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どうする、わたし
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社内での大翔は、完璧な上司
でも、リッツモンドホテルの内装デザインでクライアント先にヒアリングにど同行するら際の、車内では、甘い言葉をわたしに、囁いてた。
大翔の事、あの日、別れたけれど、今だに、苦しいぐらい、好き……。
でも、その気持ちを、大翔に伝えたくない、天邪鬼なわたしがいる。
大翔と別れて、3年間、1人でがむしゃらに頑張ってきたから、今がある。
大翔に、求愛されて、嬉しい癖に、そっぽをむく、わたし。
大翔は、素直じゃないわたしを、勉強名目で、クライアント先に同行させるようになった。
手書き図面をCAD図面に仕立てる仕事や、校内コンペに建築デザインをだしたいのに、わたしをヒアリングに同行させる。
わたしは、ただ、大翔の隣にちょこんと座ってるだけで、仕事がらできる大翔を見てるだけ……。
「美桜、お願いだから、オレと寄りを戻して。もう、絶対に手放したりはしない。結婚しよう」
クライアント先に向かう車内で、甘い言葉をかけられ続けられてるわたし……。
それを、無言に、聞き流す、わたし……。
「素敵な内装デザインをありがとう」
リッツモンドホテルの内装工事が終わり、視察に訪れた際に、リッツモンドホテルの代表取締役から直接、お褒めの言葉を頂いた。
高級感を出すために、予算に関して、融通を利かせて下さった。
大翔がクライアント先と交渉し、大幅に予算の金額を上げたのもある。
だから、かなり、凝った、内装デザインにできた。
「美桜、今日は、直帰にして、飲みに行かないか?」
最後のクライアント訪問がリッツモンドホテルで、気持ちを良くしていたわたし、いつもは警戒して、ランチはお供しても、仕事終わりのサシ飲みは断ってたのに、首を縦に振ってしまった。
オフィスビル側の賃貸マンションに住んでいた大翔。
車をマンションに置きに行き、そこから、行きつけらしい、個人経営の居酒屋に連れて行ってくれた。
個室に案内され、タッチパネルで、メニューを注文していく。
「美桜はビール、苦手だったよな?レモンサワーでいい?」
「うん」
2年付き合っていたから、わたしの嗜好を良く知ってる大翔。
わたしの好物ばかり、注文してくれた。
美味しい料理に舌鼓を打つ。
大翔は、わたしが美味しそうに食べてる姿を、嬉しそうに見てた。
そして、わたしに、酔いが回り始めた頃、わたしを真剣な眼差しで見てきた。
「美桜、オレ、再来月から、アメリカの新シティ建設プロジェクトの設計士として渡米する。
今度は、美桜を連れて行きたい。奥さんとして、オレと結婚してくれないか」
3年前は無残にわたしを置いて、福岡に赴任した大翔……。
再会し、10ヶ月後に、まだ復縁してないのに、プロポーズをして、わたしと渡米したいと言ってきた。
「はい。……わたしを奥さんにして、アメリカに連れて行って下さい」
酔いもある。わたしは、四年前みたいに、大翔と離れ離れになるのが嫌で、大翔のプロポーズに、YESと、返事をした……。
「美桜、ありがとう。美桜、オレ、美桜が好きすぎて、いつも暴走しそうなのを抑えるのに必死だった。美桜、もう、手放したりしない。大事にする」
大翔は、居酒屋の個室なのに、わたしに近づき、抱きしめ、キスをしてきた。
「美桜、オレ、我慢できない。オレの家に連れて行っていい?」
料理がまだ残ってるのに、大翔は言う……。
大翔のわたしを求める艶っぽい眼差しに、わたしは、恥ずかしく思いながら、首を縦に振り、返事をしていた。
でも、リッツモンドホテルの内装デザインでクライアント先にヒアリングにど同行するら際の、車内では、甘い言葉をわたしに、囁いてた。
大翔の事、あの日、別れたけれど、今だに、苦しいぐらい、好き……。
でも、その気持ちを、大翔に伝えたくない、天邪鬼なわたしがいる。
大翔と別れて、3年間、1人でがむしゃらに頑張ってきたから、今がある。
大翔に、求愛されて、嬉しい癖に、そっぽをむく、わたし。
大翔は、素直じゃないわたしを、勉強名目で、クライアント先に同行させるようになった。
手書き図面をCAD図面に仕立てる仕事や、校内コンペに建築デザインをだしたいのに、わたしをヒアリングに同行させる。
わたしは、ただ、大翔の隣にちょこんと座ってるだけで、仕事がらできる大翔を見てるだけ……。
「美桜、お願いだから、オレと寄りを戻して。もう、絶対に手放したりはしない。結婚しよう」
クライアント先に向かう車内で、甘い言葉をかけられ続けられてるわたし……。
それを、無言に、聞き流す、わたし……。
「素敵な内装デザインをありがとう」
リッツモンドホテルの内装工事が終わり、視察に訪れた際に、リッツモンドホテルの代表取締役から直接、お褒めの言葉を頂いた。
高級感を出すために、予算に関して、融通を利かせて下さった。
大翔がクライアント先と交渉し、大幅に予算の金額を上げたのもある。
だから、かなり、凝った、内装デザインにできた。
「美桜、今日は、直帰にして、飲みに行かないか?」
最後のクライアント訪問がリッツモンドホテルで、気持ちを良くしていたわたし、いつもは警戒して、ランチはお供しても、仕事終わりのサシ飲みは断ってたのに、首を縦に振ってしまった。
オフィスビル側の賃貸マンションに住んでいた大翔。
車をマンションに置きに行き、そこから、行きつけらしい、個人経営の居酒屋に連れて行ってくれた。
個室に案内され、タッチパネルで、メニューを注文していく。
「美桜はビール、苦手だったよな?レモンサワーでいい?」
「うん」
2年付き合っていたから、わたしの嗜好を良く知ってる大翔。
わたしの好物ばかり、注文してくれた。
美味しい料理に舌鼓を打つ。
大翔は、わたしが美味しそうに食べてる姿を、嬉しそうに見てた。
そして、わたしに、酔いが回り始めた頃、わたしを真剣な眼差しで見てきた。
「美桜、オレ、再来月から、アメリカの新シティ建設プロジェクトの設計士として渡米する。
今度は、美桜を連れて行きたい。奥さんとして、オレと結婚してくれないか」
3年前は無残にわたしを置いて、福岡に赴任した大翔……。
再会し、10ヶ月後に、まだ復縁してないのに、プロポーズをして、わたしと渡米したいと言ってきた。
「はい。……わたしを奥さんにして、アメリカに連れて行って下さい」
酔いもある。わたしは、四年前みたいに、大翔と離れ離れになるのが嫌で、大翔のプロポーズに、YESと、返事をした……。
「美桜、ありがとう。美桜、オレ、美桜が好きすぎて、いつも暴走しそうなのを抑えるのに必死だった。美桜、もう、手放したりしない。大事にする」
大翔は、居酒屋の個室なのに、わたしに近づき、抱きしめ、キスをしてきた。
「美桜、オレ、我慢できない。オレの家に連れて行っていい?」
料理がまだ残ってるのに、大翔は言う……。
大翔のわたしを求める艶っぽい眼差しに、わたしは、恥ずかしく思いながら、首を縦に振り、返事をしていた。
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