周りのギャラリー達。
総合職は自前のスーツだから、制服着用の女性達は一般職の社員。
須賀さんは長身で端正な顔立ちをしている。彫りが深いわけではなく、可愛い顔立ち。だから、幼く見られるのが嫌でブルーライトカット対策を兼ねて眼鏡をかけて、知的に見えるようにしている。
須賀さんとギャラリーから、自分のデスクに目をやる。
ホテルの内装と、チェーン店のカフェの外観デザインを任されていて、今週中に書き上げないといけなくて、ため息が溢れてしまう。
女性視点でデザインを施工主から依頼された時と、わたしのデザインするものが施工主の依頼に近い時に、仕事が回ってくる。
これでも、仕事を貰ってる方で、多忙な方だ。
すぐにパソコンの電源をつけ、仕事に取り掛かる。
定時退社日の水曜日。
今日は全社員、20時には帰社しないといけない。
勤務時間は9時から18時だけど、営業と設計は定時にはどうしても終わる事が難しく20時になった。
一般職の女性社員が優秀な男性社員をハントしようとして、デートの誘いや親交会としてコンパや飲み会を開くのもこの日。
出世コースの社員はお偉いさんからの飲みの誘いや接待に借り出され、この日は須賀さんは外食率が高い。
この日はわたしは1人で帰社し、自宅でご飯を作り21時まで、須賀さんを待つ。
来る日もあれば来ない日もある。
来なければ、須賀さん用に作ったおかずは明日の朝食か昼用のお弁当に入れる。
いつものランチタイム。
使われてないミーティングルームで設計課の人妻社員とお弁当を食べる事が多い。
人妻社員達は夫のために手作りの晩御飯や朝食、時に手作り弁当を作るとかで、余ったおかずでパパッと自分用のお弁当を作る。
社内に保育所があり、お弁当を食べたら早々に子供の様子を覗きに行ったりと仕事と育児を両立させている人妻社員は、短縮勤務や定時帰社でランチタイムの間しか関わる事は無い。
婚活に力を入れてる一般職の女性社員と違い一緒にいて気が楽で、ホッとする。
今日は水曜日。
20時15分に帰宅し、自宅のキッチンでコロッケとサラダと味噌汁を作った。
来るなら20時45分にはシャワーを浴びてパジャマ姿でやって来る。
親睦会というコンパか、課長が部長のセッティングでお見合いか、それともお偉いさん達との接待か…。
わたしは彼女じゃないから、何も言えない。
須賀さんが、建築物の設計にしか興味がないから他の女性にうつつ抜かすとか考えられない。
水曜日、この日は外食をして日をまたいでマンションに帰って来たとしても、わたしの部屋へ合鍵を使って入ってくる。
そして、この日だけはわたしを抱く。
普段淡白な、性に興味が無いような彼が、この日だけは獣になったようにわたしにむしゃぶりつく。
定時退社でパジャマ姿で我が家に来た日も、気分に寄っては食事の前でも構わず、いきなりキスし、舌を絡ませ寝室に連れて行き、時間をかけてわたしの身体を抱く。
しかも、ゴムはつけず、彼の欲望の白いエッセンスはわたしの中で無く外に放出されるが時に中に注がれる事もあり、普段からピルを飲み、緊急避妊用の薬を常に携帯している。
この事は彼は知らない。
23時過ぎ。
お風呂に入り、パジャマ姿でリビングでデッサンノートにイメージをした建築物を描いていると、鍵が開けられる音とドアが開く音がした。
玄関にかけつけると、スーツ姿の須賀さん。手にはバックを持ち、そのままわたしの部屋に。
いつもの事。
彼は少しお酒が入ってるみたいで、靴を脱ぐとわたしを抱き寄せ、濃厚なキスをする。
口の中にビールの味が伝わって来て、今日は親睦会というコンパだったと気づく。
スーツからも一般職の女性社員が好む甘い香水の匂いがする。
彼がわたしをお姫様抱っこし、寝室に連れてきて、わたしをベッドに降ろすと、素早くスーツを脱ぎ捨て、わたしに襲いかかり服を脱がし、わたしの身体を念入りにむしゃぶりつき、わたしと何度も同化する。
今日はちょっと、いや、かなりしつこい。
わたしに、彼の反り返った肉棒をしゃぶらせ、彼のエッセンスを飲ませたり、など、酔っ払ってるから仕方がないのかやりたい放題。
おまけに、中に出す。
中に出す行為がわたしの中で新たな人という命を生み出すという事を知らないのか、わたしが何度も外に出してとお願いしても聞き入れてくれない。
水曜日の夜だけは、彼はわたしを抱いて、抱きしめたまま眠りにつく。
そして、6時前に目覚め、寝たふりしてるわたしの頭をなで、ポッペかくちびるにキスをし、自分の部屋に帰り、シャワーを浴びて早々に出社する。
前の日の夜、彼が深い眠りについた後、もしくは行為による痛みで目が覚めた時に、彼のバックにパンと缶コーヒーを入れる。
普段の彼は人間の三大要求が欠如している。食欲、睡眠欲、性欲。
彼のこの要求は普段はスイッチが入らない。
水曜日の夜と週末以外は、彼はわたしが差し出すもの以外は基本的に食べず、最低限しか寝ず、性欲は完無だ。
こんな関係になったのはいつからだったのか…。
大学時代、彼と同じゼミに入り、彼のアシスタントを任されてから3ヶ月後の事。
あの日の事は今でも覚えてる。
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※30,000字程度で完結します。
(執筆期間:2022/05/03〜05/24)
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
2022/05/30、エタニティブックスにて一位、本当に有難うございます!
✼••┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈••✼
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○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
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(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
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