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最悪な裏切り行為 side 結衣

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京都で今勢いがあるベンチャー起業の株式会社ピースチームにWebアプリケーションエンジニア職として採用されたわたし。

早く一人前になりたくて、入社してから、資格の勉強や自発的に残業をして、雇ってくれた会社に奉公していた。

女性のITエンジニアはいくらスキルを大学でつけても、結婚出産があるからか、なかなか採用して貰えない。

修士課程を卒業したのにIT関係起業から何社も不採用通知を貰う中で、株式会社ピースチームから採用された事が本当に嬉しかった。

だから、感謝の気持ちをこめ、全力で成果を挙げると心に決めた。

大学1年の春からなんとなく付き合ってた恋人がいた。

クイズサークルで知り合った博識な3つ年上の博識な彼から告白され、流されるように付き合った。
K大の工学部情報学科で主席をとり、クイズ番組に出ていた彼。

好きという気持ちがあるかは不明だけど、なんとなく付き合ってた。

両親が不仲だったからか、男女の繋がりに冷めた感情を持ってたのかもしれない。

中高一貫女子校に通ってたから、初彼がその人で、手繋ぎ、キス、からのそれ以上の関係を彼と繋いできたけれど、たぶん、わたしは、彼の事を心底は愛してなかった。

だからかな、彼が任天社に就職してからは、疎遠な関係が続いた。

大学院博士課程を卒業した彼は任天社に就職し、1人暮らしを始めた。
普通なら、彼氏が1人暮らしをはじめたらら彼女なら通い妻みたいな事をするところ、修士課程で卒業する予定のわたしは、彼を放置して卒論と就職活動に明け暮れていた。

大学時代は放課後にサークルで顔を合わせていたから、理想のカップル的に思われてとかもしれない。
実際は、わたしと彼の間には温度差があった。

だからか、彼が大学から去ってからは、放置してた。

彼も、ゲーム開発クリエーターをしてるから、開発したゲームを週末にプレイしてクリアーしないといけなくて、わたしが彼の家に行っても、抱いて本能を発散する以外はゲームをしてたから、大切にされてない気がしてた。

わたしと彼は、別れる運命だっのかもしれない。

入社してから1年半、わたしは資格習得と、仕事に打ち込み、完全に彼を放置してた。

元々、彼も淡白で会う事を強制する人てまはなかったから、気がついたら月に1~2回しか会ってなかった。

お互い仕事が忙しいから、後、6年も付き合っていると別に合わなくても大丈夫と安心しきっていた。

まさか、彼が週末にコンパに参加し、わたし以外の女と身体の関係を持っていて、わたしの職場の同期に手を出すなんて思ってもいなかった。

まさかの出来事に、わたしは頭の中が真っ白になった。

同僚の香那ちゃんに、彼との2ショット画像を見せた時に、瞳を見開いて固まってるのを見て、まさかの展開に同様した。

1ヶ月ぐらい放置していた彼氏からLINE通話。

金曜日にコンパに参加し、女の子に本能をぶつけた彼氏は後ろめたさからか、わたしからのLINEに後ろめたさから通話したのだろう。

金曜日にコンパに参加した人をリストアップするのは無理なのはわかる。

わざわざ通話してくる事が、後ろめたい何かがあるという裏付けになる。

香那ちゃんの動揺が見えたから、彼氏からの言い訳という釈明を聴く気にならずに、通話を切り、ランチを半分も食べてなかったけれど、席をたつことにした。

6年間付き合っていたはずの彼氏の浮気よりも、同期の香那ちゃんの事を優先にしたわたしがいた。

それほど、彼氏の事がどうでも良かったわたし。

LINEを拒否設定にしようかと思ったけど、彼からの弁解を一応読もうとそのままにした。

わたしが、彼を放置していたのは認める。資格の取得で夜間の専門学校へ行き、週末は課題に打ち込んでた。

だからと、コンパに行って、好みの子とその場限りの関係を持っていいのか?

香那ちゃんが、初めてなのを言わなかったのも間違いだけど、彼の手慣れた女遊びに嫌悪感しかなかった。

なんとなく、香那ちゃんと顔を合わせるのが気まずくて、昼休憩は出勤前に買ったおにぎりをパクついた。




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